2008年11月13日

ひじ痛の原因について考える

どうしてボールを投げるとひじが痛くなるのか?

私は医者ではない、ただのド素人ですが、
なんとなくですが予想がついてきました。


よくひじ痛になった子が医者に行って、
レントゲンを撮ってもらってから言われるのが

「軟骨がはがれかかってます」
「はがれた軟骨が小さな骨となってしまい、それを除去する手術が必要です」

ずっと「はがれる」という言葉が気になっていました。


「はがれる」ということは、
何かが どこか(軟骨)を 引っ張ってはがそうとしている。

では、何が引っ張って「はがそう」としているのか?



しばらくネットを調べていると、

『指を動かす筋肉』

この言葉で検索して答えが見つかりました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://www.cal-clari.net/techno/kamayubi.htm

「指の筋肉」

皆さんは、指を動かすための筋肉がどこにあるかご存知ですか?人間の体では多くの筋肉が、動かす関節のすぐそばについています。指の場合も同じように、指のそばについているのかといえば、実はそうではありません。指を動かす筋肉は、手首からひじにかけての、腕についているのです。

このことを実感できる、簡単な実験があります。
まず、腕(左右どちらでも構いません)を、手のひらが下になるように、まっすぐ前に伸ばします。次に、反対の手で手首とひじのちょうど中間あたりを、下から持ちます。この状態で伸ばしたほうの指を握ったり開いたりすると、それにあわせて筋肉が伸びたり縮んだりしているのを感じることができます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


08111301.jpg

ボールを握らない普段の状態では、
筋肉はゆるんでいる。


08111302.jpg

ボールを強く握ろうとすると、
前腕のひじ周辺に、固まる筋肉や健がわかる。




ボールを強く握るから、

筋肉が、健が、固まってしまい、

固まった筋肉が、健が、

軟骨を引っ張ってはがすのでしょう。

あくまでも、私の予想なのであまり信用しないでくださいね^^








「ひじ痛の原因ってなんでしょうか?」

最近、人からこの質問をされると、

こう答えます。


「ボールを握るからです」


ボールを握らないで、
ただ腕だけ振っていれば、
誰もひじ痛になんてならないでしょう。


「できるだけボールを強く握らないで」

「脱力して投げることができれば」

「ひじ痛になる子は少なくなるでしょう」



ただし、

一人一人違った感覚を持った子供達に、

この脱力を教える方法が悩むところです。



私はピッチャーの子供達には、

「ボールは握るな、第一間接に引っ掛けろ」

このように伝えてきて、
ひじ痛になる子は一人もいませんでした。

もちろんそれだけが要因ではないでしょうが、

一球一球、ボールの縫い目に指をしっかりあわせられる、
握りを選べるピッチャーほど、
ひじ痛にはなりにくいポジションだと私は思っています。


さらに個人的ですが、
体重移動も小さくなりやすい、
ボールを強く握ってセカンド送球をしてしまう、
キャッチャーがひじ痛になりやすい危険なポジションとも思っています。
(私がキャッチャーでひじ痛になってしまったからです)




どのくらい脱力すれば良いのか?


「力を抜く映像」2008/05/22



この映像くらい、

ボールを握る力は必要ないということでしょう^^



もちろん個人差もありますので、
これだけがひじ痛の原因ではないですからね!

投げ方にもひじ痛に関係する部分もあるでしょうが、
まずは、ボールの握り方や握る強さではないのか?

ボールを強く握れば、
それだけひじに負担がかかる投げ方ではないか?と考えてみました。
posted by metoo at 16:59| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | ひじ痛 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前にブログを拝見してからボールの握り方を実践してから肘痛は良くなっています!
しかし!ティーをやっている時に痛みを訴えていました!そうか!バットも強く握り過ぎてたのか!
Posted by 肉団子3兄弟 at 2008年11月13日 17:43
こんにちは、何年も前から見てるけど初めてコメントします。
いつも参考になる記事や、楽しい記事を読んでます^^

