女+又+心=怒
努めるという「努」という漢字は「力」
怒るという「怒」という漢字は「心」
「力」「心」がちょこっと変わるだけで、
少年野球ではまるで正反対のように意味が変わってしまいます。
なぜ大人は子供に対して怒鳴るのでしょうか?
よく怒なるシーンが見られるのは、
子供がエラーやミスをした時です。
「なにやってんだ!コラッー(`д´)」
私も罵声怒号タイプでしたので、
7年前5年前を振り返ってみると、
その心境はよーーーく理解できます。
大人が子供を怒鳴りつけるということは、
「この子は(10)できるだろう!」
(お前なら10できる!)子供に対しての愛情
(10できる選手になって欲しい!)子供への期待がありました。
しかし、エラーをした子やミスをした子に対して、
「どうして出来ないんだ!どうして期待を裏切るんだ!」
子供への愛情が、180度反対に変わってしまい、
期待を裏切った憎しみへ変わってしまうからでした。
子供に(10)を期待して(5)の結果かしかでない時、
期待を(5)裏切ったと考えてしまう。
本来(5)しかない能力を、
(10)できる!と高く評価し過ぎてしまっていたから、
感情が高まり、大きな声となってしまいました。
特に「親」という立場で我が子を見ると、
愛情が憎しみに変わってしまう、
とても悲惨な結果でした。
自分の子供だから、私は親だから怒鳴り散らしていい。
そんなルールを勝手に自分で決めていたからだと思います。
グランドに立ち、ユニフォームを着たら
「親」は脱ぎ捨てなければいけませんね。
子供を怒鳴り散らして指導する事は、
とても簡単な事です。
まして、暴力を使って、抑止力を見せ付けて指導する事は、
本当に愚かな人間のすることです。
子供たちは罪を犯したわけではありません。
たかが野球というスポーツで、
ミスをした選手に対して暴力を振るうのは、
これは犯罪です。
電車の中で、街の中で、会社の中で、
もし大人が子供を殴っている場面を見かければ、
すぐに警察を呼びますよね?
どうして指導者と選手だから、
グランドの中だから、
ユニフォームを着てるから、
暴力が許されるのでしょうか?
大きな声を出すということは、
動物で言うと、
自分を大きく見せたいという意思表示もあるでしょう。
臆病な動物ほど大きな声で相手を威嚇するといいます。
人間も同じように、
自信のない人間は大きな声を出したがるのかもしれません。
子供に対して、大人は大きく見せたい。
「オレがお前達を教えてやってるんだ!」
自分を自分で過大評価したいだけでしょう。
「指導力」という『力』のない指導者は、
期待した以上に子供を成長させることはできません。
指導者本人に『力』がないので、
感情が高まり『心』を乱して、
怒鳴り声と一緒に責任を子供に押し付けます。
『力』がなくなると、乱れた『心』が現れる。
『努』と『怒』
そんな意味もあるのかなぁ〜と考えてみましたヽ(´ー`)ノ
我が子が少年野球を卒業して、
指導者という現場から離れて、
過去の自分を見つめなおすと、
見てくることがたくさんありました。
こんな事書いてますけど、
人間として間違った行動をした時、
決められたルールを守らなかったり、
いじめやバットを使って殴ろうとした時など、
大人の抑止力を使ってでも、徹底的に怒鳴り散らします!^^
「笑って楽しく上達する」
これが最も難しい指導方法だと最近考えています。
これからもスマイルベースボールにチャレンジしていきます!
【関連する記事】
やっぱり腹が立つからどなってしまう
ことが私の場合多かったように思います。
自分の思い通りに行かないことに腹が立つ
のですね。 考え方を変えれば、思い通りに
動くように指導していないこちらが悪いのです。
ですが、逆に愛情のこもった「怒鳴り」も
あると信じています。それはmetooさんが
仰ったように「人間として正しいことを
真剣に教えてくれる」怒鳴りです。
こちらが怒鳴った時点で心を閉ざしてしまう
子には良くない手法かもしれませんが、
こういうのも特に男子に対してはケースバイ
ケースで必要かな、と思ったりしています。
結果論で怒鳴られ、怒られる。これが一番
子供が納得しないですね。
私も我が子がいた時はそうでした!
