2005年12月06日

ステイバック 腰のキレ

いわゆる腰の回転は、体のキレと考える、最初の回転と思います。
腰が先にまわって、上半身が遅れて回転、さらに腕も加速度をまして遅れてくる。
これが体のしなり、ひねりだと思います。
お皿を洗うスポンジをひねると、体の回転を感じ、上半身と下半身は一緒には回っていないと考えました。

では、腰の回転を骨盤と考えると

前の股関節で骨盤を回すか?
後ろの股関節で骨盤を回すか?

骨盤を急激に回転させるには、どちらなんだろう?

後ろの足は投手へ向かって併進します。
前の足は、後ろ足からの体重移動を強く支え、捕手側へと押し返そうとします。
つまりステイバックです。

その結果、前足側の股関節を急激に回転させますが、
ここが私は支点になると思います。

前足の股関節がロック?されながら、さらに後ろの股関節が強く押されてきて、骨盤の急激な回転が生まれるのではないでしょうか?

「常歩秘宝館」(なみあしひこうかん)
このホームページは二軸で歩く走るを研究されています。

気になったのは「投稿」の中になる
「野球の投球動作における二軸動作について」 土橋恵秀(早稲田大学)(2003年8月)
現ダイエーホークス、和田投手の大学時代のトレーナー・土橋さん

「腰の回旋のイメージを「背骨を軸として回す」イメージでなく後腰(投げる腕側の腰)を前にぶつけるようなイメージにすること。」

この言葉は和田投手のピッチングに関してですが、腰のキレを生み出すにはバッティングにも同じ意味に感じました。

もう一つ考えたのは、桜井さんのページ
投手のひじが下がるメカニズム

この中で、前足だけで立って投げてみる、後ろ足だけで投げてみる
これをマネして、前足だけで打ってみる、後ろ足だけで打ってみる

骨盤を強く回転させられるのは、
やはり後ろ足で打ったほうが、股関節が強く回ると感じました。
前足だけでは、素早く前股間接を回しますが、回ると言うより体がしなる、ひねるができません。

小山氏の初動付加理論では、もっと詳しく
「骨盤の前傾が股関節伸展で強く急激な回転を生む」
「軸足のひざを曲げないで投手に併進していく」
などと書いてありました。
野球トレーニング革命のp240あたりを何度も読み返しても、すぐに眠くなります^^


前の股関節を支点に、後ろの股関節で骨盤を回転させる為には

後ろの足に乗せた体重を、投手に向かって進めていき
前の足で強くふんばり返して ステイバック!

一生懸命に体を回転させよう、などと思わずに
自然と後ろの骨盤が強く出てくるイメージです。
posted by metoo at 14:34| Comment(14) | TrackBack(0) | ステイバック | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
metooさん、素晴らしいですね。

「骨盤の前傾が股関節進展で強く急激な回転を生む」これに尽きますよね。

これを体感できれば、飛躍的に飛距離が伸びますよね。
Posted by リベラ at 2005年12月06日 16:02
リベラさん、ありがとうございます。

体重移動による骨盤の回転には、骨盤の前傾があって、上半身にも伝わりやすいのですね。

あのイチロー選手のかまえで、腰と背筋が何か理由がありそうですね。

私もうまく実践できるわけではないので、まず私も練習してみます^^
Posted by metoo at 2005年12月06日 16:36
難しいことは分からないのですが、私の理想のフォームはこう考えています。
よく「腰を切る」というフレーズを聞きますが、私は軸足の押し込みによる腰の切れと体感的に考えています。ボクシングでも空手でも「突き」を入れるときに、後ろ足にもっとも力を入れて伸張します。片足でパンチを打つボクサーは見ませんものね(笑)。ですが、こと野球になると「軸足はインパクト時フリーフット」と指導される方もいます。いわゆる片足打ちに近いですね。ですが、これでいい当りがでてしまうのも野球の面白いところ。バースなどがこの打ち方でしょう。 ですが、ここで思い返して、ボクサーや空手の突きで軸足を突っ張る(力を入れる)のはどうしてでしょうか?答えは簡単、「相手」があるからです。相手の動きを予知して瞬時に突きを出すために軸足が重要なのではないでしょうか? ひるがえって、前足に体重を乗っけてパンチを打った場合、力が抜けているだけでなく、相手に読まれてしまうでしょう。つまり、準備動作(重心移動)が早くから行われるわけですから、変化に対応しにくくなります。 これを考えれば、変化球をも対応することを考えれば、「軸足で打つ」的考え方が有利となります。
となると、軸足付近に回転軸があるほうが確率が高くなる、と考えます。
ちなみに、私はイメージ軸は両足の中心より軸足側と考えています。
しかし、イメージ軸とは実際の体の軸とは違います。その軸の頂点に頭があり、C字曲線を描きながらその軸の周りを回ります。
そうすると重要となるのがステップした足です。足を軸の回転とおり、振り回すわけに参りませんから。そこで、ステップした足の膝の動きが重要となります。もっと簡潔に考えると、その膝を柔らかく動かしているのは足裏です。つまり、ステップした足が「着地寸前は足裏内側へ意識」「振り出しはつま先側へ意識」「インパクト-フォローは足裏外側からかかとへ意識」とスムーズに切り替えることで体と膝は柔らかく軸を中心に回転します。
あまり長く偉そうに書ける立場ではありませんので、このへんにしときます(苦笑)
Posted by touch at 2005年12月06日 17:07
私なりの解釈ですが・・・
軸足に体重移動して、前足に体重を戻した時に前足で踏ん張って、軸足の親指の付け根に力を入れながら、軸足側の腰のグリグリでボールを打つ(グリグリを押出す)感じ。
いかがでしょうか?
Posted by さとる at 2005年12月06日 17:15
和田投手の「腰の回旋のイメージを「背骨を軸として回す」イメージでなく後腰(投げる腕側の腰)を前にぶつけるようなイメージにすること。」はそのとおりだと思っています。このイメージでいけば、グローブ側の腕もほぼ移動しなくなるので、体が開きにくくなり、コントロールも安定すると考えています。
先のバッティングのときと考え方が違うじゃないか?と思われるかもしれません。
「ピッチングは自らスピードを作る作業」「バッティングは相手のスピード(変化)に合わす作業」という考えの切り分けをしているからなんです。

