2009年12月15日

バンザイ投げ

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1)普通に立つ
2)ひざを曲げてしゃがみ腕をクロスする(バン)
3)ひざを伸ばした勢いで両腕を上げる(ザイ)
4)上げた勢いで投げ下ろす(投げ)

今日入部してくれた、
生まれて初めてボールを投げる子。

腕が背中から出てきたり、
ひじが伸ばせなかったり、
いろんなフォームを楽しませてくれますね^^

自分でも、利き腕ではない手でボールを投げてみれば、生まれて初めてボールを投げる子と同じような特徴がわかりやすいと思います。


この「バンザイ投げ」は右投げの自分が左でどうやって投げようか?から考え付きました。

「バンザイ投げ」が一番簡単でしっくりするイメージがあり、すぐにまともなボール?というか左投げの中で一番スピードボールが投げれました。

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さらにバンザイの動作にジャンプを取り入れてみると、ステップして投げることにつながり、もっとスピードボールが投げれました。


音とリズムが頭の中に染み込みますので、「バンザイ投げやるよ」と一週間後に言ってもすぐに思い出すことが出来るでしょう。


少年野球では6年生の一学期に入部してくる子もいますので、秋までの半年間を急いで育てなければいけないケースもあります。こんな時にもまずは「バンザイ投げ」から入ると、ボールを投げれる自信から進められるので成長のスピードが違ってきます。

ボールの握り方など細かい部分もあるでしょうが、
言って欲しくない言葉、言っても無意味な言葉があると思います。

「もっとひじを上げて!」
「もっとひじを柔らかく!」
「もっと腕を伸ばして!」
「もっとリラックスして!」
「もっと腕を振れ!」

このような言葉は上半身をさらに固くしてしまい、動かしたい部分をよけい意識してしまい、なかなか上手く投げれませんでした。

『上半身を直したければ下半身から』


radio01.jpg
昔やったラジオ体操の動作です。

最初にしゃがむことによって体重を下へ、
ひざからの体重移動で上へ、
その勢いで両腕を上げさせてしまう。

この時、両腕を上げさせてしまうのが狙いです。
自然と、無意識に、体の反射を利用させます。

あとは、
上げたものを投げ下ろすだけです。


注意点は、
*ボールを受ける大人は座って構えてあげてください

「ボールを投げ下ろす」
上から下へ向かって投げる事が大切です。

子供の目線よりも上に大人が構えてしまうと、
下から上に投げ上げることになってしまいます。

これは子供にとって最も危険な動作です。


もう一つ大切なのは

「バンザイ投げ」でスピードボールが投げられたら

(*^-^)b グゥ〜〜〜

ニコッと笑っておおげさに驚いてあげましょう^^

始球式からへつづく
posted by metoo at 00:00| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前に工藤投手が野球少年達に「両腕をバンザイさせて…」なんて教えていたのを知っていたので、うちの子供達にも同じ教え方をしていましたが、膝を使うと もっと簡単に腕が上がりますね。

うちの娘のチームにも、ジェフ・ウィリアムスばりの左腕サイドスロー初心者がいるので(しかもノーコン)、キャッチボールの時に『バンザイ投げ』を教えてみます。

ボールに力が伝わるのを実感してくれると嬉しいんですけどね。
Posted by kisuke34 at 2009年12月15日 00:42
チームのキャッチボールコーチを自負する私。
今日の平日練習で試してみますね(^^)
意外に6年生がこの時期テキトーにキャッチボールする子が出てくるので、
そんな子にも有効かもしれません。
Posted by gittyo-4 at 2009年12月15日 08:25
子供はボールを遠くに投げたがります。
すると、下から上の動きに近くなってしまいます。
真下投げや、ワンバンスローも上から下の練習だったのですが。
子供の遠くに投げたがる気持ちに負けました。
ちょっとした思い出です。
Posted by at 2009年12月15日 11:12
洗った後のペンキ刷毛の水を切ろうと刷毛を振り廻していて気づいたことがあります。
腕を(刷毛を)遠心力で振り回しても、思ったほど水はビュッと切れてくれません。
腕を(刷毛)ボールを投げる要領で内旋させて振ると、水がよく切れるのが分かります。メンコ投げのように頭の上で腕を旋回させ足元に水を叩きつけるように腕を振り下ろす、というイメージです。
寒い今の季節には向きませんが、一人で出来て、水の切れ具合=ボールへの力の伝わり具合と分かりやすいトレーニングだと思います。
Posted by 野球中年 at 2009年12月15日 14:48
◆kisuke34さん、ありがとうございます。

