2020年07月23日

70点でいいんだよ

昔、少年野球のある指導者の方に

「野球なんて70点でいいんだよ!」


私「残りの30点は?」と聞き返すと

「たまに90点になったり、50点になったり、100点を目指しちゃ絶対にダメ!」

「100点でもアウトになるんだから」

伸びしろだったり、余白だったり、遊びだったり

指導のどこかに70点野球を頭に入れるようになりました。



特にバッティング

バットの持ち方、足を上げてもいいし振ってもいいし、好きなように打ってほしい

(タイミングの取り方(シンクロ)だけは、ビデオを見ながらイチロー選手や松井秀喜選手を真似して取り入れました)

ただ、結果は全く打てない。というか打てそうにない。7回までやってヒット1本でればヒーローになれるチーム。


そこである日、監督二期目2011年頃だったかな

カタリスト と ビヨンドマックス 二本のバットをチームにお願いして買ってもらった。


「今日の試合、お願いだからこの二本のバットを使ってほしい、どっちを使ってもいい。今日だけ自分のバットは使わないでください。お願いします。。。」

その試合

70mの柵越えホームランが二本も出た (^0_0^)

長打バンバン、打球ギュインギュイン、みんなが驚いた顔をしてた。


これには仕掛けがあって、

みんなには飛ぶバットと伝えたけど、

実は長さと重さをみんなの体格に合わせたバットを購入しました。

そう、みんなのバットは長すぎて、重すぎた。

みんなのバットは6年生以上でも使えるように5cm、100gオーバーしてた。

2008年10月15日 バットと体格2

1015.02.jpg


子どもに技術を教える前に、

その子にあった最適な道具かを見てもらいたいんです。


打ち方を教えたいのは分かります。

その子が好きなバットを使いたい気持ちもわかります。

でも

まず道具がその子の能力を変えてくれます。

飛ぶバットじゃなくて

最適な長さと重さです。

道具で子どもが90点になったり40点になったりします。



イチロー選手
身長 180cm
体重 71kg
バット長さ 85cm
バット重さ 900g

イチローと同じ割合にしたら
小学六年生平均
身長 145cm
体重 39kg
バット長さ 68.5cm
バット重さ 495g


筋肉とかいろいろありますが、重さと長さが、振りやすさ、ボールとの距離、スイング軌道とかいろいろ教えてくれます。




posted by metoo at 00:40| 千葉 ☔| Comment(2) | 日記 | 更新情報をチェックする