お医者さんは
患者さんを診察して症状に合わせて処方箋を作り薬を出します。
指導者も同じように
選手を観察してドリルを考えて練習メニューを作ります。
「もっと脇を閉めて打て!」
「もっと腰を落として捕れ!」
アドバイス(注意・忠告)だけではなく
子どもにはドリルです。
コントロールが良くない子には
コントロールが良くなるドリルを
ボールを強く打ちたい子には
強く打てるようになるドリルを
いい指導者は
子どもに合わせたドリルをたくさん持っています。
今のスイングはこういう軌道だから
今のスイングはこういう数字だから
そこから指導者は考えます。
・スイング軌道は このドリルを一日おきに15回
・スイングスピードは このドリルを毎日10回x3セット
・最近サードゴロが増えてきたから このドリルも毎日10回だ
・この筋肉が動きやすくなるように、このストレッチドリルを毎日5分
練習メニューを作ってあげます。
特別なアドバイスをしたからってすぐに上手くなるわけではありません。
難しい言葉を使ったからといって正しい指導ではありません。
小さなドリルの積み重ね
どんな行動をするかです。
なぜドリルが必要か?
ドリルって何なの?問題はここです。
なぜドリルにそこまでこだわるのか?
それは
ドリル=最適な努力だからです。
ダルビッシュの名言2014/03/06
ダルビッシュが言う
最適な努力を見つけることを
こういう練習をすると自分の身体はどうなるのか。
この考え方を小学生に植えつけたいんです。
だから
アドバイスではないんです。
中学生になって
高校生になって
最近サードゴロばかりだなぁ〜
あっ!そういえば少年野球の時に教わったドリルがあったなぁ〜
そうか、こういう練習をすれば、自分はこうやって動けるんだ!
これが最適な努力なんだ。
ただ練習するのではなく
ただ素振りをするのではなく
ちょっとした工夫を加えるだけで最適な努力になります。
自分を客観的に見ることができ
自分に最適な努力を見つけられる
自分を変えることができるドリルを
何をしたいか考える時
何をすべきか考えるわけですね^^
変わるのは大人です。
たくさんのドリルが出来上がったら印刷しておき
(この子には)
「3番のドリルと6番ドリルを今日から一週間やってごらん」
(あの子には)
「4番のドリルと8番のドリル、17番のドリルをやってごらん」
大人が変わると子どもは変わっていくでしょう。
お風呂の湯船でグーパーグーパーして握力したり
ストレッチしたりするドリルなんかもいいですよね^^
たまには
今日のドリルは一冊の本です。
本を読める子は一生自分を変えられる子です。
監督が好きな本をみんなに読んでもらう。
素晴らしいドリルだと思います。
ダルビッシュのタイヤトレーニング工藤監督のタイヤトレーニング下半身から伝えられた力を指先まで伝える動きにつながる全身運動。
こういった最適な努力はどんどん情報交換して取り入れていきたいですね!
posted by metoo at 12:26| 千葉 ☀|
日記
|