2010年05月20日

どうしたらコントロールがよくなりますか?


子供達からの質問


『どうしたらコントロールがよくなりますか?』


キャッチャーミットに向かって全力で投げているのですが、

イメージしたように投げれない時があります。

さて、どんなアドバイスを送ってあげましょうか。



私だったら・・・石川遼選手と菊池雄星選手の対談からヒントを頂きました。

雄星選手
「あそこに投げようと思うのではなくて、
 あそこに投げられる一定のフォームを身に付ける」

石川遼選手
「あそこに打とうと思ったって絶対に行かない。
 あそこに必ず行くっていうスイングを身に付ける」

二人から同じ意味の言葉がでて驚きました。


「コントロールがバラバラ」という本当の意味は、
「投球フォームがバラバラ」だということでしょう。

同じリズム、同じバランス、同じタイミング

一定のフォームを身に付ければ、
結果としてコントロールも一定してくる。


私もそう考えるようになりました。



では、どんなトレーニングをすれば良いのでしょうか?

これは毎日できる簡単なトレーニングがあります。

それは「字」を書くことです。

机にまっすぐ座って、
椅子にまっすぐ座って、
紙に向かってまっすぐ向いて、

「一」という字を、(「三」の方がいいかも)

指先の同じリズム、バランス、タイミングで何度も繰り返し書いてみる。

一文字一文字を、ゆっくり呼吸をあわせて、同じフォームで書くように心がけてみます。もちろん学校の授業で書くノートも丁寧に書くことを心がけます。

小学生は一日4時間から5時間くらい、学校の机に向かっていると思います。この時間を大切に過ごせれば、野球にも大切な集中力や、鉛筆を動かす指先のコントロールなどが身に付くでしょう。

同じ所へ同じボールを投げるのはプロ野球選手でも難しい技術です。同じ「字」を書くのも同じボールを投げるのも、私は一緒だと思います。


新しい技術を覚えたからといって、コントロールが急に良くなる事は少ないです。毎日一歩一歩の小さな積み重ねが、同じ事の繰り返しが、同じ結果を生むのでしょう。




プロ野球選手もマネをしてみるのも最適な方法です。

一つアドバイスがあるのですが、

投球フォームを真似るのではなく、

投球のリズムを真似してみましょう。

自由な足を上げるまでの、 イチ、イーーチ、イッチ
自由な足を着地するまでの、ニーの、ニの、に〜の
ボールをリリースする、サン

このようなリズムと音でプロ野球選手を真似してみると、
頭の中にイメージが作りやすいと思います。

こちらにも書いてありました 2010/01/16 ストライクを作る

posted by metoo at 12:39| 千葉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 教えてください | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文字を
『ていねい』書くことといい。


なかなかの指導力ですよね。

[投手をつくる]は、何度も参考にさせてもらっいます。



だから、インコースの打ち方や立て振りの打撃も、しっかり楽しみにしていたんです。
子供達にも、お母さんにも解る指導がいいですね。
Posted by 野球小僧の父 at 2010年05月20日 19:26
ノートの字が雑な小猿くん。。。何度『丁寧に書け!』って言ったところで変わりません(-"-)
ということで、『コントロールを良くするためだ!』ということで、早速、小猿くんにお話ししました^^


>同じリズム、同じバランス、同じタイミング

これって、大事ですよね。
小猿くんがコントロールを乱すときって、大体、リズムが狂ってます。
リズムが狂うから、タイミングがずれてきて、それを無理矢理、修正しようとバランスも崩す。。。
そんなパターンに陥ってるように思います。
Posted by PAT at 2010年05月20日 22:07
家の息子も5年でピッチャーをしておりますが、
やはりコントロールに四苦八苦しています。(笑)
コントロールが急によくなることは無く、
やはり「自分のリズム」「バランスのいいフォーム」を固めていくのが結果的には一番の近道ですね。毎日の地道な練習の積み重ねしかないのですが、飽きっぽい小学生にそれを
させるのに日々苦労しています。^^
Posted by itomikusu at 2010年05月21日 09:38
うちはスポンジボードとメトロノームがあります。
スポンジボードは縦横38.1cm+6.75cm×2角の板に低反発素材を貼り付け、淵をボールの幅1個分赤でペイントしたものです。

これを、5mぐらいの位置においてからピッチング練習しています。

はじめに、月初に私が球を受けながら、メトロノームを調整します。
構えたところにいい球来たな。
って時のテンポを記録しておき、以後そのテンポで投げさせています。

徐々に1mずつ距離を伸ばし、最終的に17mまで伸ばします。

16じゃないの?って言われますが、捕手は、ベースの後ろにいますので。

大体コレで、テンポは一定になりますね。
捕手からの返球、サイン出すタイミング等も一定になり、テンポ翌投球できるようになり試合時間の短縮にも繋がります。

ちなみに字のことですが、夏休みなどの長期休暇のとき、漢字の書き写しの宿題なんかありますよね。
これ、私が見ます。
キレイにではなく丁寧に書いてないと、消しゴムで全消しです。
親御さんからは喜ばれてますw(苦笑
他の宿題ももちろんみます。
文武両道ですから。
Posted by 鬼ノッカー at 2010年05月21日 14:35
最近の講習会で紹介している内容:
セットに入りシャドーピッチングをさせ
最後まで投げさせたら即元のセットに戻させる。これを数回すると下半身の粘り「股関節が柔軟になります。」無論 体のブレは注意して下さい。
その練習後、正式なホームからピッチャープレートまでの距離の7割ていどの近さから
連続ストライク5個入れば8割の距離にして
5連続ストライクは入らなかったときには7割に戻る。この練習を数日すると、我がチームの投手陣のコントロールは抜群によくなりまいた。下半身の粘りの練習を充分させる事。また、股関節の歪のチェックはする事です。これが悪ければ話になりませんぞ〜
投げる球の急速は投球フォームの再チェックで5〜7Kは早くなります。
小平市での講習会で紹介はしました。
Posted by 店長 at 2010年05月21日 19:17
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