試合に出場させる子供
試合に出場させない子供
この境界線を自分なりに作りました。
こんな事件というか、事故がありました。
三塁を回ってクロスプレー
スライディングを怖がった選手は駆け抜けようとして、
捕手の足に引っ掛かり転倒
左手から転げ落ちて手首を捻挫、2週間の安静と診断されました。
二塁盗塁した相手チームの小柄な選手
スライディングできずに、ショートにぶつかり跳ね返されて転倒
ケガにはいたりませんでしたが、お互い危険なプレーでした。
自分がケガをしてしまう。
相手チームにケガをさせてしまう。
危険が予想される子供達には、残念ですが、まだ出場させるわけには行きません。楽しい野球を子供達にプレーしてもらいたいからこそ、予想される危険を未然に防ぎたい。それが指導者の役目と思います。
スライディングを上手にできるようになるには,まず、子供達から恐怖心を取り除いてあげなければいけません。地面へドスンとおしりをぶつける痛みが、子供の恐怖心ではないでしょうか。
低学年にスライディングを初めて教える練習です。
@すべりだい
すべる感覚を身につける、楽しいスライディング練習と思います。
「お尻の真ん中は痛いよ!」
どちらかのお尻ですべる事を教えてあげましょう
すべり終わったら片足で着地して見ると解り易いでしょう。
A畳の部屋、体育館、ビニールシートの上などで
滑りやすい場所で、今度は押してあげましょう。
「どこが地面とこすれるのか?」おしり?ひざ?どのあたり?
「落ちる」ではなく「すべる」感覚を身につけてもらいたいです。
今度は足を引っ張ってあげます。
この時に、後頭部をぶつけるので注意しましょう。
「必ずあごを引く」事を注意します。
B砂山をこわす遊び
ここから砂場でのスライディング練習です。
走ってくる勢いが無いと上手にすべれません。
勢いが無いと、よけいドスンと落ちる痛みが頭をよぎります。
「高い目線だと怖いよ、低い目線は怖くないよ」
最初はゆっくり助走をつけて、すべる時はひざをやらかく、
腰を落としながらでいいので、目線を下げさせて見ましょう。
砂場に子供たち得意の砂山をつくって、それをスライディングでこわす遊びから始めると、楽しく覚えられると思います。
もう一つ注意点は
「手を付かない、両手バンザイでスライディング」
もしくは、砂や、手袋を握らせてすべると解りやすいです。
ドスンと落ちると痛いので、自然と手でお尻をかばってしまいます。
これが危険で、手首をグキッとやってしまいます。
3つの注意点
「ドッチのお尻でドコですべる?」
「あごを引いて」
「スライディング、バンザ〜イ」
決して試合をさせないわけではありません。試合はどんどん出場させてあげたいです。しかし野球は18人いないと試合ができません。一人でもケガ人を出したくないので、試合に出るための目標と低学年には、位置づけています。
高学年には3つのスライディング技術
T:ヘッドスライディング
U:すぐ立つスライディング
V:手でベースタッチスライディング
この3つのスライディングへと教えていきます。
T:ヘッドスライディング
一塁牽制の戻る時だけ、と教えています。
二塁三塁牽制は、右足から戻らせます。
これも砂場で練習します。
リードの体制から
「かまえて!」の合図で、左(一塁ベース)を向いて
左ももとお腹をくっつけます。
「飛べ!」の合図で右手をのばしてヘッドスライディング
この時も、目線が高いと怖がります。
左ももとお腹をくっつけて、
「目線を下げると怖くないよ」と伝えてあげます。

U:すぐ立つスライディング
2塁盗塁の時に役立ちます。
基本はバンザイスライディングですが、
コツはスライディングしながら重心を、顔を前に持っていくと、すぐに立ち上がれます。
2塁盗塁は、左お尻すべりだと捕手からの送球が、顔面直撃の可能性があります。右お尻すべりだと、背中に送球が当たってあまり痛くないですし、暴投がセンターに転がるのが見えます。
でもイチロー選手は左お尻すべりです。歩数を合わせているのかな?どっちでもいいのかな?

追記
普通のスライディングよりも、手前からすべると、ベースを踏んだ勢いで前重心になり、立ち上がりやすいと思います。
V:手でベースタッチスライディング
本塁へのスライディングで、捕手のタッチをよけながら回り込むように、ホームベース側の手でタッチします。本物のホームベースの1m後に偽物のホームベースを置いてあげて、偽物に左お尻すべりして、左手は本物にタッチすると解りやすいです。

