しかしエラーだけでいいのでしょうか?
ミスという言い方もあります。
どう違うのかちょっと調べて考えてみることにしました。
ミスとエラーを検索してみます。
ミスmistakeの意味
間違い,誤り,ミス; 思い違い,誤解 《★【類語】 ⇒error》.
エラーerrorの意味
誤り,間違い 《★【類語】 error は誤り,間違いを表わす一般的な語で道徳上の誤りをさすこともある; mistake は基準または正解から外れた誤りまたは判断の誤り; blunder は「へま」で非難の意が含まれる; slip は不注意による軽い誤り》.
mistake は判断の誤り,思い違い
error は誤り,間違い
う〜ん、なんだか難しいなあ・・・
違ったサイトを検索すると
「技術はあるのに誤ってしまった場合はmistakeで、技術が足りなくて間違えることがerror」
なるほど
ちょっと私の頭の中を整理してみます。
1年生は「足し算」「引き算」ができます。
6年生は「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」が出来て今月から「分数」を習っています。
6年生が足し算を間違える→技術はある→ミス
6年生が分数を間違える→技術が足りない→エラー
では1年生が掛け算を間違える→???
まだ技術が足りないエラーなんだけど、
「まだ」(yet)「〜することが出来ない」という分け方もあるでしょう。
少年野球でいうと
まだ目が速いボールを追いかけられない、見えていない。
まだ脳が情報を知らない、たくさんの情報を送ることが出来ない。
まだ神経が筋肉を動かすことが出来ない。
エラーを「まだ〜することが出来ない」
(yet)という視点からみることも大切と感じています。
ミス「判断を間違える」とエラー「まだ出来ない」
どちらもチャレンジしてトライしてる正しい方向です。
どちらを考えても
どうやったら子供達は「出来る」に辿り着くのか?が大切です。
ひとつのヒントとしてこんなページを見つけました。
【違い】
[下接語]板違い・従兄弟(いとこ)違い・入れ違い・色違い・打ち違い・大違い・御門(おかど)違い・思い違い・思惑違い・掛け違い・門(かど)違い・考え違い・勘違い・気違い・食い違い・計算違い・桁(けた)違い・見当違い・心得違い・作(さく)違い・筋違い・擦れ違い・互い違い・種違い・段違い・手違い・畑違い・場違い・腹違い・引き違い・一足違い・人違い・打(ぶ)っ違い・間違い・見込み違い・眼鏡違い・目利き違い・目違い・行き違い・了見違い
ミスとエラーというのは
この中のどれかじゃないでしょうか。
「間」という時間を違ってしまったのか?
「一足」の距離を違ってしまったのか?
「勘」違い、「思い」違い、「見当」違い、「考え」違い
まだ「イメージ」が作ることが出来ないのか?
子供達がどうしたら出来るのか?というのは、
指導者からすると
「どこの違いを見つけるのか?」
その為に
「どんな練習をしたらいいのか?」
ミスなのかエラーなのかもっと細かく刻んで考えて、
何が違うのか考えてみる。
上手な選手と自分を比べてみる。
どこに違いがあるかを見つけてあげる。
その子にあった練習を作ってあげ一緒に繰り返す。
ミスとエラーの違い、いろいろな考え方があるでしょうが、
ミスとエラーの責任は指導者にあるのは間違いないでしょう。
そう言えばこんな本がありましたね(笑)