はい! ばっちこーい!
「もっと元気をだせ!」
はい! ばっちこーい!
「もっと考えろ!」
はい! ばっちこーい!
「オマエラ ワカッテルノカ!」
はい! ばっちこーい!
「ダカライッタダロ!ナンデデキナインダ!」
はい! ばっちこーい!
「オマエラ ヤルキアルノカ〜〜〜」
はい! ばっちこーい!
桑田氏の言葉をお借りすると、
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怒鳴らないと理解してもらえないほど、
私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。
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「大人がもっと考えましょう!」
そう桑田氏は言いたいのでしょう。
子供達はやる気マンマンで毎週末グランドに来てくれる。
その子供達のやる気を大人達が抑え付けてしまっている。
その子供達にむかって「やる気を出せ!」は、
やはり大人として恥ずかしい言葉ですね。
では、どうすれば良いのでしょうか?
「教える」のではなく、
質問を投げかけ、
子供達が考える「きっかけ」をつくり、
子供達が見つけ出したものを、
声に出して繰り返してみる。
(声に出した時点でやっと子供達は「覚えた」と捉えた方がいいでしょう。声に出なければ、それはまだ子供は理解してないと思った方がいいでしょう。)
* 子供達に質問します。
「どうしたら試合中にもっと元気よく声が出るのだろう?」
「そもそも ばっちこーい! は声だろうか?」
「もっと大事な声ってないのかな?」
「次の練習から、一つテーマを作ります」
『次、いくよ!あるよ!』
◎次にバッターが打ったボールはどこに「いくのか?」
◎次にどんなプレーが「あるのか?」
まずそこをみんなで考えてみよう!
そして考えたことを声に出してみよう!
例えばノーアウト一塁の場面。
「次はどこにボールがいきそうかな?」
「次はどんなプレーがありそうかな?」
* 子供達に考えるきっかけをつくります。
ノーアウトだからバントがありそう。
盗塁がありそう。
ヒットエンドランがありそう。
左バッターだったらレフトにポテンヒットがありそう。
鋭いスイングだったら引っ張った強い打球があたりがありそう。
(大人が混じらずに子供達だけで会話をさせると、いっぱい意見が出るはずです。)
* 子供達が見つけ出したのは、
次への「準備」と「確認」です。
この声が本当に必要な声だと導いてあげます。
「考えろ」ではまだ子供達には早すぎます。
「考えるきっかけ」を投げかけてあげます。
次の試合、次の練習
テーマを『次、いくよ!あるよ!』にしてみてはどうでしょう。
きっと声が変わるでしょう。
自信をもった大きな声に変わるでしょう。
声が変わると気持ちが変わるでしょう。
もっともっとやる気に満ちた声になるでしょう。
この声を、大人の声でかき消さなければ、
やる気はもっともっと大きくなり、
もっともっと野球が楽しくなってくるでしょう。ヽ(´ー`)ノ
今いくよ・くるよは日本の女性漫才コンビ。所属事務所は吉本興業。高校の同級生コンビである。弟子にサカイストがいる。
「私たち高校の頃にソフト部やってまして、私ピッチャーでエース。くるよちゃん、キャッチャーでロース(肉の部位)」。などの持ちネタがある。