2009年01月28日

テンポ

秋の高校野球を息子と見に行きました。


6回までは「10から12秒」でしたが、

7回から急に「5秒から6秒」に変わりました。

息子と一緒に驚いてしまったのですが、

「あっ!ペース変えたね」

ピッチャーがキャッチャーからの返球を受けてからの秒数です。


打者は戸惑い、このテンポアップで簡単にツーストライクに追い込まれ凡打。
次の打者は打ち急いでしまいボール球を凡打。

6回までの二打席目までの、自分のペースを、
ピッチャーのテンポアップに乱されてしまいました。

明らかにバッターの動揺を狙う揺さぶりのテンポアップでした。


私はこのテンポアップを卑怯な作戦だとは思いません。

このテンポアップを、私は「うまい!」と思いました。



それは最近、球審をしていたからだと思います。

少年野球はスローペース過ぎます。
プロ野球を見ていると、ピッチャーがキャッチャーの返球を受けてから時間を使いすぎに思います。それを少年野球は真似してしまっているのか、少年野球の球審をしていると、とてもスローペースに感じてしまいます。

投球フォームをもっと早く。と言ってるのではありません。
キャッチャーからボールを受け取り、打者と向かい合うまでの時間、少年野球は変化球のサイン交換がないのですから、もっと短縮できるのではないかと思っています。


昔監督をしていた頃、
初回からアップテンポで投げてくる投手に戸惑い、
自分達のペースを狂わされて、何もできずに負けた経験があります。

それからは打撃練習の時、メジャーのバッティング練習くらいテンポアップして練習しました。




ルール上はどうなっているかと言うと
8.04
塁に走者がいないとき、投手ボールを受けた後、12秒以内に打者に投球しなければならない。12秒の計測は、投手がボールを所持し、打者がバッターズボックスに入り、投手に面したときから始まり、ボールが投手の手から離れたときに終わる。

8.05(f)ボーク
投手が打者に正対しないうちに投球した場合。


もっとゲーム全体の時間を短縮し、スピードアップをしたほうがオリンピックにも選ばれやすいかもしれませんね^^



今日のピッチング練習は5秒間隔で10球X3セット投げてみよう!
今日のバッティング練習は5秒間隔で打ってみよう!

こんな練習も必要かもしれませんね。
posted by metoo at 16:14| 千葉 ☁| Comment(15) | TrackBack(0) | 少年野球の落とし穴 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あと、これもプロの真似なんでしょうけどバッターが打席を外すことも多いですね。主審で試合をコントロールするときは投手、打者のタイムコントロールは必須ですね。
Posted by baseball papa at 2009年01月28日 16:45
北京五輪のソフトボールの試合で
日本の上野投手がサイン交換の
時間オーバーで自動的にボールを
宣告される場面が何度があったのを
覚えています。あれってリズム崩れ
ますよね ^ ^

ソフトのルールと野球のルールは同じ
ですか? それともソフトの国際大会が
厳密にルールを適用しているだけなの
でしょうか?

疑問形で終わってしまいました。すみません。
Posted by shun at 2009年01月28日 17:24
◆shunさん、ありがとうございます。

7−5項 ボール
 6.投手が球を受けるか、球審がプレイを指示したのち、20秒以内に次の投球をしなかったとき。

ソフトボールは20秒ルールだそうです^^

Posted by metoo at 2009年01月28日 17:38
◆baseball papaさん、ありがとうございます。

バッターボックスを外すのもそうですが、
少年野球の監督ってサインが長い・・・
でも子供達にわかりやすくゆっくり出してるからOKにしましょう^^
Posted by metoo at 2009年01月28日 17:41
クイックリターン投法?というルールが存在していたと思いますが、詳しくは知りません。私もテンポの早いピッチングスタイル好きです。
Posted by 横浜への道 at 2009年01月28日 18:23
着目点が素晴らしい!!
私も一分間に何球投げれるか数えています
理想の回数は何球でしょうか?

今回も着目する点は素晴らしい・・・
Posted by 店長 at 2009年01月28日 18:42
確かにピッチャーのテンポは大切ですネ
私が草野球のピッチャーをしていた頃
左足を(右投げ)上げるテンポを早くしたり、遅くしたりして
へなチョコボールでもタイミングがずれる様に
努力してました^^
Posted by まなパパ at 2009年01月28日 18:44
うちの息子、根がクソ真面目というか、鈍感というか・・
投手のリズム・テンポ、一向に意に関しません ^_^;


Posted by ドラ夫 at 2009年01月29日 00:06
社会人野球都市対抗戦では、球審がイエローカードを胸に忍ばせ
20秒以内に投球しないと「警告」を出すようです。
ロジンバックもマウンド上には乗せないようにして、
投手が触る回数を減らそうとしてます。
アマ野球で、時間短縮を1番叫んでるのは社会人野球
オリンピック復活が狙いのようです。

マナー重視!スピードアップ!

