2010年01月14日

ウソでもいいから

「お前は絶対にプロ野球選手になれるよ!」

私はこのような言葉を平気で使ってしまう大人です^^


これをウソとは言いきれませんが、
何かを伝える前のきっかけとして、
使いたくなる時があります。



どんな子供でも共通しているのは、

「知らないおじさんの話は聞かない」

誰だかわからない、初めて見るおじさんには、
警戒心から接してしまい、近寄れば逃げるのが当たり前でしょう。


では、子供達が素直に真剣に話を聞くのはどんな時でしょう?

例えば、イチロー選手の話は真剣に聞きます。

「毎日の積み重ねを頑張ろう」

普段、監督やコーチに言われてることでも、
イチロー選手の言葉は素直に子供達に伝わります。

子供達はイチロー選手に、

興味、あこがれ、尊敬、信頼などがあるからでしょう。



興味、あこがれ、尊敬、信頼などがなければ、

物事は教えられないのか?伝えられないのか?

そんな事はありません。



今日始めて会うA君とB君に投球フォームの指導をするとします。

A君には、しばらく観察してから

「◎◎がダメだから、もっと◎◎してごらん」

いきなり初対面の子供にダメ出しから入ります。

当然A君は話を聞きませんから、
「A君は素直じゃない」
「人の話を聞かない」
「精神面が弱い」
などと、A君を悪者にして指導は終わってしまいます。


B君には、しばらく観察してから

「君のバネはグッドだね!!!」

「君はプロ野球選手になれるぞ!もっともっと頑張ればだけどね(笑)」

まずB君の良い所を認めてあげる、褒めてあげる、ここから近寄ります。

「◎◎は完璧にできてるから、もっと◎◎するともっと良くなるよ」
「また来週見に来るから、しっかり自分で練習するんだよ」

元気な声で「ハイッ!」と返事もかえってきます。



イチロー選手のような興味、あこがれ、尊敬はされなくても、
しっかり良い所を探してくれる、褒めてくれる、認めてくれる、
そのような大人の話は素直にきちんと聞いてくれるのが子供、
いや大人も同じでしょう。




「ウソでもいいから」と書きましたが、

その位の気持ちでアプローチをしたほうが、

物事を伝えやすい環境が作れるという意味です。


ヘタクソな子供にヘタクソっていうのは指導でもなんでもありませんね。

「あの子は精神的に弱いから」「あの子はやる気がないから」
などと、指導者が子供のせいにするのは簡単な逃げ道です。


「プロ野球選手になりたい!」
「よし!もっと頑張ろう!」


夢を追いかける子供を導いてあげる。

そんな「ウソ」ならアリでもいいですかね?^^
posted by metoo at 00:00| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする