2006年01月03日

「少年野球は走塁なんだよ〜」

25勝19敗
昨年の負け試合を振り返って考えてみました。

打てなくて負けた
9敗
バントなど知識で負けた
5敗
四球やエラーで負けた
4敗
インフルエンザで6人休んで負けた^^
1敗

○打てなくて負けた
ヒットが1本も打てずに、完全に力負けた試合は2試合でした。スローボールを混ぜられて、初めてのサイドスローに驚いて、打てる投手なのに打ち崩せず、打ち合いになったけど後一本が打てずに負けた。(普段試合に出れない低学年の起用して経験を積ませる試合もありました)
「ヒット数では勝っていたのに、あと1本が出なかった!」
こんな負け方が多かったです。

○バントなど走塁で負けた
セーフティースクイズやバントエンドラン、バスターなどの小技を活かし、私達チームの穴をつかれた攻撃です。足をからめて守備をかき回されると、経験不足の私達チームはお手上げでした。

○四球やエラーで負けた
突然乱れ始めるコントロール、疲れなのか、フォームなのか、ベンチから何もアドバイスができず、四球でリズムが崩れ野手がエラーを連発、エラーが出ると四球、あまい球を置きに行くとパカーンと打たれる。これも経験できました。

○インフルエンザで6人休んで負けた
2月3月は気をつけましょう^^


ちょっと大雑把ですが、まとめてみると
@技術での負け(投手、打撃、守備)
A知識での負け(走塁、戦術)
この2つに絞って考える事にしました。

知識で負けるを減らせれば、ベスト4のレベルまでいけるのか?
ベスト4のチームは技術もそうだが、知識があるのではないか?

今年のチームには昨年以上の知識を植え込んでみよう。
もちろん昨年も沢山の知識を教え込んできましたが、監督であった私以上の知識をもった監督さんが沢山いらっしゃいました。その方たちのチームには、いくら打ち勝っても勝てませんでした。

ある強豪チームの監督さんと話をすると
 必ず言われる言葉があります。

「子供達の打ったり投げたりするレベルはね〜metooさん
  どのチームもどっこいどっこいなんだよ〜metooさん
 違うのは走塁だからね〜metooさん
  少年野球は走塁で勝てるんだよ〜metooさん
 metooさん、少年野球は走塁なんだよ〜」

ちょっと小声でイヤミっぽい口調の方なので、右耳から左耳へスルーしてボールデッド扱いにしていましたが、大切な言葉を伝えてくれていたのかもしれません。


何となくですが、強いチームが見えてきた気がします。

ボールが硬式、軟式だろうが、ソフトボールであろうが
変わらないのは「走塁」ではないかと考え直しました。
もしかして、少年野球で教え込まなければいけないのは
「走塁」でしょうか???
投げ方はもちろん大切ですが、軟式→硬式、ソフト→軟式などは、打ち方が多少変わってくるでしょう。下手したら指導者によっても変えられてしまうでしょう。

どなたかのブログで、
「アウトになるまで走る練習」
(覚えてなくてスミマセン^^)
この練習を繰り返すのも大切な知識になると思います。


内外野のポジション位置と肩の強さ
バッターのよく飛ぶ打球と方向
これらを頭に入れて予測しておく準備
「一瞬の打球による判断」

今年は走塁練習もがんばります!
posted by metoo at 19:29| 千葉 ☀| Comment(18) | TrackBack(1) | 走る | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>知識での負け
>予測しておく準備

この二つは表裏一体です。
「野球をよく知っているかどうか」の知識も「次のことを考えられなければ」それをプレーに活かすことは難しいからです。

私も、今年は「次を考えさせる野球」をしつこいくらい子供達に刷込んでいこうと思っています。

確かに少年野球は走塁の上手いチームが勝つように出来ていると思うので、ベースランニングの練習だけでなく、ゲームノックやシートバッティングで走者をつけるなど実践的な練習が絶対に必要です。
また、逆に守備側になって考えると、「どうすれば走られないか」ということになり、バッテリーを中心とする、「次を考える内野陣」を育成していく必要があります。
この積み重ねが、「一瞬の判断が出来る」ことに繋がるのだと思います。

Posted by うめたろう at 2006年01月03日 20:38
低学年の場合、強いと言われるところは例外なく走塁が上手いですね。というか、次の塁を狙う姿勢が徹底されています。

これは高学年でも言えると思います。トーナメントで勝ち進んで行けば1点2点勝負になりますから、積極的な走塁で、いかに次の塁を狙うかっていうのは重要ですよね。足が遅くても積極的な姿勢を持ち、スライディングが上手くなればかなり大きな武器になりますよ。
昨年のチームでは6年の半分がデブちんでしたが、徹底的に走塁練習をしてました。走りまくって相手のリズムを崩すっていうのが常套手段でした。デブに走られると相手はかなり動揺するんですよ(笑)