少年野球も目指すべき目標ですよね
Posted by K'Sクラブ20 at 2009年01月29日 00:11
いつも読ませてもらい大変、勉強になっております。

我が家の長男はリズムが、とても早く指導者に注意されておりました。打たれだしたら止まらない原因のひとつとも言われております……。
Posted by よしき父 at 2009年01月29日 06:23
 学童の試合は時間制限(80分位)がありますが、7回内の半分位
しか消化できない試合が多々とあります。一方的なコールドゲームな
ら仕方ないかもしれませんが、そうではなくても回が消化できてませ
ん。同じ1試合なら3回より7回フルに戦う方が、より多く打てるし
投げれるので、色んな意味でも為になるとおもいます。

 私は新米ですが主審をするときは、ここを特に注意してやるように
してます。手本としている県大会レベルの主審の方々は皆さん機敏に
動作されます。審判の為に試合の進行が遅れるということはあっては
ならないことだとおもいます。逆に主審がキビキビ行動していると子
供もつられて試合がスムーズに進行するようです。

 審判されるお父様方はここら辺にも気をつけて、子供以上にすばや
く行動しましょう!
Posted by Guest at 2009年01月29日 08:04
◆横浜への道さん、ありがとうございます。

クイックリターンは規則の2.00用語の定義にありました。
2.63
QUICK RETURN Pitch 「クイックリターンピッチ」
打者の虚をつくことを意図した投球をいう。これは反則投球である。

野球も相撲も間合いをそろえてから勝負したいですね^^


◆店長さん、ありがとうございます。

1分間に何球がベストとは考えず、
キャッチャーからの返球を受けてから、深呼吸一回のインターバルで投げる練習をしていました。


◆まなパパさん、ありがとうございます。

ピッチャーはマシーンじゃないのですから、
何かしら工夫を考えたいですよね。

精密機械と呼ばれるのは、コントロールだけにしましょう^^


◆ドラ夫さん、ありがとうございます。

サインをなかなか出さないでバッターをじらすキャッチャーもいますね。
あれはピッチャーもじらされているようで、好きではありません^^


◆K'Sクラブ20さん、ありがとうございます。

>マナー重視!スピードアップ!

45分ハーフ、12分を4クォーターなど、野球は時間制限のルールがありませんが(学童はありますが)、スピードアップは心がけたいですね。

こちらの地域では、「マナーが悪いんだよ!マナーが!」と言う方ほどマナーがありません^^


◆よしき父さん、ありがとうございます。

>打たれだしたら止まらない・・・

しかし、抑えだしたら止まらない・・・もあるのではないですか?^^

自分のペースを持つ事は素晴らしいスタイルでしょう。
まだまだ進化の途中!ですね^^


◆Guestさん、ありがとうございます。

実際にどういう動作を審判はしたほうがいいのか?

イニングの合間に「さぁ駆け足で行こう!」
円陣をしている最中でも「さぁランナーコーチは先に出よう!」
バッターボックスを何度も外す選手に「さぁバッター行こう!」

少しだけですが時間の短縮はできますね^^
Posted by metoo at 2009年01月29日 14:05
 学童でもテンポをうまく使っているチームがありますね。
1球毎に違うテンポで投げてきます。ランナーが居なくても
クイックを使ったり、速球、スロー、スナップを殺した中速
(※この中速は少しフォークします。)
さらに、セットポジションも織り交ぜたりもします。これら
の組み合わせで数十のテンポができます。このような投手が
3枚もいて、こまめに交代してきます。これでは、相手の打
者は1球たりとも同じタイミングで打たしてもらえない。

 球筋は変化しないがテンポで変化をつける。
変化球が禁止で、変化球に慣れていない学童では有効な手段
だと思いました。
このチーム年間100以上試合しているようですが、ほとんど
失点がありません!
このような作戦は定石なのかもしれませんが、私には新鮮で
した。うちもこの変化投球を取り入れようと思います。
Posted by テンポ at 2009年01月30日 08:10
 学童でもテンポをうまく使っているチームがありますね。
1球毎に違うテンポで投げてきます。ランナーが居なくても
クイックを使ったり、速球、スロー、スナップを殺した中速
(※この中速は少しフォークします。)
さらに、セットポジションも織り交ぜたりもします。これら
の組み合わせで数十のテンポができます。このような投手が
3枚もいて、こまめに交代してきます。これでは、相手の打
者は1球たりとも同じタイミングで打たしてもらえない。

 球筋は変化しないがテンポで変化をつける。
変化球が禁止で、変化球に慣れていない学童では有効な手段
だと思いました。
このチーム年間100以上試合しているようですが、ほとんど
失点がありません!
このような作戦は定石なのかもしれませんが、私には新鮮で
した。うちもこの変化投球を取り入れようと思います。
Posted by TEMPO at 2009年01月30日 08:13
◆テンポさん、ありがとうございます。

120kmくらい投げる小学生がいれば別なのでしょうが、
それでも一本調子だと打ち込まれてしまうのが変化球のない少年野球なのでしょうね。

そのレベルにまだ届かない私達チームは、
ストライクがいつでもとれるコントロールからです^^


Posted by metoo at 2009年02月02日 13:24
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