2009年01月29日

目をつぶってでも

allstar.jpg

2001年メジャーオールスターゲーム
シアトルのセーフコ・フィールド、
メジャー一年目でファン最多得票で選ばれた、
イチロー選手対ランディジョンソン選手の第一打席

二人の「51」が一塁ベースを競い合う!
懐かしいですね^^



一塁塁審をしているときに、
危険なケースをよく見かけてしまいます。

090129.jpg

一塁ベースカバーに入ったピッチャーが、
ファールゾーンまで飛び出してしまうと、
打者走者とドカーンとぶつかってしまいます。

子供達がぶつかってケガをするのは見たくありません。
ピッチャーの一塁ベースカバーは、
フェアゾーンに駆け抜けるとしっかり指導したいですね。


〜〜〜〜〜〜〜〜

西武ライオンズ時代
一塁ベースカバーは
「目をつぶってでも一塁ベースを踏めるようにしろ」
何度も繰り返し練習していると、
目をつぶってでも一塁ベースを踏めるようになりました。

〜〜〜〜〜〜〜〜

と、テレビで見たのは、
現在、横浜ベイスターズの工藤投手。
当時の広岡監督に一塁ベースカバーを厳しく指導されたそうです。



ピッチャーがマウンドを駆け下りて、
一塁ベースを目をつぶってでも踏む。

さぁ〜ガンバローっと! ヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 13:23| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2009年01月28日

テンポ

秋の高校野球を息子と見に行きました。


6回までは「10から12秒」でしたが、

7回から急に「5秒から6秒」に変わりました。

息子と一緒に驚いてしまったのですが、

「あっ!ペース変えたね」

ピッチャーがキャッチャーからの返球を受けてからの秒数です。


打者は戸惑い、このテンポアップで簡単にツーストライクに追い込まれ凡打。
次の打者は打ち急いでしまいボール球を凡打。

6回までの二打席目までの、自分のペースを、
ピッチャーのテンポアップに乱されてしまいました。

明らかにバッターの動揺を狙う揺さぶりのテンポアップでした。


私はこのテンポアップを卑怯な作戦だとは思いません。

このテンポアップを、私は「うまい!」と思いました。



それは最近、球審をしていたからだと思います。

少年野球はスローペース過ぎます。
プロ野球を見ていると、ピッチャーがキャッチャーの返球を受けてから時間を使いすぎに思います。それを少年野球は真似してしまっているのか、少年野球の球審をしていると、とてもスローペースに感じてしまいます。

投球フォームをもっと早く。と言ってるのではありません。
キャッチャーからボールを受け取り、打者と向かい合うまでの時間、少年野球は変化球のサイン交換がないのですから、もっと短縮できるのではないかと思っています。


昔監督をしていた頃、
初回からアップテンポで投げてくる投手に戸惑い、
自分達のペースを狂わされて、何もできずに負けた経験があります。

それからは打撃練習の時、メジャーのバッティング練習くらいテンポアップして練習しました。




ルール上はどうなっているかと言うと
8.04
塁に走者がいないとき、投手ボールを受けた後、12秒以内に打者に投球しなければならない。12秒の計測は、投手がボールを所持し、打者がバッターズボックスに入り、投手に面したときから始まり、ボールが投手の手から離れたときに終わる。

8.05(f)ボーク
投手が打者に正対しないうちに投球した場合。


もっとゲーム全体の時間を短縮し、スピードアップをしたほうがオリンピックにも選ばれやすいかもしれませんね^^



今日のピッチング練習は5秒間隔で10球X3セット投げてみよう!
今日のバッティング練習は5秒間隔で打ってみよう!

こんな練習も必要かもしれませんね。
posted by metoo at 16:14| 千葉 ☁| Comment(15) | TrackBack(0) | 少年野球の落とし穴 | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

空中タンタタン

09012701.jpg
リズムその2タンタタン♪2005/06/22

捕ってから投げるまでのリズム
これを「タン タ タン」と音であらわし、
「タンタタン」を「ステップ」と呼ぶようにしていました。


09012702.jpg

ブログには書いていませんでしたが、
その続きがありました。

「空中タン タ タン」です。

ジャンプして捕るタイミングが最初の「タン」です。

昔、Skyboys広報さんとお会いしたときに、
ある子供とキャッチボールをしていた時に言ってました。

「お〜〜上手だね〜!次はジャンプして捕ってごらん」

この人は上手な指導してるなぁ〜と感動しました^^



09012704.jpg

なぜ空中タンタタンが必要かというと、
軟式でも硬式でも、固いグランドだと高いバウンドになります。

落ちてくるのを待ってとるか?
ジャンプして空中で捕るのか?
どちらが速いプレーか考えると必要になるプレーです。


東京ドームへプロ野球を見に行っていた数年前。
松井秀選手が四番センターの時代です。

試合前のシートノックを見ていると、
松井秀選手だけが、
イージーなフライは「空中タンタタン」でした。

松井秀選手だけが、捕ってから投げるまでのスピードが違うのを、息子とジッと見つめていました。

私はキャッチャーでもこのステップを使うときがあります。
左右にそれたボールは無理ですが、正面の顔周辺に浮いたボールは先に軽くジャンプして二塁送球します。これは私の癖なので使えるか使えないか?真似しないでくださいね^^