それとともに重要なのはランナーコーチャー。このポジションを安心して任せられる選手がいるかどうかで勝ち負けが変わってきますね。
『一瞬の判断』の根拠を、いかに練習で身につけさせるかが重要になりますね。
Posted by かに at 2006年01月04日 01:03
うめたろうさん、ありがとうございます。

走塁に関しては指導者の見せ所でしょうね。自分達のどこにスキがあるか、相手のどこにスキがあるか、経験による発想も大事でしょう。
試合前の相手シートノックである程度の判断材料をつかむ事もできます。
子供達の暴走しても、まずは「勇気」とほめてあげる事でしょう。
Posted by metoo at 2006年01月04日 09:32
mettoさん、おめでとうございます。いつも楽しく読ませていただき、又、ご参考にさせていただいてます。さて、小生、昨年は3年生以下のチームを率いて18試合やりました。同じように敗因をスコア眺めながらまとめてみました。
走塁失敗もあるし、サインミスも随分やった・・しかし、負けた3試合はすべて四死球数で相手を上回っておりました。
(1)得点3−9 四死球(14−1)
(2)同上2−9(9−3)
(3)同上2−3(6−5)
なんとも恥ずかしい結果ですが、当然といえば当然の結果でした。塁に出て盗塁されて、リズムを壊れて、エラーからみで自滅するお決まりの敗戦パターンです。
最終戦なんかはヒット一本も打たれてなくて敗戦でした。
3年生以下なので、仕方ないともいえますが、投手が四死球少なく投げた試合は無難に勝ててますね。
投手を5人で交代にやらせたのもこうなった結果ですが、できれば投手のコマは多く
持って高学年に進めたいと考えてます。
投手のコントロールを重点に、そして走塁をきちっとできれば、強いチームができると信じます。
今年もよろしくお願いします。文献書籍類よりもmettoさんのブログのほうが随分、共感、参考になる部分が大きく、感謝しております。
Posted by nao at 2006年01月04日 09:43
かにさん、ありがとうございます。

>いかに練習で身につけさせるか・・・

この練習メニューをいくつか作ったほうが子供達には、解りやすいでしょうね。
○サードゴロは投げたらゴー
○タイムリーヒットは外野からノーカットだったらセカンドを狙う
いろんな場面設定を練習メニューを作ってみます。
(ランナーコーチも一緒に!ですね)
Posted by metoo at 2006年01月04日 09:44
最近うちの中学チームでは、「暴走」する子が減りました。これも大人しくなった都会っ子の弊害かとも思ってしまいます。
暴走と好走は紙一重なのに・・・
Posted by 少年野球コーチ at 2006年01月04日 13:24
新年早々良い勉強になりました(^_^)
メモメモ・・・・(^o^)

 走塁ですよね。

  よーーし、頑張ります(^_^)
Posted by Shin at 2006年01月04日 13:58
少年野球コーチさん、ありがとうございます。

暴走と好走塁、少年野球コーチさんのブログを思い出しました。本当に紙一重ですよね。

一つのアイデアですが、走塁はキチンとタイムを計って教えてみようと思っています。
以前ブログで紹介しましたが、
二塁を回ってからホームベースを踏むタイム
外野手が捕ってからホームベースに届くタイム
この2つを比べると?
盗塁にかかるタイム、三塁→一塁→三塁で投げて返って来たタイム
ストップウォッチを手放さないコーチになろうと思っています。
ブログで随時アップしていきます!
Posted by metoo at 2006年01月04日 14:01
Shinさん、ありがとうございます。

打つ守る走る、打つは楽しい!守るは厳しい!走るは?
子供達にとって楽しい練習メニューの一つにしてあげたいと思っています。

貴重な1点を足で稼ぐわけですから、暴走してアウトになる判断ミスは痛い結果ですし、アウトになった本人も相当悔しいでしょう。

ここを成長のステップに変えられるのが指導者の見せ所と、私も気をつけながら接するようにします。
Posted by metoo at 2006年01月04日 14:07
naoさん、はじめまして!
明けましておめでとうございます。

私生まれは習志野でして、志津には高校時代の友人や先輩がいます。
三男君の地域では、村上さんやキングさんは県内でも強豪ですね。がんばって倒してください!
今は東葛地域で少年野球のお手伝いをしています。チーム名は控えさせて頂きますが、弱小&子供少ないチームで奮闘しております。いつか県大会で戦えると思います!いつかですが・・・楽しみにしていて下さい^^