腕を上げてから投げ下ろすだけなので、サイドスローでもいけると思います。

左のサイドスローなんて見たことないでしょうから、小学生は打ちあぐむでしょうね^^


◆gittyo-4さん、ありがとうございます。

いろんな個性的な投げ方をする子供達ばかりですから、一つにまとめてはいけないのは考えました。しかし誰か一人でも何かに当てはまってくれると助かりますね。


◆名無しさん、ありがとうございます。

真下投げなどもいろいろ試しましたが、
まずは腕が上がらないと進めませんでした(T_T)


◆野球中年さん、ありがとうございます。

筆や刷毛の水切りも同じ動作ですね。
みんなで水掛け合ったりするのは楽しそうです^^

今の子供はヨーヨー遊びはやったことあるのでしょうかね?

子供は寒くても外で元気に駆け回ってもらいたいです^^


Posted by metoo at 2009年12月15日 21:46
小猿くんは、なぜか最初から普通に投げられました。TVで野球ばっかり見ていた為でしょうか。。。
それだけに、全くボールを投げたことのない子に、どう教えて良いか全くわかりません^^;
チビ猿ちゃんに投げ方を教えてキャッチボールをしよう、と企んでるんですけど、なかなか上手く伝えられないんですよね・・・ということで、バンザイ投げ、チビ猿ちゃんで試してみたいと思います^^
Posted by PAT at 2009年12月15日 22:36
自分が左(利き腕で無い方)で投げる・・・
思いもよりませんでした。
でも、初めてボールを持った時の記憶が消えているオジさんの私が、子供達に教えるには 絶好の機会 かもしれません。
グローブ買っちゃおうかしら。

Posted by WAT at 2009年12月15日 22:52
あ、名無しになってました(^^A
急いで携帯からコメントしましたので、気づきませんでした・・・

腕をあげて投げる動きの練習のひとつに基本のきの本にもあるように、ラジオ体操の動きの延長で投げることもやったことありますね。

私が言いたかったのは、特に低学年は忘れる天才なのでやらせたいことが染み付いてくれるとは限らない所に落とし穴があるなと実感したことがありますのでコメントしたしだいです。
ま、もちろんmetooさんは分かっていらっしゃると思っていますが。

それと、私の記憶では、うまく腕を回せない子供も多かったような記憶があります。たとえば、肘できれいに円を描けないとか。
そういう子供達に対しては、バンザイ投げは有効そうですよね。
今の子供達は、意外と腕を上に上げる動作をする機会が少ないのかもしれませんね。
Posted by アンバサダー at 2009年12月15日 23:29
◆PATさん、ありがとうございます。

ぜひ娘さんで試していただきご報告をお願いします。

小猿くんには次のステップを試してもらいたいので、よろしくお願いします^^


◆WATさん、ありがとうございます。

初心者=利き腕の逆

たぶんあっていると思います^^


◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

私より私のブログを覚えてらっしゃいますね^^

>うまく腕を回せない子供も多かったような・・・

仰るとおりいろんな子供の個性がありますね。
一つにこだわって型にはめ込むつもりはありませんが、やったー!投げれた!の楽しさを早めに味わってもらい。上手く投げれない子ほど成長が遅れてしまうのは感じます。投げれる楽しさを、今日すぐにでも体感して欲しいなと思います。
Posted by metoo at 2009年12月16日 02:20
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