2010年09月03日

ツーストライクに追い込まない

野球は考え方によってひっくり返るスポーツです。

「今日のピッチャーはストライクが先行して、早めにツーストライクに追い込んでから勝負できるナイスピッチングでしたね」

ツーストライクに追い込むことがナイスピッチング!と、今までは考えられていました。

これを反対から考えると
「ツーストライクに追い込めなければダメなピッチャー」となってしまいます。

興南−報徳学園を10回くらい見直しましたが、積極的に打ってくるようなバッター、もしくは様子を見たいイニングの一球目は、ゆるいカーブのボール球から入ってくる配球が目立ちます。私の予想ですが、これはバッターに対して初球を絶対に振らせない、と見えました。わざと狙ってボール球を投げているような、このバッテリーはツーストライクに追い込もう!などと考えてはいないように見えます。八回九回は三振を狙っているように思いますが。

2008年2009年頃から始まった、ツーストライクアプローチという近代野球があります。
バッターはツーストライクに追い込まれると、ボールを引き付けて打つ、くさい球はカットしてピッチャーにプレッシャーをかけ、球数を多く投げさせて、あわゆくば四球を狙います。

これも反対から考えると
「ツーストライクに追い込んではいけない。ツーストライクに追い込んでるようで、実は追い込まれているのはピッチャー」となります。

このようなバッターへの対策は、ツーストライクになるとフルスイングしてくれないので、ワンストライクからバットを振らせて打ち取るピッチングが求められます。


1ストライク1ボール
1ストライク2ボール
1ストライク3ボール

このあたりのカウントが最もフルスイングしてバットを振ってくれるカウント。

2ストライク0ボール
2ストライク1ボール
2ストライク2ボール
2ストライク3ボール

バッターはフルスイングしてくれない、ダブルプレーも捕りづらいカウント。

2ストライクに追い込まれているのは、バッターか?ピッチャーか?


ボール球を意識的に投げて、もしくはボールになってしまったとしても、
バッテリーは、わざとバッターが有利なカウントを整えてあげてから勝負する。

このピッチングの方が省エネで球数も減らせます。

一人のバッターを5球もしくは4球で打ち取ればいいからです。





ツーストライクになると打率は下がりますが、
出塁率を上げられては意味がありません。

ツーストライクに追い込まないように配球を組み立てる。
1つのアウトをとるために、どのカウントに、どのような考え方があるのか?

野球の楽しさ「駆け引き」が詰まった、興南−報徳学園の試合でしたヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 13:33| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | ピッチャー | 更新情報をチェックする