09012703.jpg

他にも「空中タンタタン」は使える場面があります。

外野からの中継プレーのカットマンの動きです。
捕りやすいナイスボールか、
大きく上にそれたボールでしかこのステップは使えませんが、
この方が見ていても速いのがわかります。




阪神のシートノックです。
始まってすぐの5秒くらいで、レフトからカットするショートの選手だけ「空中タンタタン」してます。


広島のシートノックです
15秒くらいで、センターからカットするファースト左利きの選手が「空中タンタタン」してます。


私は小学六年生には、
今できるできないは別として、
いつか使うプレーだと教えていました。

リズムから入ると伝わりやすかったです。




posted by metoo at 15:41| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

球審のコールとジェスチャー

kyusin01.jpg
2002年競技者必携より

球審のコールとジェスチャーPDF形式

K'Sクラブ20さんから頂いた資料をもとに、
球審の構え方、コールとジェスチャーを作成しました。


先日チーム内で審判勉強会を開いたのですが、

誰だって審判なんてやりたくないでしょう。
自分の子供をベンチで声を張り上げて応援したい。
子供達、お母さん達、チームが一丸になって戦いたい。

審判に出ても「ブーイング」や「え〜〜!」の声が気になり、
「やっぱり審判はやりたくないなぁ!」と、
誰でも最初は思われていたと思います。

しかし、誰かが審判に出なければ、
子供達の試合は始まりません。

「いやだなぁ〜今日は審判か〜〜〜」
やらされてやる審判と、
「今日は球審だ!楽しみだなぁ〜〜〜」
自分から楽しんでやる審判。


子供達のためにやるのか?
チームのためにやるのか?
それとも、
自分のためにやるのか?


最初の審判勉強会はこのあたりを考えて、

「とにかく楽しく審判をやってみよう!」

難しい点は抜きにして、間違えてもいいから
「子供達に負けないくらい大きな声で!」

次につながる審判勉強会と考えました。



kyusin02.jpg

生まれて初めて球審をすると、

「みんなが見てる!」
「子供達も見てる!」
「ストライクかボールか!」
「間違えちゃいけない!」

気持ちと体は反対に動いてしまうのですね^^

やってはいけない!
これはやってはいけない!
間違ってもやってはいけない!

プレッシャーがかかるればかかるほど、

「あれっ?やっていいのはどっちだっけ?」

やっちゃいますね!^^




審判勉強会をやって良かったなぁ〜と思ったのは、

「ヒットバイピッチ!」とコールしてから「タイム」?

「ボールデット!」とコールしてから「タイム」?

などなど、
ルールに関して興味を持ってくれている方がたくさんいたことです。


ルールを覚えても、フォーメーションが動けなければ。。。
フォーメーションが動けても、ルールを覚えていなければ。。。

机の上で覚えることと、グランドで覚えること。

まだまだ覚えることはたくさんありそうです^^

塁審のコールとジェスチャー
posted by metoo at 17:09| 千葉 ☁| Comment(17) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする

2009年01月24日

クロックワイズ入門〜その6〜

kw14.jpg


クロックワイズ時計回りのパターン

赤と緑の丸印の4つです。

この4パターンだけが時計回りをしてました。

kw17.jpg
走者無し レフト線ゾーン
【球審】
打球方法に出て、状況を確認し、
三塁での”プレイに備える”

【一塁塁審】
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
球審が三塁へ移動したら本塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
二塁での”プレイに備える”

【三塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。



kw18.jpg
走者無し センターゾーン
【球審】
打球方法に出て、状況を確認し、
三塁での”プレイに備える”

【一塁塁審】
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
球審が三塁へ移動したら本塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【三塁塁審】
二塁ベース内野内に移動し、
二塁での”プレイに備える”



kw19.jpg
走者一塁 レフトゾーン
【球審】
三塁での”プレイに備える”

【一塁塁審】
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
球審が三塁へ移動したら本塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
視野を広げながら(ステップバック)
一塁走者の二塁蝕塁を確認し、
一・二塁での”プレイに備える”

【三塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。


kw20.jpg
走者三塁 レフト線ゾーン
【球審】
三塁走者のタッグアップを確認し、
本塁での”プレイに備える”
打球がフェアヒットになった場合は、
三塁走者の本塁蝕塁を確認しながら
三塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
球審が三塁へ移動したら本塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
二塁での”プレイに備える”

【三塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

スコアリングポジションですが、
時計回りをするただ1つのパターンです。

==============

こうして見ると、

ライト側の打球にはクロックワイズ
時計回りはなく、
カウンタークロックワイズ反時計回りがあるんですね。



満塁が応用できる21パターン
カウンタークロックワイズ反時計回りの2パターン
クロックワイズ時計回りの4パターン

このように覚えやすく考えてみました。
細かい動きや特徴がまだあると思いますので、
今後、書き足したり、書き直したりする可能性もあります。


ヽ(´ー`)ノ つづくかも?