長男さんが船高に驚きです。超天才高校ですよね!私は昔、谷津遊園があった隣の高校、徒歩10分一番近い高校でした^^

次男君も強豪中学のようですね。長嶋茂雄杯は知りませんでした。長島さんも早く元気な姿で大会を見に来られるといいですね。

三人兄弟がそろって野球をされているのはうらやましいです。
今後もコメントよろしくお願いします!
Posted by metoo at 2006年01月04日 14:21
mettoさん、コメント返信ありがとうございます。県大会で対戦なんて、楽しい夢ですね。となると今後あまり作戦については詳細書かないよう要注意(笑)。でもいろいろ勉強させてもらいながら、皆のレベルが上がっていくのが子供のために一番ですよね。
…さて私もストップウォッチ、12月初旬に購入して、黙ってベースランニングやれせてタイムを計り、その後、膨らみかたを指導して再度計測。どれくらい記録ちがうか楽しみでしたが、タイムが劇的に良くなった子、ほとんど変化なしの子、むしろ悪くなった子もいたのには苦笑。子供たちには楽しかったみたいで、タイムとか遠投力とか半年毎に記録も残していってあげようと考えてます。
これからもヨロシクお願いします。
Posted by nao at 2006年01月04日 16:31
naoさん、ありがとうございます。

「このコーチはストップウォッチをいつも持っているぞ」
そう思わせるだけでも面白いかもしれませんね^^
「トイレいってきま〜す」
「ハイ、よーいスタート!カチッ」
もどって来た子供に
「こら!2分40秒ちょっとおしっこ長いぞ!」

前回、ボール回し10周が1分13秒でした。この記録が初めてなので次からコレを更新するように目標にしてみます。
いろいろ使い方がありそうですね。
Posted by metoo at 2006年01月04日 19:59
私、現Cチームの3・4年生がDチーム2・3年生の時に練習試合を多く組んでもらいました。その時、以下のことを指導者陣で方針を共有していました。
@迷ったらとにかく次の塁を狙う
A走れない状況でも、ギリギリまでのセカンドリードをとる
※@Aを踏まえて、暴走やリードが大きすぎてアウトになっても決して叱らない。反対に、@Aの姿勢が無い時は叱る。
これを1年間徹底してやったので、比較的我がチームの子供達は積極的で良い走塁をすると評価されているようです。
暴走気味の走塁をして実際にアウトになってみないと、子供たちにはベストなタイミングは理解出来ないと思います。
低学年で入ってきた子供たちに、後れて入ってきた子供が中々追いつけないのは、「打撃」や「守備」ではなく、間違いなく「走塁」だと思います。

Posted by 新米C監督 at 2006年01月05日 10:10
走塁に関してうちの子供達の場合を思い出してみました。
1〜3年生までは、ほぼ走塁(リード含む)練習が多かったと思います。
特にどこまで2次リードを取るのか?が様々な局面を想定して教えられたと思います。例えば1塁ランナーはライトフライが上がった時にどこでそれ(補球)を見るのか? レフトフライの時は? 落ちるのか落ちないのか微妙なときは? などなど。
同じ外野前のポテンヒットでも1塁ランナーが2塁へ進塁か3塁へ進塁かでは大きく違いますし、2塁フォースアウトは論外ですからね(笑)。
思い出してみれば、それら当たり前のことをメンバー全員が徹底して出来ているところが強かったですね。
Posted by touch at 2006年01月05日 14:42
新米C監督さん、ありがとうございます。

CチームDチームの時期に走る楽しみを伝えてあげるたいですね。私達チームにも怖がってベースから離れられない3,4年生もたくさんいます。「アウトになる=怒られる」こんな原因も子供にはあるのでしょう。
アウトになった数だけ上達への近道と考え、イケイケドンドン走塁を練習試合でやって見ます。
Posted by metoo at 2006年01月05日 15:20
touchさん、ありがとうございます。

>2塁フォースアウトは論外ですからね・・・

うちはまだまだあります^^
「ゴロは走る、フライは戻る」
5,6年生はこのレベルじゃ困ります。

2アウトランナー二塁、ポテンヒットで一瞬フライを見てしまってスタートが遅れ本塁タッチアウト。こんな場面もまだまだ多いです。
繰り返しの練習と、練習メニューですね。
頑張ります。
Posted by metoo at 2006年01月05日 15:29
アルミバットは飛ぶんですか。
Posted by 野球小僧 at 2006年03月27日 11:39
野球小僧さん、初めまして!

>アルミバットは飛ぶんですか。

う〜〜ん難しい問題ですね。
現在メーカーさんからは、アルミやジュラルミンなどの軽くて反発力のあるバットが発売されていますが、私は「アルミだから飛ぶ」などとは思っていません。やっぱり基本はスィングにあると思いますよ。いろいろスィングを研究して、自分にあったバッティング技術を見つけ出すのが野球の楽しみではないでしょうか。

個人的ですが、私は木製のバットが好きで、軟球でしたら金属よりも木製の方が飛距離が伸びると思っています。(正確な数字はわかりません)。

野球は「革」のボールとグローブ、「木」のバット、これが私のこだわりです。お金は掛かりますが・・・
Posted by metoo at 2006年03月27日 12:44
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学童野球は「走塁」だ。
Excerpt: 雪のグランドではなかなか本格的な練習は出来ないが、 体育館の中で23人の練習メニューは作れない。 新人の基礎練習も必要だし、レギュラー選手の守備予想からの 小さなプレー練習も出来ていない。 ..
Weblog: 頑張れ!長田町ベアーズ
Tracked: 2006-01-22 22:34
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