私は大学で草野球サークルみたいなのに入ってサード守ってます。
肘痛に悩んでいるんですが、握る手の力を抜くってのは初めて知りました。
なんかうれしい発見だったので書き込んじゃいました(笑)

サードからの送球が安定しないのですが、なにか少年野球で教えてるコツとかってありますか?
基本的に送球が安定してません………

いきなりこんな書き込みすいません(^^)
Posted by お腹 at 2008年11月14日 00:23
お久しぶりです。
私の場合、過去に捕手でひじをやられました。
そのときは本当の投げ方を知らなかったんですね。
投げ腕の内旋ということをしてませんでした。
つまり、METOOさんの絵にあるようなリリースをし、そのままのフォローをとった場合に、関節はフォーロースルー方向には当然曲がりません。ですから、関節に負担がかかります。そして、最終的に痛みになってきました。
内旋を覚えてからは、肘への負荷を逃がしていますので、痛くなりませんでした。

Posted by touch at 2008年11月14日 08:53
なるほど!仰る通りかもしれませんね^^
子供たちに実践してみます!
Posted by kapy at 2008年11月14日 09:20
◆肉団子3兄弟さん、ありがとうございます。

私もバッティングでもひじが痛くになりました。

後ろ手(右利き)の手首がアウトグリップ(外側へ手首を曲げる)だとひじが痛くなりましたが、イングリップ(手首を内側に曲げる)で痛みはなくなりましたよ。

Posted by metoo at 2008年11月14日 14:10
◆お腹さん、初めまして!
コメントありがとうございます。

>サードからの送球が安定しないのですが、なにか少年野球で教えてるコツとかってありますか?

私の少年野球の指導で申し訳ありませんが、参考になれば幸いです。


サードと言うポジションは、
一塁ベースから一番遠い距離を投げなければいけません。
当然、悪送球が多いポジションでしょう。

だから、近づくんです。
1mでも2mでも一塁手に近づいてから投げます。

その為には、捕る動作と次への投げる大きなステップを組み合わせなければいけません。

「左手グローブで捕るタイミングと、左足カカトからボールを捕るタイミングを合わせると、次へのステップが大きくなるよ」
と小学生に教えています。

実際に見たことがないので、余計なお世話かもしれませんが、ご存知でしたら忘れてくださいね^^



Posted by metoo at 2008年11月14日 14:16
◆kapyさん、ありがとうございます。

では今夜^^



◆touchさん、ご無沙汰してます!

キャッチャーはひじ痛になりやすいですよね。

そして、腰痛にも^^

Posted by metoo at 2008年11月14日 14:18
私は高校から野球を始めました、それもいきなり硬式で。
外野手でしたがひじ痛には常に悩まされました。投げ方が悪いのか、肘が弱いのか、筋力が足りないのかとその時はいろいろ考えましたが、肘痛の原因がボールを強く握って投げているからとは驚きました。
今から思うと、チームメイトより野球のスタートが遅かったので、技術でかなわないのを補うため、バットもボールも強く握って無我夢中でプレーしてました。