私がブログに書いているクロックワイズの内容は、
2002年の競技者必携を参考にして、
個人的に覚えやすいようにしています。
今から7年も前の内容ですから、変更になったことや、
私の間違いがありましたらコメントをお願いしますm(__)m

地域や連盟によって異なる場合がありますのでご確認ください。



posted by metoo at 17:05| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする

クロックワイズ入門〜その5〜

kw14.jpg

カウンタークロックワイズが2つ

青い三角印のケースです。

クロックワイズ時計回りをしてるパターンとしてないパターン。

その違いを、

球審がサードへ
一塁塁審がホームベースへ

クロックワイズ、時計回り



その反対に動く、
球審がファーストへ

この動きを カウンタークロックワイズ、反時計回り と覚えることにしました。



走者無し ライト線ゾーン
走者一塁 ライトゾーン

この2つしかありませんでした。


kw15.jpg
走者無し ライト線ゾーン
【球審】
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
一塁および本塁での”プレイに備える”

【一塁塁審】
打球を追い”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【二塁塁審】
二塁での”プレイに備える”。

【三塁塁審】
三塁での”プレーに備える”。


kw16.jpg
走者一塁 ライトゾーン
【球審】
一塁走者の行動(タッグアップなどを含む)
および打者走者の一塁蝕塁を確認し、
一塁および本塁での”プレイに備える”

【一塁塁審】
打球を追い”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【二塁塁審】
視野を広げながら(ステップバック)
一塁走者の二塁蝕塁を確認し、
一・二塁での”プレイに備える”。

【三塁塁審】
三塁での”プレーに備える”。



クロックワイズメカニックスは、
全てが時計回りだと思っていましたが、

球審が反時計回りをしてから、
時計回りに戻ることもあるんですね。


続きは後日・・・ヽ(´ー`)ノ


私がブログに書いているクロックワイズの内容は、
2002年の競技者必携を参考にして、
個人的に覚えやすいようにしています。
今から7年も前の内容ですから、変更になったことや、
私の間違いがありましたらコメントをお願いしますm(__)m

地域や連盟によって異なる場合がありますのでご確認ください。
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クロックワイズ入門〜その4〜

〜その4〜

『走者満塁からはじめよう!』


走者満塁
kw11.jpg
二塁塁審が「外」

レフト線ゾーン

【球審】
三塁走者のタッグアップを確認し、
本塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
一塁走者のタッグアップまたは二塁蝕塁と、
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
一・二塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
二塁走者のタッグアップまたは三塁蝕塁を確認し、
三塁での”プレイに備える”

【三塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。


センターゾーン

【球審】
本塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
一・二塁走者のタッグアップを確認し、
一・二塁での”すべてのプレイに備える”

【二塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【三塁塁審】
三塁走者のタッグアップおよび走者の三塁蝕塁を確認し、
三塁での”プレイに備える”


ライト線ゾーン

【球審】
本塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【二塁塁審】
すばやく一・二塁間の内側に移動して、
一・二塁走者のタッグアップを確認し、
一・二塁での”すべてのプレイに備える”

【三塁塁審】
三塁走者のタッグアップおよび走者の三塁蝕塁を確認し、
三塁での”プレイに備える”




kw12.jpg
二塁塁審が「中」

レフトゾーン

【球審】
三塁走者のタッグアップを確認し、
本塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
一塁走者のタッグアップまたは二塁蝕塁と、
打者走者の一塁蝕塁を確認し、
一・二塁での”プレイに備える”

【二塁塁審】
二塁走者のタッグアップまたは三塁蝕塁を確認し、
三塁での”プレイに備える”

【三塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

ライト線ゾーン

【球審】
本塁での”プレイに備える”。

【一塁塁審】
打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。

【二塁塁審】
視野を広げながら(ステップバック)
一・二塁走者のタッグアップを確認し、
一・二塁での”すべてのプレイに備える”

【三塁塁審】
三塁走者のタッグアップおよび走者の三塁蝕塁を確認し、
三塁での”プレイに備える”

【注】タッグアップするケースとしないケースで、
一塁塁審のコースの違いがあるようです。
===============




最初は27種類の絵を書こう!
書き始めてから気がついたのですが、
ほとんどがコピーして貼り付けができてしまいました。

審判の動き方の説明も、
(タッグアップを確認し全てのプレイに備える)が、
(全てのプレイに備える)に変わるのが多かったです。

「あれっ?もしかして同じ動きがたくさんあるの?」

同じ動きの絵を並び替えると、
大きく分けると満塁の5パターンに、
絞れるのでは?と気がつきました。

その5パターンの共通点を探してみると、

『球審が動けないケースがある』
スコアリングポジションで区分けができることに気がつきました。

kw14.jpg


例えば、
走者二塁と走者満塁の違いは、
一塁と三塁にタッグアップはなくなり、
走者の蝕塁確認が減っていく、
それ以外はほとんど同じ動きでした。



走者満塁を覚えてしまえば、

二塁・三塁・一二塁・一三塁・二三塁


スコアリングポジション全てに応用できます。
(微妙に違いはありますが)


【注意】
例外は走者三塁のレフト線ゾーンだけです。
詳しくは後日にしておきます。


続きは後日・・・ヽ(´ー`)ノ

【説明文の解説】

”プレイに備える”
打球および送球の行方を確認し、走者の行動を観察しながら塁上でのプレイに備えること。

”プレイ我一段落するまで”
打球が処理され、野手から内野方向へ返球されるまでをいる。

”タッグアップなど”
走者のタッグアップ、追い越し、オブストラクションの確認などをいう。

”すべてのプレイ”
蝕塁、タッグアップ、ランダウンプレイなどをいう。


私がブログに書いているクロックワイズの内容は、
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2009年01月22日