Posted by touch at 2005年12月06日 17:18
いやー難しい・・・(^_^)
私なりに理解し、子供へ試してみます。
自然の流れの中で。
その中で「息子流」を見つけてみます。
参考になります。

いつもながら感謝です(^_^)
Posted by Shin at 2005年12月06日 19:59
私も Shinさんと同じく難しいと思います(^^;
でも股関節の重要さは認識してます。
うちも最近は特に柔軟系のトレーニングに力を入れてます。それがひいては骨盤の動きに繋がると思ってます。
Posted by ドラ夫 at 2005年12月06日 21:07
touchさん、ありがとうございます。

こう言った意見を聞ける事がブログの楽しみと思います。
今回はステイバックについて考えていますが、ステイバックとはどの打者、どの投手でも行っている、前足の着地の事だと考えています。
あと3つ、ステイバックについての考えがあります。こちらもご意見お待ちしております。
Posted by metoo at 2005年12月06日 21:43
さとるさん、ありがとうございます。

まず私は先生ではありません^^
いかがでしょうか?と言われても・・・
そこら辺にいる坊主親父は困ってしまいます^^

この後ろ股関節のグリグリはわかります。
このグリグリ感を、骨盤の前傾(へそを突き出して、おち○ち○引っ込める)で試すのと、骨盤の後傾(へそを引っ込めて、お○ん○ん突き出す)では、グリグリ感が違ってきませんか?
骨盤の前傾の方が、グリグリ感が大きいと思います^^
Posted by metoo at 2005年12月06日 21:52
touchさん、ありがとうございます。

今回和田投手の大学時代トレーナーさんの話で、ピッチングにもステイバックが大切なのがわかりました。
前足の着地で前足股関節が急激に回り始める。
この時に前足のひざがゆるむと、力は股関節に伝わらないでしょう。前の足を強く跳ね返す事が股関節の急激な回転につながり、前の足のしっかりとした土台が、コントロールにもつながると思います。
和田投手談では、前足の着地でひじが勝手に上がるとも言っていました。
Posted by metoo at 2005年12月06日 21:59
Shinさん、ありがとうございます。

これを全て、子供に教えるつもりはありません。
まずは、フルスィングを磨く事と思います。
以前Shinさんのブログに、ノブくんの動画がありましたよね。2年生のフォームとは思えないくらい、キレイな下半身の使い方だなぁと思いました。
Posted by metoo at 2005年12月06日 22:17
ドラ夫さん、ありがとうございます。

先程、息子と友達で「ハリーポッター炎のゴブレット」を観てきました。たまには夕方練習をお休みして気分転換、私も小学生気分で楽しんできました^^

そうです、ステイバックですよね。
後に乗せた体重をどうやって使うか?
いろいろ皆さんの意見を聞きながら、楽しみたいと思います。
Posted by metoo at 2005年12月06日 22:50
いつもながらmetooさん。
他のブログのコメントはおもしろいのに、ここは一切お笑いなしですね(笑)。

みなさん意見。
とくにtouchさんに通じるものがあります。
私は今手塚氏のうねり打法を勉強しているのですが、「軸の頂点に頭があり、C字曲線を描きながらその軸の周りを回ります。」
最近はこれを意識するようになりました。
C字曲線になり、球をよりひきつけた状態で打とうとすると、私は自然と軸足中心の回転になると思います。

ステイバックについて他の考えもあるとか。
楽しみです。
Posted by ラピュタ之介 at 2005年12月06日 22:51
ラピュタ之介さん、ありがとうございます。

私も他のブログさんではお笑いコメントしてるのですが、なぜかここは真面目です^^
Cアーチについても次回記事にしようと思います。
Posted by metoo at 2005年12月07日 00:11
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