子供たちに同じ思いをさせたくないのでぜひアドバイスしたいと思いますが、無意識にやってることや力を抜くことを教えるのって意外と難しいですよね。

皆、一生懸命やろうとするとやっぱり力が入ります。

ベンチも手に汗握りますがそれ以上に子供たちも。

まずは自分でやってみて、最適なアドバイスを考えてみます。


Posted by 武 at 2008年11月14日 16:45
おひさしぶりです。今回のひじ痛のことで、実は私の長男が、ひじの骨折で、一ヶ月半のギブス生活になったのですが、その時の症状が参考になるかもしれないと思ってコメントしました。次男が、肩の痛みを言ってきたので、医者に連れて行く段取りをしているときに、長男が、投球時にひじが痛い気がすると言い出したので、一緒に連れて行ったのですが、レントゲンで見るとひじの関節の骨が出っ張った筋肉がつながっている部分(ひじの骨の膨らんでいるところ)のほねが、きれいに切れて離れていました。お医者さんの言い分では、切れてすぐだったので、骨の移動が少ないからギブスで固定すれば治るということで、すぐ固定ということになってしまいました。骨の端の骨折は、痛みはほとんど無く、動いた骨が他の部分を刺激して痛みが起こるそうです。今回の場合も、痛みをこらえて投球を続けていれば、骨が移動して、手術となる事例だったと言うことでした。次男はリトルリーグ肩で、一ヶ月の投球禁止でしたが、付録の長男の方が長くかかってしまいました。今回の件で、私が感じたのは、痛いという症状を見過ごすと大変なことになるなという事です。どんな状況でも、痛みがある時は、絶対にきちんとした医者の判断を仰ぐべきだと思います。
Posted by ねぎぼうず at 2008年11月15日 00:01
こんにちは!
この記事を見て全く同感です。
でも、わがチームの指導人がよく投手に対して「投手は一回肘や肩を壊さないと速くはならん」と指導しています。私は投げ方がおかしいから壊すものだと思っていました。そこで、意見をすると「君は野球経験者じゃないからだ」とわけのわからない事をいいます。野球経験者じゃない私がまちがっているのでしょうか?愚痴っぽくてすみません。
Posted by 素人 at 2008年11月15日 20:22
◆武さん、ありがとうございます。

一人一人の子供が違った投げ方をするように、
ひじ痛にもいろんな原因があると思います。

力みすぎ も一つの原因かもしれない、と私は思っています。

どうやって指導するか?
ここが悩みどころですね^^


◆ねぎぼうずさん、ありがとうございます。

最近では、中学生くらいでもひじにメスを入れる子もいるそうですね。

野球を教える指導者も、もっともっとひじ痛に関して勉強しなければいけない時代でしょう。

子供達にいつまでも楽しく野球を続けてもらう為にも、
ひじ痛の原因を探していきましょうね!


◆素人さん、ありがとうございます。

>投手は一回肘や肩を壊さないと速くはならん・・・

なぜ肘と肩を壊さないと速くならないんでしょうね?^^
私には意味がわかりません。


野球経験者だからわかることもあるでしょうが、
ひじ痛に関して無知な野球経験者もたくさんいますからね。

自分の子供は自分で守った方が良さそうに思いますよ。
Posted by metoo at 2008年11月19日 23:49
こんばんわ 先日に投稿させていただきました。研究熱心で感心するばかりです。
ご多忙のところ申し訳御座いません。教えて頂きたいのですが。うちの子 小学4年生が
野球チームの体力測定にて遠投をしてから??(勿論遠投のアップもしました)翌日に肘の内側の飛び出たところが痛いと言い出しました。すこし投げていれば痛くなくなったと言い出しましたが 翌日に素振りの時に痛いと言い出しました。普段はチームの方針で塁間キャッチボールだけで遠投はさせません。これは どうなっているのでしょうか?
筋肉痛にしては 飛び出た所ですし 瞬間的に痛いといいますし。ご教授お願い致します
Posted by 野球小僧1 at 2011年03月01日 21:20
◆野球小僧1さん、ありがとうございます。

「野球肘」などで検索して調べるとわかりますが、

ひじ痛ってどの筋肉?
http://metoo.seesaa.net/article/136955288.html

痛くなる箇所は、上腕骨内側上顆だと思われます。
(私は医者ではありませんので信用はしないでくださいね)

今回の痛みな、何百球も投げて披露による痛みではなさそうですね。

例えばですが、私が160キロの剛速球を投げたとしたら、その一球で肘や肩は壊れます。160キロに耐えられる肘や肩の強さがないからです。

手首が強くて160キロ投げれた。下半身が強くて160キロ投げれた。でも、肘や肩は160キロに耐えられなくて壊れた。こういったケースは少年野球にたくさんあると思っています。

野球のボールを投げるだけでなく、逆立ちをしてみる、鉄棒で逆上がりをしてみる、登り棒を登ってみる、腕立て伏せをしてみるなど、一般的な体力を高めることで、肩や肘の関節を強くすることも大切だと思います。


心配であれば接骨院などに行かれるほうが良いでしょう。もう一度書きますが私は医者ではありませんので^^
Posted by metoo at 2011年03月02日 12:55
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