クロックワイズ入門〜その3〜

〜その3〜

『3つのパターンに分けて考える』



kw09.jpg

クロックワイズのフォーメーションは、
全部で27パターンありました。

なんだか覚える気にはなりませんでした。

ところが、
同じようなフォーメーションがいくつもあるのがわかりました。


kw10.jpg

丸印が、球審が三塁へ動く『時計回りパターン』をする4つ。

三角印が、球審が一塁へ動く『反時計回りパターン』2つ。

そして『満塁パターン』の21。



3つのパターンに分けて覚えることにしました。


「満塁パターン」も21ありますが、
5つの「ゾーン」で覚えると、
ほぼ同じ動きのフォーメーションでした。



なーんだ!そーだったのか〜

とか言いながら、いざグランドに立つと動けませんが^^



続きは後日・・・ヽ(´ー`)ノ


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クロックワイズ入門〜その2〜

〜その2〜

『2つの塁を一人で見ることがある』



kw04.jpg


四人審判の中で、
誰か一人の塁審が外野へ打球を追いかけるので、
四つの塁を三人で見ることになります。

しかしその中でも得点につながる大事な塁を優先して、

本塁と三塁は1人1つの塁を見て、
一塁と二塁の2つの塁を1人で見るケースが多いようです。

例外もありますが、ひとまず頭の中には
「本塁と三塁」が大事なんだ!と覚えるようにしました。



『球審が本塁から動けないケースがある』

kw05.jpg


走者が二塁または三塁のスコアリングポジションにいるときは、
原則として本塁にとどまる(ステイ)。




ここまでをまとめておくと、


◎二塁塁審が「外」3つ「中」で2つ、外野の打球に5つの責任範囲(ゾーン)ある。

◎塁審は外野への打球を追いかけたらその場でステイする。

◎三人で四つの塁を見るので、2つの塁を一人で見るケースがある。

◎本塁一人、三塁一人、一二塁の2つを一人。

◎走者がスコアリングポジションにいる時は球審はステイする。


この5つの考え方が、私にとってクロックワイズを覚える決まり事になりました。



『クロックワイズっていくつあるんだろう?』

1)走者無し「外」3
2)走者一塁「中」2
3)走者二塁「中」2
4)走者三塁「外」3
5)走者一二塁「中」2
6)走者一三塁「中」2「外」3
7)走者二三塁「中」2「外」3
8)走者満塁「中」2「外」3

8種類の走者パターンに、

二塁塁審が、
内野が前進守備の時「外」
内野が定位置で「中」で分けると、
全部で11パターン

外野への打球を追いかけるゾーンで分けると、
27のフォーメーションに分けられます。
(二三塁は「外」と私の地域では指導を受けていますが)


しかし、実際にクロックワイズをしている、
時計回りしているフォーメーションは?

kw08.jpg

二塁ベースが開いたから、三塁塁審がカバーして、
三塁ベースが開いたから、球審がカバーして、
ホームベースが開いたから、一塁塁審がカバーして、
時計の針のように回っているケースは、

調べてみると、

たったの4つしかなかったんです!

27のフォーメーションの中で、
たったの4つしかないのに、
なんでクロックワイズ(時計回り)って呼ぶの?^^

難しそうに見えて、
実は簡単なのではないか?そう思えてきました^^

続きは後日・・・ヽ(´ー`)ノ



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クロックワイズ入門〜その1〜

4人制審判クロックワイズメカニックス

通称 クロックワイズ
【clockwise】 時計回り という意味なんですね。

なんだかメカニックスと聞いただけで、
難しそうなフォーメーションに思いました。

「いつ、どこへ動けばいいんだろう?」

少ない脳みそでじっくりフォーメーションの違いを観察すると、

「そういうことだったんだ!」

ある視点に絞りながら考えると、
決められたルール(取り決め事項)が
いくつか見つかってきました。


私自身がクロックワイズに入門して、
気がついた点を数回に分けてブログに残そうと思います。




〜その1〜

外野への打球を『5つのゾーンに分けて考える』


まず最初に気がついたのは、

◎クロックワイズメカニックスは
なんと外野への打球だけだった!


ピッチャーゴロや5−4−3のゲッツー、
内野への打球にはクロックワイズのフォーメーションは全くなかったということです。


そして外野への打球に関してだけ、
四人の審判のフォーメーションが起こるのですが、


外野への打球を、

二塁審が「外」の場合が3つ

二塁審が「中」の場合が2つ

5つの「ゾーン」と呼んで私は覚えることにしました。

kw01.jpg




【外野への打球の責任範囲】

kw02.jpg

A.二塁塁審が「外」に位置した場合

@レフト線ゾーン
レフトより向かって左側の打球
・・・・・三塁塁審

Aセンターゾーン
レフトからライトまでの打球
・・・・・二塁塁審

Bライト線ゾーン
ライトから向かって右側の打球
・・・・・一塁塁審

B.二塁審判が「中」に位置した場合
(二塁審判は外野への打球は追わない)

Cレフトゾーン
センターより向かって左側の打球
・・・・・三塁塁審

Dライトゾーン
センターより向かって右側の打球
・・・・・一塁塁審

※注意事項
外野への打球を追った塁審は打球を判定した後にその場に留まり、
担当した塁は他の審判に任せる。
(ステイする。と呼ぶ)
カバーに入った審判は、その塁の審判が戻るまで、その塁を離れてはいけない。



実際の規則には「ゾーン」とは書いてありません。
私が覚えやすいように◎◎ゾーンと呼ぶようにしました。


あえて、レフト線ゾーン、レフトゾーンと呼んだのは、
「レフト線しか追いかけてはいけないんだ!」
違いがわかりやすくて、
自分が覚えやすい呼び名がいいと思ったからです。


クロックワイズ575
◎外野だけ クロックワイズに 内野なし
◎二塁審 外なら3ゾーン 中なら2ゾーン
◎二塁審 中に入ったら 外には無言
◎外野フライ 打球を追ったら 戻ってくるな!