個人的にはスリーベースヒットで三塁ヘッドスライディング、ガッツポーズを決め、砂を叩かない泥だらけのユニフォームが好みです^^
見るからに"怖い〜"って感じです。
我がチームは牽制による帰塁は全てヘッドですね。一塁だけヘッドなのはどうしてですか?
ちなみに私、子供の頃、「V:手でベースタッチスライディング」が得意でクロスプレーはセーフ率が高かったです(^_^
スライディングは見本を見せられないので、教えることができませんでした。
立つスライディングのコツ。勉強になりました。
どうしても攻撃面でスライデイングが出来ない子は、監督の立場からして下位へオーダーしちゃいます。
勿体無くないパンツ=ズボンを二枚重ねで履かせて覚えさせないとね ^^
>一塁だけヘッドなのはどうしてですか?
いろんなチームの考えもあるでしょうが、私達チームの考え方をお応えします。
二塁はショート、セカンドが動きながらセカンドベースに入るので、一塁とは違って手をスパイクで踏まれる可能性があります。
三塁は牽制でアウトになる事を、ゼロにしないともったいないですし、盗塁がないからそれほどリードはいらないでしょう。
こんな理由です^^
すぐに立ち上がるコツ、その2は
普通のスライディングが3m手前からすべるとしたら、2m手前からすべるとベースを踏みながら勢いで自然と立ち上がってしまいます。
これも絵を書いてみますね^^
スライディングできない子は、怖くて盗塁などさせられませんね。このオフシーズンで何とかするのが、目標の一つです。
勿体無いパンツは必要ですね^^
積雪40センチ。でもこの雪がスライディングの練習のショック吸収マットになってくれます。
スライディングというよりは、少林寺の空中キックみたいになってしまう・・・
誰も入っていない真っ白い雪にヘッドスライディング。
気持ちいですよ。
スライディングのうまい子は、走塁もうまいです。走る姿勢が積極的ですから。
確か井口選手も右お尻だったと思います。
イチロー選手は「顔に当たるとあぶないなぁ〜」と覚えています。
私もドッチのお尻だったかなぁ?今さらすべり台ですべる訳には行かないので、夜酔っ払った勢いでサァーと滑ってみます^^
銀世界へのヘッドスライディング
いいですねぇ〜!
子供達は大喜びでしょうね。
でも家に帰ると、かあちゃんに・・・
スライディングが好きになると、走塁も上手になりますね。
ですから『走塁』は今も苦手にしてます。。。
今回の記事も大いに参考になりました^^
フックスライディングを中学校時代にコーチから強要され、高校ではスタンディングスライディングを求められ戸惑った経験があります。
友人から体育館での練習を進められ、体操服を穴を開けながら練習した覚えがあります。
子供に見本を見せなければと思いながらユニフォームで行くのを忘れます。
ユニフォームの時は結構滑ってますよ(^^)
ちょうど先週と今週、4年生チームでスライディングを練習していました。
ストレートスライディング(滑ってすぐ立つやつ)はみんな、大体できるようになりましたが、フックスライディングはずいぶん難しいようです。
手でベースタッチスライディングの2つベースの練習を取り入れてみたいと思います。
スライディングの練習は、体を投げ出すことに抵抗感がなくなる効果があるようです。
スライディングの後の外野守備練習でカッコイイスライディングキャッチやダイビングキャッチを見せてくれていました。
・ヘッドスライディング
・スタンドアップスライディング
・フックスライディング
をきちんと教えるべきか…と、でもスタンドアップとフックは、今全く出来ていないのですが、殆んどの場合、移動ベースなので、まだいいかなぁとも思います。
ヘッドが出来る子は何人かいるので(私は中学に入るまで出来なかった…)、すごいなぁと思いながら、でも胸で、腹で滑れていません。
私も二塁でのヘッドは反対です、二塁手、遊撃手に手(指)を踏まれる危険が大きいですから。
走塁の判断は難しいですね。
「思い切って走ってみる」
子供達はアウトになって、を何度も繰り返すして、でしょうか?
プロ野球選手でもアウトになります。予想と状況判断ができれば、一流の証なんでしょうね。
私はヘッドスライディング、ダイビングキャッチ、ユニフォームを汚すのが大好きでした。その分、ひざに水が溜まって医者で抜いたり、生傷が絶えず親に面倒をかけました。
ダイビングキャッチのお手本では、右手首をすぐに捻挫します^^
フックスライディングは同じく難しいようなので、ストレートで手を突いたほうが覚えやすいと考えました。
仰る通り、スライディングが上手になると、あと一歩のスライディングキャッチができるようになり、守備でも効果がありますね。
このスライディングについて書いていて思ったのですが、子供達はタッチが上手くできず、みんな追いタッチになりませんか?
タッチプレーをかいくぐるスライディングが上手にできると、今度は追いタッチをせずに、ベースタッチを教えなければと思いました。2つの練習がかみ合いそうです。
>砂山をこわす遊び
↑これ、面白そう!
早速、やってみようっと。
リードから1塁への帰塁の教え方が難しかったですね…。
私が一度手本を見せて真似させると、一人は、赤ちゃんのハイハイ。一人は横向きで帰って、片足が真上にピョコーンって上がってしまいます。エアロビみたいです。
その後は、あーだ、こーだと繰り返し練習しました。恐怖心の取っ払いかたに四苦八苦しています。
>横向きで帰って、片足が真上にピョコーン・・・エアロビみたいです。
想像できます^^笑ってしまいました^^
手から変えるヘッドスライディングは、高い位置から倒れる恐怖心がありますね。
これをどう取り除くか?ですね