この中で注意が必要なのは(6)でしょうか。
(6) 8.05(d)【原注】を追加する。
【原注】投手が走者のいない塁へ送球したり、送球するまねをした場合、審判員は、それが必要なプレイかどうかを、走者がその塁に進もうとしたか、あるいはその意図が見られたかで判断する。
追加前
8.05(b)投手板に触れているピッチャーが、1塁または3塁に送球する真似だけして実際に送球しなかった場合。
「注」ピッチャーが投手板に触れているとき、ランナーのいる2塁へは、その塁の方向に直接ステップすれば儀投してもよいが、1塁または3塁とバッターへの儀投は許されない。ピッチャーが軸足を投手板の後方へはずせばランナーのいるどの塁へもステップしないで儀投してもよいが、バッターだけは許されない。
自分なりに解釈すると
一塁と三塁への牽制球の偽投はボークですが、
牽制球を投げても送球を投げなくても、
その塁の走者に必要なプレイかどうかの判断でボークに。
となったようです。
その前にちょっとブレイク(^^)/
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1989年 第60回都市対抗野球大会
プリンスホテルのトリックプレー
相手チームのランナーが2塁にいる時に、
投手が2塁へ全力で牽制球を投げる「ふり」をする。(実際には投げていない。)
2塁ベースカバーに入った遊撃手が牽制が暴投になった「ふり」をして横っ飛びに飛びつく「ふり」をする。
そしてセンターが暴投で抜けてきたボールに猛ダッシュでカバーに入る「ふり」をする。2塁ランナーはてっきり牽制が暴投になったと思いこみ離塁する。
そこで初めて投手から2塁へボールが送られランナーをアウトにする。
このプレーから牽制球を使ったトリックプレーが始まったといっていいでしょう。
私もこんなトリックプレーを実際に子ども達に教えて試合で使ったことがあります。今考えると時間の無駄遣いでした(^^;)
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話を戻します。
2015年度 規則適用上の解釈全日本軟式野球連盟
2「対象走者以外に対するけんせい球」について(8.05d・h 関連)
1アウト走者二・三塁、野手は前進守備、投手は投手板上から三塁にけん制球を投げた。三塁手は、一歩前に出てその送球を捕って素早く二塁に送球し、二塁走者をアウトにした。三塁手に三塁走者をアウトにしようとする行為も見られず、ましてや、三塁走者も一歩前に出たということは、アマ内規Kに抵触するので「ボーク」が宣告される。このようなトリックプレイは、アンフェアなプレイで許してはいけない。
何のために【原注】を足したかわかりました。
トリックプレーを止めましょう!
トリックプレーはアンフェアとはっきり位置づけましたね。
それともう一つこの写真

これが守備側のタイム一回になります。
監督・コーチが投手のもと(マウンド)へ行く制限 8.06日本高等学校野球連盟

新しい投手がマウンドに到着し、その投手がウォームアップを始めたならば、その監督・コーチはベンチに戻る。もしそのまま留まっていた場合には「一度」に数えられる。
3月になりました。
いよいよ球春到来
全国各地で大会が始まります。
その前に
2015年から改定されたルールも確認しておきたいですね。
所属する野球連盟に必ず確認してくださいね!