続きは後日・・・ヽ(´ー`)ノ



私がブログに書いているクロックワイズの内容は、
2002年の競技者必携を参考にしてます。
今から7年も前の内容ですから、変更になったことや、
私の間違いがありましたらコメントをお願いしますm(__)m

地域や連盟によって異なる場合がありますのでご確認ください。

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2009年01月21日

バッティング練習と走塁練習

皆さんのチームでは、
バッティング練習の順番はどうされていますか?


6年生から?
キャプテンから?
ピッチャーとキャッチャーから?
背の順?^^


例えばですが、

1番バッターが塁に出たとき、

次の打席に9番バッターが入るでしょうか?

2番、3番、4番がバッターボックスにいるはずです。



1番バッターは、

2番バッターの特徴を、

インコースを詰まった打球はサードの後ろを越えるフライが多いのか?それともゴロになりやすいのか?

アウトコースを泳いだ打球は、引っ掛けてサードゴロになりやすいのか?

そのサードゴロはライン際の痛烈なサードゴロが多いのか、ボテボテか?ボテボテのサードゴロは、二塁から三塁へ、または三塁から本塁へスタートが切れるのか?

これを塁上で見て、自分に続くバッターの打球を頭に入れておくほうが、試合への準備ではないかと考えています。




バッティング練習の時、

なぜノックを混ぜて守備練習と兼ねるのか?

バッティング練習の間は、
大人が付き添って走塁を見てあげた方がいいと私は思います。


バッティング練習は、せっかくチームメイトの打球が見れるのですから、走塁練習と組み合わせるのが良いのではないかと個人的に思っています。

特に大会前などでは、試合へ望む打順でバッティング練習をするのが理想です。





青木選手の走塁練習の動画です。

一塁からはヒットエンドランで打者を見るタイミング。

二塁からは前シャッフルでスタート。

どんな事を考えているのか聞いてみたいですね!
posted by metoo at 01:45| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 走る | 更新情報をチェックする

2009年01月20日

バットはどのくらい強く握るのか?

matuoo.jpg
左は調子の良いとき、右は調子の悪いとき

「松井秀選手は、調子の悪いときは手が離れやすく
 調子が良い時は振り終わってもバットを両手で握ってる」

元巨人のチームメイト槙原さんが、数年前テレビで語っていました。

打ち終わった後の写真を見ると、
いろいろな特徴を持った選手がいます。


大きく分けると、
(インコース,アウトコース,ストレート,変化球,引っ張り打ち,流し打ちなどにもよりますが)

◎腕を伸ばして打ち終わるタイプ
王貞治選手、金本選手、清原選手・・・

ookaki.jpg

ボールを強く押し込みたい。
ボールをバットに乗せて運びたい。
このように見えます。(あくまでも私のイメージです)

◎バットが体に巻きつくように打ち終わるタイプ
松井秀選手、イチロー選手・・・

私は、腕をたたんで打ち終わるタイプではないので、
あまりイメージがわきませんでした。


そこでバッティングセンターで、

バットが体に巻きつくように打ち終わる。

自分で真似してみる事にしました。

matuxx.jpg


最初は、バットを体に巻きつけてフィニシュしようとしても、
真似できませんでした。


そこで、
バットを握る強さを軽くしてみて、
ボールを強く打つのではなく、
スウィングの中でボールを「さばく」ようなイメージで打つと、
バットを体に巻きつけて終われるようになりました。

「そうか!バットってこのくらい軽く握ってるのか?」


今までは、

強く握って、強く押し込んで、強く遠くへ!

このイメージが強かったのですが、

実は「バットを強く握る」は間違っていたのではないか?

どのくらい強く握るを正確には表現できませんが、

打ち終わりに、松井秀選手やイチロー選手の、

「バットを握る強さ」が表現されているのでは?

と予想してみました。



バットを強く握って素振りをすると、
あっという間に「手にマメ」ができます。

ところが松井秀選手に手には、現在マメがないようです。




バットを強く握りすぎると、バットコントロールが硬くなるそうです。



イチロー選手の素振り
松井秀選手の素振り

振り終わりは両手を離して終わる素振りをしています。

素振りのイメージと、
いざ、試合で打席に立ちボールを打つ時。

イメージは同じでも、
振り終わりは同じではないのですね。


では、素振りって何だろう?

どのくらいの力加減で振ればいいんだろう?

何をイメージして、何を体に刻み込みたいんだろう?

素振りは何を気をつけて振ればいいんだろう?


