2008年11月20日

ピンポン球を投げてみよう!

昨日の「横浜高校のエース」のつづきです。


肩や肘にケガをしない投球フォームとは?

「投げ終わりが深い」と横浜高校フォームから考えました。


投げ終わりが深いと言うことは、
体重移動を踏み出した足に乗せてから、
リリースポイントが前で投げれていて・・・






と、

言葉では簡単です。




これを子供達にどうやって指導するか?

ここが最も難しい問題ですよね^^




今回も「言葉のない指導」でを考えてみました。

子供達に、

いつも投げているボールよりも

小さくて軽い「ピンポン球」を投げてもらいます。


08112001.jpg

頭よりも後ろのリリースポイントだと、

小さくて軽いピンポン球は浮き上がってしまい、

キャッチャーを飛び越えてしまいます。



08112002.jpg

浮き上がってしまうピンポン球を、

上手にストライクゾーンへ投げる為には、

リリースポイントを「目の前」にしなければいけません。

リリースポイントを前に変えられれば、

「踏み出した足の股関節に体重移動をしてから投げる」

故障の少ない安全なフォームと言えるでしょう。



子供達のリリースポイントを変える指導は、最も難しいことでした。

しかしここでも「質量」を変えてあげれば、

力を使う「位置」を変えることが出来ると思いました。




「65cmのバット」と同じように、

ピンポン球を投げてみれば、

気が付く事がたくさんあると思っています。


posted by metoo at 15:09| 千葉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほどピンポン球ですか
確かに理にかなってますね。
さっそく週末息子(小3)にやらせてみます。
でもその前に自分でやってみますけど(^^)

この練習はリリースポイントを前にするのと同時に「指先でボールを切る」感覚をつかむのにも有効かもしれないですね。
がちょん投げ矯正にも役立つかも...
Posted by huroya29 at 2008年11月20日 21:09
家では、100均で売っている、野球のボールとほぼ同じ大きさの、発泡スチロールのボールを投げさせています。
これも、よく浮きますし曲がります。
あくまでも、ちょっとした調整のためというか、遊びでやってます。

リリースポイントを前に持ってこようとすれば、ある程度の歩幅は必要と考えていますが、そのためには、下半身の粘りと柔軟性が必須なんですよね。
あと、リラックスした上半身。

遠投で、ノーバウンドで遠くに投げたがる子は、リリースポイントが早くなる傾向にあるように思いますね。
Posted by アンバサダー at 2008年11月20日 23:52
「ピンポン野球」やりませんでしたか?
僕は中学生の頃、教室の片隅や廊下の狭いスペースでよくやりましたよ^^。バットは30CMの竹定規で^^。カーブ、シュート、シンカー、ナックル、ホップする球など変幻自在の投球が出来るから面白かったですね。
だから、ご指摘の感覚がよくわかります!

「リリースポイントを前にする。」この感覚を植えつけるのに僕が行う練習メニューは、キャッチボールの時、利き腕と同じ足(右利きなら右足)を前に出して肘を相手方向に突き出させてから投げさせることを取り入れています。少しは効果があるかもしれません。
Posted by 横浜への道 at 2008年11月21日 08:16
この様な指導(前レスも)が
 螺旋回転のムービング系のストレートを抛る
  オーバースローの投手が育たない原因ですね

素直なストレートは、余程 速いか、球威が無いと...
 コントロール&組み立てが無いと...
  単調な一本調子じゃぁ やられちゃうのが

小学↑のレベル 中学→レベルです。

 
 
Posted by ジャイロ at 2008年11月21日 11:01
metooさん、おはようございます。11/14↓のスレッドの件になってしまうのですが、温かい
お言葉本当にありがとうございました。
私一人でたぶん肩に力が入り過ぎていたのだと思います。長男も野球をしているので
こちらの色んな技術指導や知識は子供目線で本当にわかりやすく楽しく読むだけでも
野球が好きになれそうです。これからもこちらのブログを拠り所に楽しませて頂きます。ありがとうございました。
Posted by 緋沙 at 2008年11月22日 09:50
◆hiroya29さん、ありがとうございます。

>「指先でボールを切る」感覚をつかむのにも有効かもしれないですね。

私もそう思います。
小さくて軽い物を投げると、指先の微妙な変化でボールが曲がってしまいます。
繊細な感覚を覚えるには良い方法かもしれませんね。


◆アンバサダーさん、ありがとうございます。

>遠投で、ノーバウンドで遠くに投げたがる子は、リリースポイントが早くなる傾向にあるように思いますね。

上に向って投げる遠投は、ピッチャーにとって必要ないようですね。

工藤投手の一言2007/10/26
http://metoo.seesaa.net/article/62446888.html


◆横浜への道さん、ありがとうございます。

>利き腕と同じ足(右利きなら右足)を前に出して肘を相手方向に突き出させてから投げさせること・・・

大きく振りかぶって、右足を上げて、右手で投げる。
私もいろいろ子供達と試してみました^^

なかなか上手く行きませんでしたが^^


◆ジャイロさん(ぶっ叩け〜!!さん)ありがとうございます^^

動くストレートはジャイロだけではなく、ツーシームも効果的だと思っています。
(ツーシームのジャイロもありますが)

元ハンカチ王子君は、140kmのツーシーム、フォーシームを投げ分けながら大学でプレーしてるそうです。

なぜあれだけ騒がれたジャイロを、高校野球やプロ野球でジャイロを投げないのか?

ジャイロの拘る事を私は否定はしませんが、上でプレーする為にはスピードガンで数字を出さなければいけない現状も・・・

問題は多分ソコだと思うんですけどね^^


◆緋沙さん、ありがとうございます。

五体満足な私が言うのはおかしい話ですが、
苦労することって、実は楽しいことなんだと思います。

障害福祉サービスをお借りして夏の合宿をしながら、野球が出来ない子供達をたくさん見てきました。

「楽しんだ人が勝つ」
「苦しい時ほど笑った人間が勝つ」

物事の結果は、考え方で大きく変わると思います。

これからもブログを通じてですが、一緒に楽しみましょうね^^


Posted by metoo at 2008年11月25日 19:00
>スピードガンで数字を出さなければいけない現状も・・・
               ですね。。。

初めから遅い急速でグニャグニャ変化する ナックル&フェイクとは違い
 ジャイロは基本ストレート球筋なダイスボールでして・・・
未体験で離れて見てるスカウト達には理解されないですからね
Posted by ジャイロ at 2008年11月27日 12:07
◆ジャイロさん、ありがとうございます。

いくらジャイロで打ちとっても、ジャイロを知らない指導者にフォームを修正されたらもう終わりですからね。

リリースポイントや腕の振りなど、二つのフォームを器用に覚えても・・・

悩む所ですね。


Posted by metoo at 2008年11月28日 13:20
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