スモールボール(Small ball)は、野球における戦略の一つである。機動力や小技(バントなど)を特に重視する。スモール・ベースボール(Small Baseball)とも呼ばれる。対語は、ビッグボール。MLBのロサンゼルス・ドジャースの名スカウト、アル・キャンパニスが『ドジャースの戦法』を著して定型化した。かつてはドジャース戦法と呼ばれ、スモールボールと言われるようになったのはごく最近のことである[1]。
ビッグボール wikipedia
ビッグボール(Big ball)は、野球における戦略の一つである。出塁率、四球や長打力を特に重視する。セイバー・メトリクスと密接な関わりのある戦略で、セイバー・メトリクスを重視する新思考派と呼ばれるチームではビッグボール的な戦略をとるチームが多い。ボストン・レッドソックスが代表的なビッグボール派のチームである。少ないアウトのリスクでより多くの点を取ることが理想とされる。そのため、自らアウトを相手に献上するバントなどはあまり好まない。
二つの考え方の違いはアウトについて。
スモールボールではアウトの生産性が重要とされるが、ビッグボールではアウトがそもそも本質的に非生産的であるという前提に立つ。
アウトを犠牲にして点を取るのがスモールボール
少ないアウトの中で点を狙うのがビッグボール
そういう意味だったんですね。
日本における「スモールボール」
日本でスモール主義が普及しているのは、高校野球においてスモールボール戦略が必須であることがあげられる。これは日本の高校野球はリーグ制でなく、勝抜き制であるからである。勝抜き戦の場合は一度でも負けることが許されないので、最も安全に(統計的に偏差が少ないように)点を取りにいき、守備のエラーを最小限に抑える戦略が支配的となる。
ひとり歩きし始めたスモールベースボール
王監督世界一へ「ストロング&スピーディー」
国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の王貞治監督(65)が2日、日本代表のチームスローガンとして「ストロング(Strong)&スピーディー(Speedy)野球」と命名した。WBC1次リーグは今日3日、開幕する。王監督は今大会では攻撃面で小技、機動力を絡めた「スモールベースボール」を提唱していたが「スモールだと野球が小さくなる」と開幕を前に前言撤回。従来の機動力野球に、長打力を加味した攻撃を理想に掲げた。
王監督は「スモールベースボール」を「ストロング&スピーディー野球」へと訂正していたが、「スモールベースボール」という言葉は自然と広まってしまったようです。
スモールボールとビッグボール
言葉だけでも覚えておきます!