2009年11月02日

ツーストライクアプローチ

「ツーストライクアプローチ」

昨晩のGetSportsで初めて耳にした言葉でした。
(たしかこのような言葉だったと思います)

しかしGetSportsというかテレビ朝日の野球番組に関しての製作はすごいと思います。よっぽどの野球好きか、番組スタッフのどなたかのお子さんが少年野球をされてるのかな?などと内容の濃さにいつも関心してます^^



第二戦 稲葉選手のホームランでわかるように、日本ハムはツーストライクからしっかりファールで粘って、甘い球を仕留めるバッティングを全員がしてきます。

「ツーストライクアプローチ」というのは、
日ハムはツーストライクの追い込まれたらやることが決まっているそうです。


右打者は右足の前までポイントを下げてファールを打つ

粘って粘って甘い球がきたらしっかり打つ


普通、ツーストライクに追い込まれたらバッターは緊張していい結果がでません。しかし、ツーストライクに追い込まれてもやることが決まっていれば安心します。ツーストライク ノーボールからしっかりボールは見逃し、ストライクをファールにしてツースリーになれば、追い込まれているのはバッターでしょうかピッチャーでしょうか?日ハムはツーストライクに追い込まれても、それを逆に利用してピッチャーを追い込むような戦略、これをツーストライクアプローチと呼ぶそうです。これは古田氏も同じことをやっていましたしイチローにも似たようなものを感じます。日ハムのビックイニングはこのようにしてつなぐ野球を徹底しているのですね。





現在、関西ボーイズリーグのオール枚方監督
NHK高校野球解説でおなじみの鍛冶舎巧(かじしゃたくみ)さん

プロフィール
・県立岐阜商業高 全国ベスト8(投手)(選抜甲子園通算100号本塁打)
・早稲田大(ベストナイン)
・昭和49年 松下電器産業入社
 (〜55年 外野手・1塁手)
・昭和50年 ドラフトで阪神が2位指名(入団せず)
・昭和61〜平成3年 松下電器野球部監督
・平成元〜3年 全日本コーチ
・平成11年〜 松下電器野球部長
・NHK高校野球の解説、昭和60年春〜
・オール枚方を2度の世界王者に導く
・現在、パナソニックの常勤役員
・ゴルフの石川遼をサポート



かん高い声を聞けばすぐに思い出しますね^^


オール枚方の全選手は、ツーストライクに追い込まれると、バットを極端に短く持ち、スタンスをいつもよりも広げて「間単には三振しない!」バッティングスタイルに変えてきます。中学野球ですが、これから先の高校野球やその先を考えての指導だそうです。




私は監督には大きく分けて3つのパターンがあると勝手に思っています。

投手出身の監督は、
「選手の気持ちを最大限にいかすタイプ」
例えば、星野、渡辺久、東尾

捕手出身の監督は
「データを元に計算するタイプ」
野村、森、古田


最後に野手出身の監督は

「相手の嫌がる野球をしてくるタイプ」

大きく分けすぎでしょうが、
こんなふうに私は考えていました。

ちなみに少年野球でバント好きな監督は野手出身が多かったからです^^


選手時代をどのように過ごしたかによって、監督としての采配に大きく影響してるのでは?というあくまでも想像です。もちろん監督になってからたくさんの野球を取り入れて進化している方もたくさんいますが。


日本シリーズ巨人対日ハムを見ていて思ったのですが、

日本ハムファイターズは北海道へ行ってからどうして強くなったのだろう?

ヒルマン監督の力もあるでしょうが、
昨日のGetSportsを見ていて
やっぱり白井一幸さんの指導力を痛感しました。

たまにですがGetSportsに白井さんが出演するので必ずこの番組はチェックしています。白井さんのコメントを聞いていると、野村監督以上の野球に対する考え方を学べるからです。


ツーストライクに追い込まれたらどうするのか?
どんな考え方をすれば落ち着いてプレーできるのか?

思いっきりいけ! 集中しろ! フルスイングだぞ!

何をするために思いっきりいくのか?
何に対して集中するのか?
何を狙ってフルスイングするのか?

チームの戦略と目的を加えてあげるだけで、
選手のメンタル面は大きく変わりますね。


日ハムの強さは野球の進化でしょう。

今後も白井さんの放送予定をチェックして行こうと思います^^


追記です

「ツーストライクコントロール」ではなく
 ↓
「ツーストライクアプローチ」の間違いでした(^^ゞ
posted by metoo at 17:43| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『ツーストライクコントロール』、初めて聞く言葉です。
小学生に簡単に出来る技ではないでしょうけど、こういう考え方がある、ということを知っておくだけでも、ツーストライクに追い込まれたときの気持ちの余裕度が違ってくるかもしれませんね。

現役時代のポジションと戦い方の相関関係、ちょっと面白いですね^^
Posted by PAT at 2009年11月03日 00:09
見逃してしまいました。
今度のご一緒したときに
教えてくださいね。

日ハムの野球を見ていると、
レベルの高いことに驚かされます。

WBCの日本代表がやっていた
野球に近いな、と勝手に思って
います。どこからでもつなぐ
野球ができるあたりはそっくり
じゃないでしょうか。

2ストライクからは基本的に
各打者が逆方向を狙って打って
いるな、と思っていましたが
それはポイントを近めにして
大振りしないようにしているから
なのですね。納得です。

しかし、内海から打った稲葉の
ホームラン、すごいですよあれは。
稲葉はたぶんまっすぐ7割くらいの
タイミングで待っていたのに、本当に
一瞬のためを作って変化球をスタンド
までもって行きましたからね。

ああいうバッターを打ち取るために
ムービング系のボールが生まれた
のでしょうね。
Posted by shun at 2009年11月03日 07:45
鍛冶舎さんは私と郷里が同じですからファンです^^
ベースボールマガジンの【日本の高校野球・東海編】にロングインタビューが掲載されていますよ。

2ストライクに追い込まれた時、そこからしぶといバッターがどのチームにもいますね。
こういう選手は見ていて本当にイヤラシイです^^

Posted by ドラ夫 at 2009年11月03日 11:27
◆PATさん、ありがとうございます。

第2ストライクプレッシャーだったかな?
はっきりと覚えていない自分に
老後の不安を感じました^^


◆shunさん、ありがとうございます。

ツーストライクに追い込まれた選手に対して、
どうやって安心感を持たせてあげるか?
という意味だと思うんです。

小学生にとってファールを打つ技術は難しいかもしれませんが、バットを短く持つことで安心感と目的がはっきりするかもしれませんね。


◆ドラ夫さん、ありがとうございます。

一度だけドラ夫さんとはお会いしましたが、
「声がでかい人だなぁ」と感じました^^

鍛冶舎さんも声がでかそうですねヽ(´ー`)ノ

来春にはグランドで再開したいですね!
Posted by metoo at 2009年11月03日 17:31
いつもブログ拝見させて頂いています。
GetSports私も見ました。
ツーストライクアプローチですよ。

白井さんわたしも好きです。
Posted by ゲッツ at 2009年11月03日 21:19
◆ゲッツさん、初めまして!
コメントありがとうございます。


ツーストライクアプローチ

ご指摘ありがとうございます!
すぐに訂正させてもらいましたm(_ _)m


これからはテレビを見ながらしっかりメモをとるようにします!^^
Posted by metoo at 2009年11月04日 19:24
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