周りからは鬼に見えたかもしれません。。。
今は立場変わって(笑)チームの代表としては極力怒ることを禁じています。
出来るだけ叱るようにしていますが。。。
やはり、自分の子がいるコーチは怒っています我が子を。。。。
難しいいですね!
グランドで親子を捨てることは。
おっしゃるとおり、10の期待に対して、思うほどの結果が出ず、勝手に裏切られた気になってるんでしょうね・・・
うちのチームは、素晴らしい指導者に恵まれていて、怒鳴り声はそれほど多くないチームだと思います。まぁ、今年74歳の元気なおじいちゃん(チーム代表)が来なければ・・・ですが^^;
さすがに暴力はふるいませんが、
息子に対して怒鳴る事はよくありました・・
息子だけに怒鳴るのも、これも贔屓の一つ。
このように言われてからは私も自重するようにしてます。
私達の現役時代の指導者って 怒鳴る 拳骨 尻バット ありませんでした?
確かに萎縮する子供もいましたが、歯を食いしばり、なにくそと指導者とぶつかり合う子供もいたと思います。
江戸時代の男子 明治時代の男子 昭和の男子 平成の男子 草食男子予備軍の息子達にはちゃん付けが最良なのでしょうね。
ちゃん付けノック 実践しています。
『どうしてできない!』→指導がへたです
『気合を入れろ!』→ボキャブラリー不足です。適切な言葉を知らない。
『声を出せ』→野球の楽しみ方を教えていない。
怒鳴り散らすのは『わたしは教えるのがヘタです。勉強もしてません。』と宣伝しているのと同じです。
この記事を引用させていただきました。
支障ありませんか?
只今ハードディスクが壊れて再インストールに終われてます^^
引用はご自由にどうぞ!
>自分の思い通りに行かないことに腹が立つ・・・
自分に腹が立つ。でも選手に八つ当たりしちゃう。
私も子供達にたくさん迷惑かけました。
shunさんも、今は指導から距離をおいてますので、
次のチャンスが待ち遠しいのではないでしょうか?
遠くから離れてみるほど、近くに見えることってありますね^^
◆オージィーコーチさん、ありがとうございます。
誰でも初めてのことは失敗する。
私も恥ずかしい経験がたくさんあったからこそ、
今になって気がつくことがたくさんあります。
失敗することがとても大切だと最近よく考えます。
◆PATさん、ありがとうございます。
元気なおじいちゃんは・・・
仕方がないですね・・・
いつまでも元気でいてもらいましょうヽ(´ー`)ノ
◆ドラ夫さん、ありがとうございます。
私もよく息子を怒鳴りつけました。
あれだけ言われて野球を続けてるのが不思議なくらいです。
今は反省して、いい距離を保っていますが、
時々爆発しちゃってますヽ(´ー`)ノ
◆よっしーさん、ありがとうございます。
暴力がすべて悪いとは思いません。
横道に走ってしまったとき、
私は先生の暴力のおかげで立ち直れました。
しかし今の時代には、
マッチしていないのかなぁ・・・と思います。
◆Skyboys広報さん、ありがとうございます。
怒鳴る方には、原因、要因があると思うんです。
と言うか、実際に自分を振り返ってみると見えてきました。
自分に対してあせる。
自分に対して憤慨する。
限られた時間の中で、
親があせってしまうのでしょうね。
だから、高いお金を払ってでも野球塾などのビジネスが流行ってしまうのでしょう。
「子供に笑うことを教える」
これも良く教えると、何かおかしな話ですけどね^^
子供達と一緒に本気で泣きたいです。
怒鳴らないのも指導。
子供たちの成長を考えて指導していれば
間違いはないと思います。
主役は子供ですから。
指導者はその助けをするのが役目です。
時に厳しく、時に優しく。
難しいですね。
この話は、子どもを預かる、もしくは野球をコーチする立場として、これまで私にとって悩ましい課題でした。
metooさんの記事はもちろん、コメントを寄せているみなさんの意見もとても参考になったことや、以前、自分のブログでもこの件に近いことを書いたことがあるので、思わずというか、コメントを書かせていただきます。
