2009年02月07日

狙いは一塁です



ランナー1塁2塁です。

2塁走者を狙っているようですが、

「狙いは1塁」という牽制球です。


キャチャーミットの「パッタン」サインで良くわかりますね。

五輪で日本チームに、これと同じ牽制をしたかったキューバチーム。
一塁手がサインを見てなくてボークをとられましたね。

2008年アマチュア内規
13、投手の遅延行為<旧項番18>
走者がいるとき、投手が、投手板から軸足を外して、走者のいない塁に送球した場合、または、投手板上からでも軸足を投手板からはずしても、塁に入ろうとしていない野手に送球した場合には、投手の遅延行為とみなす。
(規則8.02c、8.05b、8.05h)



このケースはツーアウトですが、
わざと1塁ランナーをマークしない
(ファーストが1塁ベースにつかない)で、
1塁ランナーのリードを大きくさせる油断を作ります。


満塁だとミスが1点につながります。
1塁3塁はお決まりの牽制があります。
1塁2塁は1塁走者に油断がうまれます。




そして寺原選手の牽制のリズム。

「タ」プレートを外す
「タン」投げる

この「タタン」のスーパークイック牽制を
「ここぞ!」という時まで隠しておきます。


少年野球は1回の表から、
牽制球の全ての種類を見せてあげています。

プレートを外す牽制
プレートを外さない牽制
スーパークイックの牽制
ストレッチに入りながらの牽制
その他、二塁牽制の全種類

1回から全部を相手に見せる必要はありません。

「ここぞ!」という、試合終盤まで、決勝戦まで隠しておく。

これも戦術と言えるでしょう。
(子供達がやりたくてやってるので大人は何ともいえませんが)




それと、

少年野球でも敬遠する場面を見かけます。


私は敬遠させたことはありませんが、


敬遠の時


油断したリード


よく見かけますね^^


私が監督だったら牽制で・・・


少年野球でも教えなければいけない
「油断」
私は徹底的に教えてました。


「油断」ではないのですが、
相手をあわてさせる作戦があります。

高校野球でも中学野球でも

『わざと転ぶ』をチームをたくさん見かけます。

走者1塁2塁から送りバント成功。
と思ったら、
1塁走者が2塁を過ぎた所でわざと転びます。
あわてて2塁に送球。
3塁へ進んだ走者がホームイン。

走者1塁3塁で1塁走者が、
走者2塁3塁で2塁走者が、

『わざと転ぶ』ために、
転ぶ練習を繰り返すのはどうなんでしょうね?^^

皆さんは、少年野球で『わざと転ぶ』をやられた時の、
守備の対策は教えてますか?


posted by metoo at 14:43| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする