硬式野球部 | 1年 | 2年 | 3年 | 加盟校数 | 継続率 |
平成18年 | 61,952 | ||||
平成19年 | -8,012 | 53,490 | -14% | ||
平成20年 | -2,548 | 50,942 | 4,163 | -5% |
無事是名馬
(ぶじこれめいばなり)
怪我が無く長い間第一線で活躍できる事こそが、競走馬として最も重要な条件であるという格言。
新高校一年になる今の時期、
息子と野球仲間三人にこの言葉を伝えました。
高野連資料によると、
平成18年に1年生として高校硬式野球部に入部したのが
61,952人
平成19年の2年生になるときには
8,012人が辞めてしまい53,490人
平成20年の3年生になると
2,548人が辞めてしまい50,942人
1年生の時期に辞めてしまう子が多いです。
経済的に辞めてしまう子や
先輩と上手く付き合えない
練習についていけない
実力差を知ってあきらめる
いろいろ理由はあるでしょうが、
ケガと故障もあるでしょう。
◎入部して4月から5月までの1ヶ月。
受験で鈍った身体を急に運動をしてしまったケガと故障。
◎三年生が引退した8月。
やっとボールを使った練習が始まった頃のケガと故障。
この二つの時期に辞めていく子供が多いように思います。
どの高校も同じくらい練習は厳しいでしょう。
どの選手も練習量は同じです。
その中でケガや故障してしまうのは、
身体のケアをしなかった自己責任です。
練習前の準備、練習後の疲労回復を自分でしないと、
誰にでもケガと故障が待っています。
みんなで健康ランドにいってゆっくり楽しむのもよし。
酸素カプセルでリフレッシュするのもよし。
自分の身体をわかってくれてる、マッサージや接骨院、トレーナーと話し合うのもよし。
私は野球選手としての一つ条件というか、
子供達を見る点があります。
『走れる選手はケガをしない』
ケガをするから走れない。
↑↓
走れないからケガをする。
辞めていく選手の多くは走れない選手です。
最近の高校野球を見ると
「無駄な筋肉だなぁ〜」
18歳に必要の無い筋肉ばかり目立ちます。
無駄な筋肉ばかりつけて体重を増やし、
筋肉ばかり目が行くと、自体重でひざを痛めます。
(オスグットなど成長痛もあるでしょうが)
ひざを痛めると走れません。
次に、ひざをかばう動作を続けると腰に痛みがきます。
下半身が使えなければ、上半身。
肩やひじに頼りすぎた投げ方となり、
野球を辞める日が近づいてしまいます。
私の疲労回復はランニングです。
「今日は疲れたなぁ〜」
そんな時こそランニングをします。
ゆっくりゆっくり走ります。
それでも15分くらい走ると、
身体に痛みがでる箇所があります。
膝だったり股関節だったり肩だったり。
さらにペースをおとしてゆっくり走ります。
自分の身体にとって、気持ちいい走り方を探してゆっくり走ります。
腰の筋肉を緩めて、腕の筋肉を緩めて、全身を緩めて走ります。
30分後、気持ちがいい走りが、痛みを忘れさせています。
45分後、どこも痛くありません。ただ気持ちがいいだけです。
これ以上やると疲れが残るので歩いてます。
疲労回復というよりも、基礎体力が落ちてるだけですかねヽ(´ー`)ノ
皆さんは真似しないでくださいね^^
強い身体って何でしょう?
太くて大きい筋肉でしょうか?
柔らかくてしなやかな、
ケガをしない筋肉ではないでしょうか?
と、イチロー選手が言ってました。
「無事これ名調教師なり」
子供達にケガをさせない指導者。
そこまで気が付く指導者を目指したいですね。
1日で辞めちゃう子もいるのでしょうね。
WBCの決勝戦をもう一度見て、
あの感動を夢見て戻ってきてもらいたいですね^^
ケガをしない筋肉ではないでしょうか?
まったく、そのとおりだと思います。
付け加えて、姿勢も大事ですね。
まっすぐ立つ、
きれいなお辞儀をする、
美しく歩く、
教えるのはそれぐらいでいいでしょう。
ボールを捕ったり投げたりは一緒に遊んでるだけで十分でしょう。
↑とは言ってもまわりにはなかなか理解してもらえません。大人は真面目すぎる。
子供は馬と違って会話ができますから、
きちんとコミュニケーションをとるのが大切なのでしょう。
ただ、子供は痛みを、隠して、黙って、我慢する時もあるので心配です。
◆Skyboys広報さん、ありがとうございます。
痛みを我慢すると、姿勢が壊れますね。
さらに壊れた姿勢が、また痛みを広げてしまう。
気持ちがいい姿勢。
気持ちがいい動作。
これがケガと故障の予防に一番でしょう。
>大人は真面目すぎる。
親は特に我が子の成長を急ぎたいのでしょうね。
楽しく遊んでれば、勝手に上手くなるのに^^