2013年8月14日 日川-大阪桐蔭日川が先制して大阪桐蔭が逆転し、
最終回に日川が追いつくが、
延長戦で大阪桐蔭がサヨナラ勝ち。
とても素晴らしい試合でした。
日川の粘り強さが感じられましたが
粘り強さだけじゃなかったのでは?
2010年08月16日北大津高校に感じたときと同じ何かがあるのでは?
メモを取りながら何度も録画を見直しました。
二回日川
ワンアウト三塁1B2Sからウエスト2B2Sからストレート、ツーストライクスクイズ
ツーアウト1B2S変化球を三盗塁三回日川
ツーアウト一塁から初球セーフティーバント
四回桐蔭
ツーアウト1B2S変化球を三盗塁五回日川
ノーアウト一二塁1B2S変化球をエンドラン
ワンアウト一二塁3B1Sストレートをエンドラン
五回桐蔭
ワンアウト一塁1Bからバスターエンドラン
ワンアウト一二塁で敬遠満塁策
六回日川
ワンアウト一三塁初球エンドラン!
六回桐蔭
ワンアウト一二塁1B1Sストレートをヒットエンドラン
七回桐蔭
ワンアウト一三塁1B2Sから一塁走者とエンドラン、変化球ショートゴロ一点
八回日川
ワンアウト一塁1B2Sエンドラン、ストレートボール空振り三振盗塁成功
ツーアウト二塁四番打者1B2S変化球で追い込んでボールストレート空振り
九回日川
ノーアウト一塁1Bからストレートエンドランファール、1B1Sセーフティーバントファール、1B2Sからレフト前ヒット
ノーアウト一二塁2B1Sからエンドラン、ストレート空振り、ワンアウト二塁、ストレートボール球空振り三振
初球セカンドゴロエラー同点
この中で面白い特徴があります。
それが1ボール2ストライク(1B2S)
このカウントで三塁盗塁が二度ありました。
(2ストライクですからランエンドヒット)
その投球は二度とも変化球。
1ボール2ストライクは変化球なんじゃないか?
このカウントをもう一度最初から見直しました。
やはり1ボール2ストライクは変化球が多いです。
このカウントでエンドランやランエンドヒットが狙ってるようでした。
日川の野球、大阪桐蔭の野球
高校野球って面白いなぁ^^
とか考えていたらこんなテレビ番組が!
ザ・データマン 〜スポーツの真実は数字にあり〜「“3.3秒の攻防”盗塁、その劇的世界」
NHK BS1 2013年08月16日(金) 24:00〜24:43t
119km/hの変化球と147km/hのストレートは
18.44mで0.1秒違うそうです。
楽天 聖沢選手の走力だと0.1秒は71.4cm。
変化球の多いカウントで走ることで塁間を71.4cmも縮めてしまう。
ストライクボールのカウント
キャッチャーの配球にどんなクセがあり
どのカウントで変化球を投げるのか?
ショートバウンドになるくらい低めギリギリの変化球で三振を奪いたい。
2ボール2ストライクではボールになった場合3ボール2ストライクになってしまい投げづらいカウント。
だったらその前のカウント1ボール2ストライクで決め球を思い切り腕を振って投げておきたい。
1ボール2ストライクだけじゃなく
他にも
3ボールからストレートを投げる確率
3ボール1ストライクから変化球を投げる確率
打者の心理
捕手の心理
三振をとり
たい逆方向に打ち
たい内野ゴロを打たせ
たい三振したく
ない長打を打たれたく
ない心理からくる配球のクセ。
スコアラーが一緒に戦ってるチーム。
配球データを読みながら変化球に合わせて足を使った攻撃。
足を使う攻撃には、いろんなデータ裏付けの根拠があった。
エンドラン、ランエンドヒット、盗塁には狙うカウントによって球種が決まっていたのではないか。
これが日川高校の粘り強さだったのではないでしょうか。
見方の切り口を変えれば
何度見直しても面白い勉強になる試合です。
ps
済美高校の安楽くんへ
ピッチャーのくせに一塁へ下手くそなヘッドスライディングしやがって!
バカ野郎!オレは安楽くんの大ファンになっちゃったじゃないか!^^
来年も待ってるぞ!
posted by metoo at 01:37| 千葉 ☀|
日記
|