そこでいくつかミスをやらかしちゃったのですが、
その1つがボークでした。
8.05(m)
投手がセットポジションから投球するにさいして、完全に静止しないで投球した場合。
審判講習会と言えば実戦形式のランナー付ノック。
たしかノーアウト満塁の設定。
連盟の審判員さん「次から投手がボークをしますからね!」などと意地悪なヒントをくれたので(次はボークがあるんだな?)と想像していると、案の定、完全に静止しない投球で「ザッツ ア ボーク!」とコールしました。
ノッカーは右中間へ長打を打ち、走者がグルグル走り出しました。
その時に
「タイム!」をかけちゃったんです^^
(あれ?たしかボークでもバッターが打ってもいいルールがあったような・・・)
5秒くらい固まってしまい、
「やっちゃったなぁ〜」みたいな顔をしてると、
連盟の審判さん達は(やっちゃった!^^)うれしそうに笑ってました^^
講習会後に連盟審判員さん達に確認をして、
家に帰りもう一度、規則を読み返してみました。
8.05ボークのペナルティに書いてありました。
本条各項によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、一個の塁が与えられる。
ただし、ボークにもかかわらず、打者が安打、失策、四死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも一個の塁を進んだときには、本項前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。
もしノーアウト満塁のケースで、完全に静止しないボークの投球をライトフライを打ち上げたら、ライトが捕球した時点で「アウト」ではなく、「タイム」「ザッツ ア ボーク」で、全走者に一つ進塁を与えてから、打った投球のカウントから打ち直しだそうです。
やっぱり、子供達と同じように、
何事も失敗しないと覚えませんね^^
ちなみに
ボークの種類っていくつあるんだろう?
8.05には a〜mまで13個ありましたが、
私だけかもしれませんが14個にも考えられます。
他にもありましたら、コメント欄で教えてくださいm(__)m
お暇な方は「つづきを読む」をご覧下さい。
8.05のボークです。
青い時が、私が覚えやすく書いたメモ書きです。
8.05(e)クイックピッチと、
8.05(f)打者と正対してから、
二つとも同じ意味のように思いますが、
どう違うんでしょうね。。。
8.05
塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
8.05(a)
@投球の中止
Aプレートの後ろ縁を越えた牽制(二塁はOK)
投手板に触れている投手が、投球に関連する動作を起こしながら、投球を中止した場合。
【原注】 左投げ、右投げ、いずれの投手でも、自由な足を振って投手板の後縁を越えたら、打者へ投球しなければならない。ただし、二塁走者のピックオフプレイのために二塁へ送球することは許される。
8.05(b)
B一塁への偽投
投手板に触れている投手が、一塁に送球するまねだけして、実際に送球しなかった場合。
【注】 投手が投手板に触れているとき、走者のいる二塁と三塁へは、その塁の方向に直接ステップすれば偽投してもよいが、一塁と打者への偽投は許されない。投手が軸足を投手板の後方へはずせば、走者のいるどの塁へもステップしないで偽投してもよいが、打者にだけは許されない。
8.05(c)
C自由な足を直接塁の方向へ
投手板に触れている投手が、塁に送球する前に、足を直接その塁の方向に踏み出さなかった場合。
【原注】 投手板に触れている投手は、塁に送球する前には直接その塁の方向に自由な足を踏み出すことが要求されている。投手が実際に踏み出さないで、自由な足の向きを変えて送球した場合、ボークである。投手は、塁に送球する前に塁の方向へ直接踏み出さなければならないが、踏み出したからといって送球することを要求されてはいない(一塁についてだけは例外)。
走者一・三塁のとき、投手が走者を三塁にもどすためには三塁へ踏み出したが実際には送球せず(軸足は投手板に触れたまま)、一塁走者が二塁へ向かって走っているのを見て一塁へ振り向きざま踏み出して送球することはさしつかえない。しかし、走者一・三塁のとき、投手板に触れている投手が、三塁に踏み出してすぐ身体を回して一塁に送球することは、一塁走者を騙す意図が明らかであり、また、このような動きでは現実に一塁に送球する前に一塁へ直接踏み出したことにはなっていない。従って、このような行為は、ボークを宣告されるべきである。
投手が三塁へ踏み出したあと、軸足を投手板から後方にはずせば、一塁へ振り向きざま送球してもボークとはならない。
【注】 投手が三塁へ踏み出して腕をふって送球する動作(偽投)をした勢いで軸足が投手板からはずれた(場所の如何を問わない)場合には、そのままふり向いて一塁へ送球することは許される。
8.05(d)
D走者のいない塁へ