コーチを始めたばかりの頃は、確かに自分の子どもを怒ってばかりいたような気がします。キャッチボールをしているときですら、ああでもない、こうでもないと怒ってばかり。気がつくと自分自身が全然楽しくない。そこで、軌道修正しました。
それは、怒る(もしくは叱る)のではなく、「注意してあげる」という意識を持つことです。また、同時に野球のプレーに関しては怒らない。
ただ、それ以外の例えば人をバカにした態度などは怒る(まあ、普通の大人として子どもを怒らなければいけないとき、ですね)。そう意識して実践するだけで、だいぶラクになりましたね。
怒りは、感情です。
怒りの感情を子どもたちが察すると、プレー自体を小さくしてしまうことが多いので、やはり気をつけたいですね。
いずれにしても、怒らなくてもいい野球をやりたいです。怒るって、すっごいエネルギーを使いますから、怒ってばかりいると、いつも以上に疲れます、私の場合は…。
あのような言い方で怒鳴られたら子供たちは本当にやる気がなくなるだろうと思いますし、コーチは普段は小心者なのかとさえ思えてしまいます。
普通の大人として子供を怒るのとは違います。明らかに自分を大きく見せている怒鳴り方です。そういう時には耳栓をしています。
しかし、それが子供にとって”ため”になっていない。
エラーしては怒鳴り、連係ミスしては怒鳴り、声が出てないと言っては怒鳴り・・。挙句の果てはやる気がないと決めつけてポジションを降ろしたり帰れ”と恫喝したり。
その瞬間瞬間で子供の”ため”から自分の”ため”に怒鳴る行為。
いつまでたっても少年野球の指導者にはこのタイプの人間ばかりなんでしょうか。
毎週、潰された子供達の顔を見るのが不憫・・。
こう書くと甘い、軟弱論で逆に諭される世界でもあります。全てが全て怒鳴るなと言ってるのではありません。怒鳴らないと子供達は動かないことも多々ありますから。ただ、執拗に、何度も、特定の子だけ・・これだけは絶対にしてはいけない行為です。
面白い意見ですね!
野球道は怒鳴ること。
私には思いもつかなかった信じられない言葉です。
◆Guestさん、お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
主役は子供。たしかにその通りだと思いますが、
実際の現場は違いますよね。
youtubeにでもアップしたらどうなるのかな?
なーんて考えてしまいます^^
◆FTBさん、お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
自分の子供にだけ厳しい言葉をかけるのも、エコヒイキだと思います。
難しいですよね、親って。
親もたくさん間違えて、失敗を経験しながら成長するものだと考えています。
生涯勉強しかないですよね^^
◆redsox555さん、お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
ブログを少しだけ拝見させていただきました。
とても貴重な体験話だと感じました。
また時間があるときにゆっくり拝見させていただきます。
◆anesaさん、お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
学校の隣の住宅に住んでいらっしゃる方達は大変でしょうね。
私だったら学校とチームに苦言を伝えてしまうだろうなと思います。
普通の社会人である大人が、どうしてユニフォームを着てしまうと変わるのか?
不思議な光景ですよね。
◆名無しさん、お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
相手は小学生、それも野球を始めてごくわずかな子供達。
限られた時間で子供を上達させなければ、というあせる気持ちがあるのでしょう。
一緒に楽しんであげればもっと楽しく上達も早いんですけどね・・・
監督、コーチという肩書きを、インストラクターという名目変えてみたらどうなるか?
肩書きだけで人格が変わってしまうのであれば、ちょっと試したくなりました^^