次回は4年後の2013年。
オリンピックと同じサイクルにあわせる必要もないのですが、
第三回WBCがあるといいですね^^
第二回WBC原監督についてメモしておこうと思います。
『ツーウェイ』
一人が二通りのポジションを守れるように、
原監督は大会前にコメントしていました。
最初はポジションだけの意味だと思っていました。
ところがもう一つ意味がありました。
「左投手の打線」
「右投手の打線」
二通りのポジションと
二通りの先発打線
「ツーウェイ打線」
(あえて打順ではなく打線と書きます)
これはとてもいいアイデアだったと思います。
「ツーウェイ」
このキーワードが原ジャパン躍進の大きな要素だったと思います。
この「ツーウェイ打線」を可能にするには予告先発でなければいけません。
1日前の予告先発があったからこそ出てきたアイデアでしょう。
(原監督はセリーグよりパリーグむきかな?^^)
原監督の頭の中には最初からこんな想定があったと思います。
イチロー
◎(ダミー)
青木
◎(ダミー)
◎(ダミー)
◎(ダミー)
福留
城島
岩村
(左打者4人、右打者1人、当て馬4人)
予告先発がなければ、二番、四番、五番、六番の4人を当て馬で使うことになり、28人のベンチ入りでは24人しか使えなってしまい、どのチームも当て馬ばかりの選手交代ではつまらなくなったでしょう。
原監督のツーウェイ打線がわかりやすいのが、
キューバ戦のオーダーです。
3/15キューバ戦 左投手
6対0
(右)イチロー(左)
◎(遊)片岡(右)
(左)青木(左)
◎(三)村田(右)
◎(指一)小笠原(左)
◎(一)内川(右)
(中)福留(左)
(捕)城島(右)
(二)岩村(左)
左打者5人、右打者4人
3/18のキューバ戦 右投手
5対0
イチロー(左)
◎(遊)中島(右)
(左)青木(左)
◎(指)稲葉(左)
◎(三)村田(右)
◎(一)小笠原(左)
(中)福留(左)
(捕)城島(右)
(二)岩村(左)
左打者6人、右打者3人
(途中、中島選手の体調不良などもありましたが)
固定するところは頑固に決めていましたね。
7回、8回、9回を担当する決まったリリーフ投手の起用方法を、
「勝利の方程式」などと言われる言葉がありますが、
『ツーウェイ打線』
今後、日本のプロ野球で浸透していくでしょうか?
と言うよりも、パリーグでは浸透しているのでしょうか?
(セリーグに予告先発はありませんので)
ツーウェイの打線を組みたかったから、
ツーウェイのポジションを選手達に求めた。
自分の打順に落ち着いて入れるように、
走者になったとき慣れない後続打者の打球を見るよりも、
試合中盤から投手が変わっても、
いつも通り決まった打順に入れるように、
大きく打順を入れ替えなかったのは、
こんな理由もあったかもしれません。
原監督にスモールベースボールはないと書いてしまいましたが、
これも原監督ならではのスモールベースボールかもしれません。
原監督の『ツーウェイ』作戦。
第二回WBC流行語対象に決定ヽ(´ー`)ノ
そして準決勝まで川崎選手を先発で起用せず、
村田選手には失礼ですが、
まるで誰かがケガをするのを予想していたかのような川崎選手の温存。
残念ながら村田選手がケガをしてしまっても、
あわてることなくサードで川崎選手が大活躍。
川崎選手のいつでも試合に出場できる準備も最高ですが、
自分が選んだプレーヤーのケガを言い訳にはしない!と決めていた、
原監督のスーパーBIGファインプレーだと思います!
もしも逆のパターンだったら・・・
川崎選手を先発で起用し続けて、
川崎選手がケガをしてしまったら、
準決勝でいきなり村田選手がその穴を埋められたか?
想像でしかありませんが、
原監督は星野監督の失敗を・・・
おっと!ここまでにしておきましょう^^
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