2020年01月09日

肩が強いの正体

菊池選手をはじめ、源田選手、坂本選手など、素晴らしい内野手が日本にはいます。

しかし川崎宗則選手を最後にMLB日本人内野手は表れていません。

なぜでしょうか。
なにが日本人内野手には足りないのかを考えてみました。



バックハンド、シングルハンド

捕り方は昔と比べて上達したと思いますが、

MLB内野手と圧倒的に違うのは肩の強さです。

なぜ日本人内野手は肩が弱いのか?

それは日本独自に教わってきた投げ方にあると感じてます。


・まっすぐに足を踏み出して投げなさい

・下半身を使って投げなさい

この二つの指導をこれからはやめましょう。






2017年02月07日 守備を変えるなら右足右手投げ

右足で投げるケースも練習が必要ですが、それとは別に左足の踏み出し方。

20010906.jpg

踏み出す足三パターンは練習しておきましょう。

日本人内野手は、試合中にまっすぐ踏み出して、まっすぐ投げられることだけを求めています。しかしそれができないケースが必ずあります。同じように、下半身を使ってボールを投げることができるケースもありますが、上半身しか使えないで投げるケースもたくさんあります。
まっすぐに投げられない時、ここが日本人内野手が苦手な投げ方です。



日本人内野手とMLB内野手の投げ方はどこが違うのか探してみると、身体的な特徴もありますが、MLB選手は胸を張って深いトップの位置、日本人は猫背で投げるトップの位置が小さいように見えます。

ちょっとイメージ図でまとめてみます。

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可動域が小さく見える日本人内野手

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トップの位置が深く見えるMLB内野手
肩甲骨を深く引き、おへそ辺りを突き出すと腕を振る可動域が大きく作れます。




もう一つは上半身で投げることです。

20010905.jpg

@右側の広背筋で右腕を引き挙げて
A左側下の広背筋で右腕を引いて投げる

下半身が使えない場面での投げ方は、この二つで体の回転を作るしかないと考えています。


日本人とメジャーリーガー
同じ時間で同じように投げていますが

・肩甲骨の可動域
・広背筋の強さ


肩が強いの正体はこの二つだと思っています。




バッティングにパワーが加わった日本人打者はいずれ世界でも活躍するでしょう。

次は

内野手のスローイングにもパワーを取り入れてみてはどうか。



しっかりステップをして足をまっすぐ踏み出して投げるケースもありますが、それは正面のゴロしか捕れない内野手と同じ意味です。




捕り方の次は投げ方です。





まずは真似からやってみて、必要な筋肉を鍛えましょう。




2016年11月02日 クルーズの左足

こういう技術の話は実際に目の前で見ないとわかりませんよね。。。

posted by metoo at 18:19| 千葉 ☀| Comment(0) | 守る | 更新情報をチェックする