投手板に触れている投手が、走者のいない塁へ送球したり、送球するまねをした場合。ただし、プレイの必要があればさしつかえない。
【問】 走者一塁のとき、走者のいない二塁に送球したり、または送球するまねをしたらボークか。
【答】 ボークである。しかし一塁走者が二塁に盗塁しようとしたのを防ぐ目的で、第一動作で二塁の方向に正しく自由な足を踏み出せば、ボークにならない。なお投手が投手板を正規にはずせば、ステップをしないで送球してもかまわない。
8.05(e)
Eクイックピッチ
投手が反則投球をした場合。
【原注】 クイックピッチは反則投球である。打者が打者席内でまだ十分な構えをしていないときに投球された場合には、審判員は、その投球をクイックピッチと判定する。塁に走者がいればボークとなり、いなければボールである。クイックピッチは危険なので許してはならない。
8.05(f)
F打者と正対
投手が打者に正対しないうちに投球した場合。
8.05(g)
Gプレートに触れないで
投手が投手板に触れないで、投球に関連する動作をした場合。
【問】 走者一塁のとき、投手が投手板をまたいだままストレッチを始めたがボールを落とした。ボークとなるか。
【答】 投手が投手板に触れないで、投球に関連する動作を起こしているからボークとなる。
8.05(h)
H遅延行為
投手が不必要に試合を遅延させた場合。
【原注】 本項は、8・02(c)により警告が発せられたときは、適用されない。投手が遅延行為をくり返して8・02(c)により試合から除かれた場合には、あわせて本項のボークも課せられる。8・04は、塁に走者がいないときだけ適用される。
8.05(i)
I隠し球でボールを持たないで
投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投手板を離れていて投球するまねをした場合。
8.05(j)
J手を外したら足も外す
投手が正規の投球姿勢をとった後、実際に投球するか、塁に送球する場合を除いて、ボールから一方の手を離した場合。
8.05(k)
Kプレートに触れていて落球
投手板に触れている投手が、故意であろうと偶然であろうと、ボールを落とした場合。
8.05(l)
Lキャッチャーボーク
故意四球が企図されたときに、投手がキャッチャースボックスの外にいる捕手に投球した場合。
【注】 "キャッチャースボックスの外にいる捕手" とは、捕手がキャッチャースボックス内に両足を入れていないことをいう。従って、故意四球が企図されたときに限って、ボールが投手の手を離れないうちに捕手が片足でもボックスの外に出しておれば、本項が適用される。
8.05(m)
M完全に静止しないで
投手がセットポジションから投球するにさいして、完全に静止しないで投球した場合。
ペナルティ
本条各項によってボークが宣告されたときは、ボールデッドとなり、各走者は、アウトにされるおそれなく、一個の塁が与えられる。
ただし、ボークにもかかわらず、打者が安打、失策、四死球、その他で一塁に達し、かつ、他のすべての走者が少なくとも一個の塁を進んだときには、本項前段を適用しないで、プレイはボークと関係なく続けられる。
【付記一】 投手がボークをして、しかも塁または本塁に悪送球(投球を含む)した場合、塁上の走者はボークによって与えられる塁よりもさらに余分の塁へアウトを賭して進塁してもよい。
【付記二】 本条ペナルティを適用するにさいして、走者が進塁しようとする最初の塁を空過し、アピールによってアウトを宣告されても、一個の塁を進んだものとする。
【原注】 ボークルールの目的は、投手が走者を意図的に騙そうとするのを防ぐためであることを、審判員は心に銘記しなくてはならない。もし、審判員の判断で投手の "意図" に疑いを抱いたら、審判員は厳重に規則を適用すべきである。
【注一】 投手の投球がボークとなり、それが四死球にあたった場合、走者一塁、一・二塁または満塁のときには、そのままプレイを続けるが、走者が二塁だけ、三塁だけ、または二・三塁、一・三塁のときには、ペナルティの前段を適用する。
なお "その他" には捕手またはその他の野手の打撃妨害を含まない。
【注二】 本項〔付記一〕の "悪送球" には、投手の悪送球だけではなく、投手からの送球を止め損じた野手のミスプレイも含まれる。走者が、投手の悪送球または野手のミスプレイによって余塁が奪えそうな状態となり、ボークによって与えられる塁を越えて余分に進もうとしたときには、ボークと関係なくプレイは続けられる。
8・01(b)セットポジション
打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ
他の足を前方に置き・・・
【注】セットポジションに先だって
片方の手を下におろし身体の横につけ・・・
【注三】必ずボールを両手で保持したことを
明らかにしなければならない・・・
完全に身体の動作を静止して・・・
首以外はどこも動かしては動かしてはならない。
誰が見ても「正しい投球動作」を覚え
次に「牽制が目的」の動作を覚えれば
ボークなんか怖くありませんよ!
