シモン・アマン選手
172cm 56kg 28歳 スイス
アルペンスキー強国というイメージがあるスイスから突然現れたスターに、国際スキー連盟のジャンプ競技運営責任者ワルター・ホファーは、魔法使いの少年が突然その能力に目覚めるストーリーをアマンに重ね、「スキー界のハリー・ポッターだ」と叫んだ(確かに、眼鏡をかけた彼はハリーによく似ていた)。スポーツ新聞には「魔法のホウキならぬスキー板に乗った」と書かれた。
Wikipediaより
先日たまたま見ていた、
NHKスペシャル「ミラクルボディー 空飛ぶ“魔法使い”」
スキージャンプ競技は、選手の体系に応じたスキー板の長さが定められており、身体の大きな選手は長い板を履けて浮力?(揚力?)を大きく使えて有利に。反対に身長が小さなアマン選手や日本人選手は、短いスキー板を使わなければいけないで不利があるそうです。
しかしアマン選手は短いスキー板の不利など関係なく、身体の大きな選手よりも好成績を残している。その理由をNHKが科学的に検証しました。
身体の大きな選手は、パワーでジャンプして結果を出しますが、
身体の小さなアマン選手は、脅威のバランスで世界のトップに立ち続けているそうです。
斜面を滑ってきてからジャンプする踏みきるまで、
日本人選手の重心は、前後に左右に大きく揺れていますが、
アマン選手はほとんどバランスを崩さずジャンプをするそうです。
その結果、普通の選手のジャンプは、踏み切る瞬間の約90km/hでジャンプして空中で減速しますが、アマン選手は約90km/hジャンプして、空中で加速し、テレマークを入れる着地時には約120km/hまで加速してるそうです。
カメラはアマン選手のトレーニング現場に入り込み、どんな練習をしているのかを教えてくれました。
アマン選手の練習は、驚くことに「玉乗り」でした^^
2m近い「玉」にアマン選手はひょいと乗っかり、小さなシーソーを「玉乗り」で渡りきっていました。まるでサーカスで見るピエロの玉乗りのようでした。
身体の大きな選手のパワージャンプを、バランスで戦うアマン選手。
彼をスキージャンパーとは呼ばず、空を飛ぶ「フライヤー」と呼ぶそうです。
こんな予備知識があったので、アマン選手をじっくり観察しながらスキージャンプ競技、ノーマルヒルとラージヒルを見ていました。アマン選手と他の選手を比較しながら見ていましたが、ジャンプなど全くしらない素人の私が見ても、アマン選手の美しさを感じました。
バランスかぁ・・・
体幹を鍛えるとはちょっと違うイメージだなぁ・・・
悩んでみようっと^^