小さい頃にキックベースという遊びがありました。
ピッチャーがサッカーボールを転がして、それをバットではなく足のキックで蹴り返して、あとは野球のルールとほぼ同じ。
ピッチャーから真っ直ぐ転がってくるサッカーボールは、
ほぼ100%の子供が
ピッチャーに真っ直ぐ蹴り返します。
前から来るボールを横に打ち返すのは難しいようであまりいません。
ボールが来る方向にまっすぐ打ち返すことが、
無意識で行われているのが良くわかる遊びです。
バッティングセンターで遊んでいる女子を見てもそうです。
引っ張ろうとか流そうなんて考えてないのでしょうね。
強く打ち返そうとすると、ピッチャー方向、センター方向に自然と打ってしまうのでしょう。
この特性をピッチャーは利用しなければいけません。
(特に少年野球は)
少年野球は21個のアウトを目指して守っています。
その21個のアウトはどうやってとるのですか?
三振ですか?フライですか?ピッチャーゴロですか?
ただアウトを取るのではなく、何かを目指して、想像して、組み立てて、相手を見て、
ピッチャーゴロを打たせることをイメージして投げるといいかもしれません。
なぜならば
・バッターから一番近い野手はピッチャーだからです。
・4つのベースの中心にいるのはピッチャーだからです。
・ランナーがいる時にピッチャーゴロを打ってもらえばダブルプレーが狙いやすいからです。
・ピッチャーゴロではランナーは次の塁を狙うのが難しいからです。
キャッチャーはランナーがいる時、ピッチャーゴロを打ってもらいたい。
そんな配球を考えています。
スイングが速く引っ張りそうなバッターには、速い球と遅い球の前後を使い分けて、、、
コツコツミートするバッターには、インコースとアウトコースの左右を使い分けて、、、
ただアウトを取ろうとするよりも、
ピッチャーゴロを狙って打たせてみる。
ここにも大きな知恵と工夫が必要でしょう。
目標があるから反省と対策が見つかり
進歩と成長に繋がっていく。
剛速球で三振を取れるピッチャー君がいれば、別の話ですが^^
posted by metoo at 11:11| 千葉 |
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