【ボーク宣言は勇気】
騙す行為は許すべからず!
先輩審判員に教わりました(^-^)g”
ルールブックだ〜!!
いつもためになる話題をありがとうございます。。。
本当にボークは難しいです。(勉強になります)
ボークと言えば、甲子園の「サヨナラボーク」を思いだします・・・
ちなみに(e)は打者が投手に向いていない場合で、(f)は投手が打者に顔を向けないで投げた場合と解釈するはずですよ(*^^)v
前監督ではなくなったため次回よりHNを反抗する予定の前監督でした。
そうか8.01に違反した投球もあるんですね。
しかし8.01って難しいですね。
「投球に関連した動作」って、
自由な足を上げてから?
サインを見ているのも入るの?
ストレッチから?
あ〜〜〜眠気が(*´〇`).。o○
◆まなパパさん、ありがとうございます。
まなパパさんはルールブック大好きなんですね^^
私は1ページ読もうとするだけで眠たくなります。
しっかりルールを覚えないと、子供達にピッチャーを教えられませんので、眠気を我慢して勉強します!
◆前監督さん、ありがとうございます。
8.05(e)の反則投球は、クイックピッチだけでなく8.01に違反している投球も含まれるようですね。
しかし違反したから全てボークではなく、警告などもあるようなので、どれがボークなのかはじっくり読み返してみようと思います。
多分、途中で挫折してしまうでしょうが^^
落とし穴でした。
勉強になりました。
ご存知でしたら教えてください。
ちなみに(e)は打者が投手に向いていない場合で、(f)は投手が打者に顔を向けないで投げた場合と解釈するはずですよ(*^^)v
左ピッチャーが一塁ランナーを見ながら投げるとボークになるという情報を以前聞いたことがあります。
これは(f)に相当するのでしょうか?
その場合、モーションに入ってから見てはダメなのでしょうか?
息子が左投げなんですが、最大の利点が減ってしまいます。
ボークのペナルティーの欄に書いてありました。
オブストラクションB項と同じように、プレーが一段落するまで待ってからでも良いようですね。
試合ではあわててしまいますが^^
◆アリアスさん、初めまして!
コメントありがとうございます。
>左ピッチャーが一塁ランナーを見ながら投げるとボークになるという情報を以前聞いたことがあります。
>これは(f)に相当するのでしょうか?
>その場合、モーションに入ってから見てはダメなのでしょうか?
私もよくこの質問を耳にします。
その時に私から聞き返すのが
「じゃ、ボールを投げる瞬間、打者を見ないで投球してる岡島投手はボークですか?」とヘリクツを聞き返します^^
ソフトバンクの斉藤和己投手も、走者がいない時、自由な足を上げて、一度三塁ベースに目を向けて、自分が真っ直ぐ立っているのを確認しながら打者に投球するようです。
では、どこまで走者を見てから投球して良いのか?