バッティングの考え方は人それぞれ、
まだまだたくさん答えがありそうですね!
posted by metoo at 15:57| 千葉 | Comment(12) | TrackBack(0) | 打つ | 更新情報をチェックする

2009年01月19日

加速

090119.jpg

リラックスして立った状態から倒れます。
地面に体をぶつけてしまうと危険ですから、
自然と体を支える足が「トン」とでます。



0901192.jpg

次に、
倒れ始めてから、支えようとする足を、
倒れる反対側へ伸ばしてみます。

「体が不安定な状態」となり「反射的」に、

素早く「ドン!」と足が出てきます。




子供達の投球フォームと、
プロ野球選手の投球フォームを比べると、

適切な言葉ではないのですが、

「加速」が全く違って見えます。


プロのピッチャーを見ると、
ゆっくりと自由な足を振り上げてから、
ボールをリーリースするまで、
体を動かすスピードが増しているように思います。


しかし子供達には、
スピードが増していく動きが感じられません。



単純に「加速」だけを考えれば、
上の図のように「体を不安定な状態」を作れば良いのでしょうが、


プロのピッチャー全てが、
上の図に加速しながら投げているようには見えません。


何かを考えるきっかけとして、
頭の隅のほうにしまっておこうと思います。

柔道の足払いには使えると思いますが^^
posted by metoo at 13:13| 千葉 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

「第二のストレート」か?

東スポっぽいタイトルでスミマセンm(__)m

いつも通りの個人的な考えですので、
軽く聞き流してくださいね^^


ヒントはSkyboys広報さんが作られた、
子供達の分解写真にありました。


090116.jpg
(勝手に画像をお借りしてスミマセンm(__)m)

今回分解写真で注目したのは、
軸足(右足)がひっくり返った時の(上段と下段の中央)、
ボールの位置です。

少年野球コーチさんのコメントには
「球持ちが全然違います」とあり、
軸足がひっくり返った時のボールの位置を見ると、
半年前はリリースに近い位置だったのが、
ずいぶん遅れてでてくるのが良くわかります。



0901162.jpg

わかりやすいように音を入れてみました。

「ズル」
軸足の靴裏が空を向くように
ひっくり返った時の音を「ズル」とします。

「ピッ」
ボールをリリースする音を「ピッ」とします。


彼の半年前の音は
「ズピッ」かもしれませんが、

半年後の音は

「ズル」「ピッ」のよう見えます。



そこで考えたわけです。

もし、
同じ球速のストレートを、

二種類の投球フォームで投げ分けられたとしたら?


「第二のストレート」と私が勝手に名前をつけたボールは、
ボールの握り方を変えるわけではありません。

まったく同じ球速のストレートです。
球の回転数も全く同じストレートです。




バッティングはタイミングが全てだと思っています。

プロ野球選手の7割から8割くらいは、
シンクロしているように思います。

しかし4割バッターは毎年いません。

もしかしたら、ストレートのタイミングを投げ分けているのでは?


と、疑問に思ってみました。




「和田の130キロ台はなぜ打ちにくいか」

ソフトバンクの和田投手は2003年にプロとなり、
この本は2005年に発売され話題になりました。

この本を読んだことはありませんが、
もしかしたら?「第二のストレート」を使っているのか?

疑問に思い、動画で確かめてみました。

新垣投手、和田投手、杉内投手の動画


どうやら、、、、

使い分けていないようですね^^


しかし、杉内投手の
ストレートは「ズピッ」
変化球は「ズル」「ピッ」に見えました。



ちなみに、軸足の「ズピッ」が力強いなぁと感じたのは、
オリオールズに入団が決まった上原投手。




で、


結論なのですが

「第二のストレート」は・・・・・

私の妄想で終わりましたヽ(´ー`)ノ ザンネーン

これからも研究することになりそうです。


こんな適当な話に最後まで付き合っていただき、
ありがとうございましたm(__)m
posted by metoo at 20:36| 千葉 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

ジャンプ力

『どうしたら足が速くなるのだろう?』

ここから考えが始まったのですが、


野球で必要な足の速さは、

「瞬間的なスタート」が必要だと考えたわけです。。。

盗塁などのスタート

打球を追うスタート

動き始める「瞬発力勝負」とも言えるスポーツかもしれません。



そこで「瞬発力」って何だ?
どうやって身に付けるの?と考えたわけです。。。


子供達のデータはありませんが、

50mを走る「タイム」と垂直飛びの「高さ」
時間と距離が比例してるのでは?


と予想してみます。


A君:50mを7秒で走る子は、垂直飛び「40cm」
B君:50mを9秒で走る子は、垂直飛び「20cm」

だったとします。

もし垂直飛び「20cm」のB君が、
「30cm」まで飛べるようになったら、
50m走は何秒になるのか?

実験してみたくなりました。


実験材料は、
もちろん!
我が家の息子です。

ジャンプ力を鍛えれば、足が速くなるのか?


