1つの問題を3つに分けて、
さらに3つに落とし込んで、
9つにして考える癖があります。
今日の試合でAというミスが起きました。
次の練習の前にAについてのミーティングを行いました。
なぜAというミスが起きたのか?
原因を
A1
A2
A3
3つの原因に絞り込み、
どんな練習メニューにするかまで意見を言い合いました。
さらに
A1の原因について、練習中にどんな注意点があるのか、
A1−1
A1−2
A1−3
A2の原因について
A2−1
A2−2
A2−3
A3の原因について
A3−1
A3−2
A3−3
9つの注意点まで絞込み
これを「声を出し合って確認する」と決めておきました。
Aという1つの練習の前に、
9つの言葉を先に決めておきます。
(無理に9つにしなくてもかまいません)
そうすると、全員が9つの確認事項を、
声を出しながら練習できます。
声が出ない選手は、
Aのミスをなくそうと言うミーティングの内容を理解してないと思われます。
もう一度、ミーティングをしなおします。
「もっと声を出せ!」
この言葉は、練習の意味を全員が理解していれば必要なくなります。
練習後のミーティングで、
指導者はAについての練習の感想を告げました。
「A2については、こんなことも考えられるのではないか?」
「A3の練習は、4人組みになって3箇所でできるのではないか?」
「Aというミスは、他にも応用できるプレーがあるのではないか?」
ここが大事な指導者としての発言です。
大人が何度も言葉で伝えたとしても
子供達には「伝わった」とは100%言えません。
子供達からの言葉が聞こえた時に、
初めて何かがちょっとだけ「伝わった」かな?^^と考えています。
Aという練習前のミーティングから、
練習後のミーティングまで、
およそ1時間で終わるのを目標にしました。
限られた時間で内容を濃くする為の練習方法の1つです。
試合中になぜ子供達から声が出ないのか?
子供達が自分から野球をしていないのは、
指導者が、子供達に野球をやらせているのが原因でしょう。
どんな声を掛け合ってプレーをすればよいのか?
どんな準備が必要なのか?
どんな練習メニューをしてきたのか?
大人だけ声を出してる練習であれば、
試合中も声が出るのは大人だけです。
子供達から声が出始めれば、
大人は黙っていても、
あとは勝手に上達してくれるでしょう。