ランナー1塁2塁です。
2塁走者を狙っているようですが、
「狙いは1塁」という牽制球です。
キャチャーミットの「パッタン」サインで良くわかりますね。
五輪で日本チームに、これと同じ牽制をしたかったキューバチーム。
一塁手がサインを見てなくてボークをとられましたね。
2008年アマチュア内規
13、投手の遅延行為<旧項番18>
走者がいるとき、投手が、投手板から軸足を外して、走者のいない塁に送球した場合、または、投手板上からでも軸足を投手板からはずしても、塁に入ろうとしていない野手に送球した場合には、投手の遅延行為とみなす。
(規則8.02c、8.05b、8.05h)
このケースはツーアウトですが、
わざと1塁ランナーをマークしない
(ファーストが1塁ベースにつかない)で、
1塁ランナーのリードを大きくさせる油断を作ります。
満塁だとミスが1点につながります。
1塁3塁はお決まりの牽制があります。
1塁2塁は1塁走者に油断がうまれます。
そして寺原選手の牽制のリズム。
「タ」プレートを外す
「タン」投げる
この「タタン」のスーパークイック牽制を
「ここぞ!」という時まで隠しておきます。
少年野球は1回の表から、
牽制球の全ての種類を見せてあげています。
プレートを外す牽制
プレートを外さない牽制
スーパークイックの牽制
ストレッチに入りながらの牽制
その他、二塁牽制の全種類
1回から全部を相手に見せる必要はありません。
「ここぞ!」という、試合終盤まで、決勝戦まで隠しておく。
これも戦術と言えるでしょう。
(子供達がやりたくてやってるので大人は何ともいえませんが)
それと、
少年野球でも敬遠する場面を見かけます。
私は敬遠させたことはありませんが、
敬遠の時
油断したリード
よく見かけますね^^
私が監督だったら牽制で・・・
少年野球でも教えなければいけない
「油断」
私は徹底的に教えてました。
「油断」ではないのですが、
相手をあわてさせる作戦があります。
高校野球でも中学野球でも
『わざと転ぶ』をチームをたくさん見かけます。
走者1塁2塁から送りバント成功。
と思ったら、
1塁走者が2塁を過ぎた所でわざと転びます。
あわてて2塁に送球。
3塁へ進んだ走者がホームイン。
走者1塁3塁で1塁走者が、
走者2塁3塁で2塁走者が、
『わざと転ぶ』ために、
転ぶ練習を繰り返すのはどうなんでしょうね?^^
皆さんは、少年野球で『わざと転ぶ』をやられた時の、
守備の対策は教えてますか?
できるようになりたいですね。
でもこればかりは、ずっと野球をやってきた人には敵いません。
今度お会いしたときにいろいろ教えてくださいね。
相手をあわてさせるプレー
こっちはわざわざ時間をさいて練習したくは無いかな?
基本的に相手のミスを期待する作戦は好きではありません。
そのあたりが甘いのかもしれませんが…。
『攻撃は最大の防御』
自分達の攻撃スタイルを増やしていくと、
反対に防御するときに、
「あれ?自分達だったらこうやって攻撃するけど?」
というような、相手のスキが見えるときってありませんか?
『地域を離れて』
自分達の地域だけで試合をするのではなく、遠征に出たりして違った地域と試合して「やられる」と勉強になりました^^
昨年は指導から離れて、中学野球や高校野球を見る機会が多かったので、地域と年代を離れてみるのも経験になりました。
コメントありがとうございます。
もしやきゅーマンが野球の指導者であれば、思うように指導するべきだと思います。
もしやきゅーマンさんが高野連の審判を目指しているのであれば、思うようにジャッジをするべきだと思います。