走るフォームなど大切なこともあるでしょうが、
垂直飛びの数値を計り、春までに目標を立て、
ジャンプ力に注目してみようと思います。

垂直飛びの数値
50m走、30m走、15m走のタイム

春までにどんな結果になるのか、
ドンドン飛んでもらおう思います^^



「走力」と「跳力」全く関係なかったら、

ゴメンナサイヽ(´ー`)ノ

posted by metoo at 16:54| 千葉 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

勝念野球

『勝念野球(しょうねん野球)』

私の2009年テーマです。

「勝つことを今心にこめる野球」

こんな時代ですから、
「子供達にはもっと強く生きてほしい!」
そんな思いもあり、
今年を過ごしてみようと思います。



「過程」と「結果」

練習内容(過程)がよければ優勝(結果)に、
つながるのかもしれませんが、

優勝(結果)を目指さなければ、
練習内容(過程)に計画や準備がなくなり、
目標のない無意識、無関心の無駄な時間となってしまいます。


今までの私は、

「少年野球なんだから、勝っても負けてもどっちでも・・・」

どこかに言い訳を探していました。

この気持ちが子供達に移っていたように思います。


今年はWBCの年です。
日の丸を背負った選手が、
優勝に向かって一丸となる姿を、
子供達に見せてくれるでしょう。

その子供達が、
少年野球が、
優勝に向かって一丸となってもいいでしょう。


たとえ小学一年生でも、
野球という試合が始まったら、
野球規則1.02というルールを守らなければいけません。


子供達が勝つことを念じる野球。

「勝念野球」

「1.02野球」

まぁ、呼び方はなんでもいいのですが、


勝ちたいと思う気持から、

子供らしい「心」を育てられたらと思っています。




私は今年40歳になりますが、
あきらめない限り、
永遠にゴールデンエイジですヽ(´ー`)ノ


posted by metoo at 14:00| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

バックファースト

最近、審判のカテゴリーばかり書いてますので、
指導ネタが溜まってきてしまいました^^


『バックファースト』

あまり聞かない言葉だと思います。


外野へのシートノックでは、
バックセカン、バックサード、バックフォーム
この三つはよく練習するのでしょうが、
バックファーストを練習しているチームは少ないと思います。




バックファーストを練習してないと、

どんなミスが起こるのか?





レフト3年生
ショート1年生
セカンド3年生
ファースト2年生
そして指導者

それぞれのミスが重なったプレーですが、

攻撃側のチームは、よく研究されていたと思います。

まるで昔の西武ライオンズが、
走者一塁からクロマティー選手へのセンター前ヒットで、
一塁走者の辻選手が一気にホームインしたように、
相手チームの予選試合を研究してクセを見抜いていたのでしょう。


バックファーストのケース

バックセカンのケース

バックサードのケース

それぞれのケースを子供達で考えてみるといいですね。




今回の動画を考えると、


「走塁を覚えると守備も覚えられる」

(オーバーランを覚えるとバックファーストを覚える)

走塁と守備はセットで練習した方が覚えやすいのでは?
とも思いました。


さらにセットで、
そのケースに対応する為の塁審の動きも覚えられる。

あれ?また審判ネタになっちゃった^^
posted by metoo at 14:56| 千葉 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

8.01正規の投球−投球姿勢

公認野球規則8.01は、たったの7ページです。

しかしこの7ページを解釈するのは、
ハリーポッター200ページ分以上より困難でしよう(*´д`;)…



8.01は正規の投球
投球姿勢にはワインドアップポジションと、セットポジションとの二つの正規のものがあり、どちらでも随時用いることができる。


801a.jpg

−−−−−−−−−−−−−−−
(a)ワインドアップポジション
投手は、打者に面して立ち、その軸足は投手板に触れて置き、他の足の置き場所には制限がない。

投手が軸足を投手板に触れて置き、
ボールを両手で身体の前方に保持すれば、

ワインドアップポジションをとったものとみなされる。

−−−−−−−−−−−−−−−

図Aの状態でワインドアップポジションとなると思います。

−−−−−−−−−−−−−−−
【原注二】 本条(a)項の姿勢から、投手は、
@打者に投球してもよい。
A走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球してもよい。
B投手板をはずしてもよい(ボールを両手で保持した投手は、投手板をはずしたら必ず両手を身体の両側に下ろさなければならない)。投手板をはずすときは、最初に軸足からはずすべきで、自由な足を最初にはずすことは許されない。

【注二】 投手が投球に関連する動作をして、身体の前方で両手を合わせたら、打者に投球すること以外は許されない。したがって、走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球することも、投手板をはずすこともできない。違反すればボークとなる。
−−−−−−−−−−−−−−−

投球に関連する動作
この動作がどこからなのかがわからなかったのですが、

−−−−−−−−−−−−−−−
この姿勢から投手は、
 @ 打者への投球に関連する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。
 A 実際に投球するときを除いて、どちらの足も地面から上げてはならない。ただし、実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き、さらには一歩前方に踏み出すこともできる。
−−−−−−−−−−−−−−−

「実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き・・・」

この動作も「実際に投球するときは」と始まっているので投球に関連する動作なのではないか?