*自由な足を上げた時に・・・
*自由な足を踏み出そうとしてる時に・・・
*ボールをリリースする時・・・
*何秒間・・・
「どの瞬間に、どのくらい打者を見て投げなさい」とは、規則のどこにも書いてありません。
ここからは、あくまでも個人的な考えですが、
8.05(e)の反則投球は、
クイックピッチだけでなく、8.01の全てに反則した投球にも思います。
8.05(f)は、
「バッターがまだ構えていないのに投球するのは危ないよ!だから二人とも正対してから投げようよ!」に思います。
牽制球は「塁を直接その塁の方向に踏み出す」としか書いてありません。「塁を見て」「走者と正対して」などとは書いてありませんので、牽制球は「塁を見て投げなくてもいいの?」と解釈できますが、
【原注】にある、「ボークルールの目的は、投手が走者を意図的に騙そうとするのを防ぐため」とあります。
塁を見ないでの牽制は、誰が見ても「走者を意図的に騙そう」と見えます。
(プレートを外していれば野手ですから、野手の送球は別だと思います)
以上を考えて私なりにまとめてみると、
「打者を見ながら、走者を一回も見ないで牽制した時」
(【原注】意図的に騙そうとしたのでボーク)
「走者を見ながら、打者を一回も見ないで投球した時」
(8.05(f)打者へ対して正対してない危険行為なのでボーク)
と言うように、「一回も」という言葉を付け加えると、
子供達にも説明しやすいのではと・・・^^
右投手がスクイズの場面では、三塁走者を見ながら自由な足をゆっくりあげて、
三塁走者が走り出してスクイズだったらウエストボールを投げるでしょう。
または、足をあげた瞬間に走り出したら牽制球を投げてもいいでしょう。
これは「意図的に騙そうとしたプレー」とは思いませんし「打者への棄権行為」とも思いません。
長くなって申し訳ありませんが、
私はこのように子供達に指導をしてます。
今年の春だったかなぁ、
1・3塁の時の牽制で3塁に踏み出したあとに軸足を外さないで1塁牽制してもよいとルール改正されたと審判部が言っていたような気がするのですが・・・ルールは毎年変更があるのでややこしいです。そんな話を聞いていますか?実際、軸足を外してなげるクセがついていますから試すと投げずらかったです。
それと・・・
「打者を見ながら、走者を一回も見ないで牽制した時」
こういうやり方をサインプレーでするようなところもあると思いますが、過去、このシーンでボークをとられたということは聞いたことありません。右投手の場合、セット(静止)に入る直前で一塁に投げることも許されていますが、そういう時はまったく見ないとなりますが・・・
走者1・3塁のケースで、3塁に偽投した勢いで「軸足がプレート」を外れれば(前でも横でもOK)、投手の牽制球では無く、送球になりますので、ボークにはなりません。
*以前はプレートの後方だけでした。
もしプレートを踏んだ状態で、そのまま1塁へ牽制球を投げれば、8・05Cにてボークだと思います。
ボークって難しいですよね。また色んな意見(解釈)があるので、際どいやり方は審判との相性?も考えなくては。
【原注】意図的に騙そうとしたのでボーク
とありますが、左ピッチャーの一塁牽制って限られた投げ方の中で、本音は騙そうとしてると思うんですが。。
それなら全てボークですね^^
ちょっと長くなりますが、
2008年の規則解釈の変更です。
解釈の変更ってのがやっかいですね^^
8.05(c)項【注】の解釈の変更
〔旧〕
条文『投手が三塁へ踏み出して腕を振って送球する動作(偽投)をした勢いで軸足が投手板からはずれた(場所の如何を問わない)場合には、そのまま振り向いて一塁へ送球することは許される。』の"場所の如何を問わない"については「投手板の後方でなく前方でもよい」の意味であり、例外として再び投手板上に軸足が戻った場合には正規に投手板を外す必要があると解釈されていた。
〔新〕
"場所の如何を問わない"について、投手板上に再び軸足が戻ることも含めて、完全に「場所の如何を問わない」こととする。したがって、
三塁に偽投した勢いで軸足が投手板から外れたのち、再び投手板上に戻ったとしても、投手板は正規に外されたものと見なされるので、振り向きざま一塁へ送球することも、偽投することも許される。
※この一塁への送球は、「投手板上からの投手の送球」ではなく、「野手の送球」として解釈されるので、悪送球となってボールデッドになった場合は、送球のあった時点から2個の進塁が許されることになる。 ※「偽投」に際しては、塁の方向への正しい踏み出しが必要だが、現行の解釈では腕を振って送球する動作は通常要求されない。しかし、この一、三塁からの三塁偽投→振り向きざまに一塁に送球(または偽投)のケースにかぎり、条文通り「三塁へ腕を振って送球する動作」を必要とするものとする。
一三塁で三塁へ偽投から、一塁へ送球の場合。
【一度プレートを外した軸足】が、外した勢いで再びプレートに触れても外したことになる。
(三塁へ腕を振っているのが条件)
【プレートを踏んだまま】三塁偽投から一塁送球では、プレートを外していないのでボークのようです。
「一回も」という私だけの意味ですが、
ご自由に解釈してください^^
◆アリアスさん、ありがとうございます。
仰るとおり、全てボークになっちゃいますね^^
「塁に直接踏み出さす」しか書いてありませんから、
「塁に直接踏み出さなかった」しか、
意図的に騙す行為はないですよね。
子供達にはかわいそうですが、一度ボークを受けて「今のボークはどの規則に違反していますか?」審判に確認するしかないでしょうね。
もちろん人それぞれ違った解釈でしょうが^^