図AワインドアップポジションからB一歩自由な足を引いてから振り上げるタイプ
図Aワインドアップポジションから、そのままD自由な足を振り上げて投球するタイプ

投球に関連する動作は二通りあるのではと解釈してみます。


間違っているかもしれませんので、判断は各自でお願いしますm(__)m



801b.jpg

−−−−−−−−−−−−−−−
(a)セットポジション
投手は、打者に面して立ち、軸足を投手板に触れ、他の足を投手板の前方に置き、ボールを両手で身体の前方に保持して、完全に動作を静止したとき、セットポジションをとったとみなされる。

投手は、セットポジションをとるに先立って、片方の手を下に下ろして身体の横につけていなければならない。この姿勢から、中断することなく、一連の動作でセットポジションをとらなければならない。

セットポジションをとるにさいして "ストレッチ" として知られている準備動作(ストレッチとは、腕を頭上または身体の前方に伸ばす行為をいう)を行なうことができる。しかし、ひとたびストレッチを行なったならば、打者に投球する前に、必ずセットポジションをとらなければならない。
−−−−−−−−−−−−−−−

ここで「準備動作」という、
またやっかいな言葉がでてきました。
@とAの図で二通りにしてみました。
グラブを身体につけたままストレッチをしない、
上原投手や斉藤祐樹投手などもいるでしょう。

−−−−−−−−−−−−−−−
【注六】 ワインドアップポジションとセットポジションの区別なく、軸足を投手板に触れてボールを両手で保持した投手が、投手板から軸足をはずすにあたっては、必ずボールを両手で保持したままはずさねばならない。また、軸足を投手板からはずした後には、必ず両手を離して身体の両側に下ろし、あらためて軸足を投手板にふれなければならない。

(c) 投手が、準備動作を起こしてからでも、打者への投球に関連する動作を起こすまでなら、いつでも塁に送球することができるが、それに先立って、送球しようとする塁の方向へ、直接踏み出すことが必要である。
−−−−−−−−−−−−−−−

セットポジションの準備動作はストレッチする動作。
では、ワインドアップにも準備動作があるのだろうか?
ボールを両手で身体の前で保持したらワインドアップですから、
保持するまでが準備動作なのだろう・・・

−−−−−−−−−−−−−−−
(d) 塁に走者がいないときに、投手が反則投球をした場合には、その投球には、ボールが宣告される。ただし、打者が安打、失策、四死球、その他で一塁に達した場合は除く。
−−−−−−−−−−−−−−−
2007年公認野球規則より

地域や連盟によって異なる解釈があると思いますのでご確認ください。



「投球に関連する動作」

「準備動作」

この言葉がどこからの動作なのか引っかかりました。


何度も読み返しましたが、ある日突然、解釈がまた変わるかもしれません^^

間違いがありましたら教えてください。
よろしくお願いしますm(__)m



元ロッテ藤田選手の一塁牽制球です。



(c) 投手が、準備動作を起こしてからでも、打者への投球に関連する動作を起こすまでなら、いつでも塁に送球することができるが、それに先立って、送球しようとする塁の方向へ、直接踏み出すことが必要である。

このルール通りの動画だと思いました。




posted by metoo at 19:00| 千葉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする

2009年01月08日

ラインの引き方

09010801.jpg

バッターボックスとキャッチャーボックスのラインを引きます。

子供達に出題したいのですが、
私も三年くらい前までは知りませんでしたヽ(´ー`)ノ

事業部員として大会前のお手伝いに行ったときに、
はじめて教わったことです。




09010802.jpg


『ラインはすべて内側に引く』

『ラインの幅は3インチ=7.6cm』

『ちゃんとルールブックを読みなさい!』

きつくお叱りを受けました^^



09010803.jpg

一塁線、三塁線も同じく。

ラインは内側を引く。

高校野球まで選手としてやりましたが、
誰も教えてくれませんでした。(言いわけ)ヽ(´ー`)ノ

ダイヤモンドは正方形2006/02/28

ベースの置き方なども少年野球にかかわるまで、
全く気にしてませんでした。




UMPIRE DEVELOPMENT CORPORATIONさんにある、

UDCルールクイズに面白い出題がありました。

09010804.jpg
ホームベースぎりぎりに打球が止まりました。

真上から見るとホームベースにかかってます。
ボールと地面の接地面を見ると、ホームベースではなく土にさわってます。

フェアか?ファールか?



まだまだ知らないルールがたくさんありますね。

日々勉強しますヽ(´ー`)ノ
posted by metoo at 14:04| 千葉 ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする

2009年01月07日

ダブルジャッジ



「な〜〜に〜〜! やっちまったなぁ〜〜!」

目を丸くして驚いてる原監督の表情がいいですね^^



少年野球ではよく見かけるライトゴロ。
1塁塁審が打球を追いかけて、
ライトがファーストへ送球したら一塁へ戻ってきてしまい、
打者走者のライトゴロのジャッジに対して、
球審と二人でダブルジャッジ・・・

少年野球でもありますが、
プロ野球でもあるんですね^^



さて、この場合どうしたらよいのか?

公認野球規則9.04c(2003年より)
一つのプレーに対して、二人以上の審判員が裁定を下し、しかもその裁定が食い違っていた場合には、球審は審判員を集めて協議し(監督、プレーヤーをまじえず、審判員だけで)、その結果、通常球審が、最適の位置から見たのはどの審判員だったか、またどの審判員の裁定が正しかったのかなどを参酌して、どの裁定をとるか決定する。
このようにして、決定された裁定は最終のものであり、初めから一つの裁定が下された場合と同様に、試合は続行されなければいけない。


なるほど、
ダブルジャッジをしても、
最適な位置から見た審判員を四人で話し合い、
どの審判員の裁定が正しかったのか決定できる,

救済処置のようなルールがあるんですね。


これで安心
ダブルジャッジも怖くないぞ〜
ヽ(´ー`)ノ


と考えてはいけませんね^^


posted by metoo at 15:17| 千葉 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする