ボストンレッドソックスの松坂投手
2007年 32試合登板
15勝12敗 防御率4.40。204,2/3イニング。被安打191。四球93。三振201。球数3479。
2008年 29試合登板
18勝3敗 防御率2.90。167,2/3イニング。被安打128。四球101。三振154。球数2904。
1年目の成績を大きく上回り、見事な結果を残しました。
6月に故障者リスに入り登板数はへりましたが、
開幕から10試合で8勝
シーズン終盤の11試合は6勝1敗と、プレーオフ、そしてリーグチャンピオンシップ゚へと、レッドソックスを引っ張りました。
松坂投手はボールを強く握らず、
脱力で投げるタイプだと私は見ています。
「力を抜く映像」二年目でメジャーのボールに慣れてきても、
まだまだボールはすべるのでしょう。
今年、松坂投手は髪型を変えて、後ろえりあしを伸ばし、ちょっと昔のヤンキー君のようなヘンテコリンな髪型にしました。
また、松坂投手はメジャーに行ってから、アンダーアマーを着ていません。
メジャーに渡り、
松坂投手に必要になったのは『汗』です。
ブローブをはめている左手の汗
おでこの汗
首元の汗
ヘンテコリンな髪型に変えてまでも欲しかった^^
「後頭部えりあしの汗」
湿度の低い乾ききったアメリカで、松坂投手は懸命に汗をボールに塗りまくってます。
イニングの合間も、松坂投手はベンチ裏に入りっぱなしです。
ベンチの裏で温かいスチームを浴びて、汗をかきやすくしているのか、温かい飲み物で体温を上げ続けているのか、これはテレビに映らないので、ぜひベンチ裏で何をしているのか?質問してみたいですね。
今回のお題
「セカンドルックから」
松坂投手のピッチングで素晴らしい点は、
ランナーが出てからだと思っています。
今年も四球が多かったです。
私がたまたBS放送で見た試合では、ツーアウトからの四球が多く見られました。ツーアウトになると、変化球や、ピッチングフォームなど、いろいろ試しているようにも見えました。ツーアウトだから四球を出してもいいや!くらい、ツーアウトから実験をしているように見えました。
さて、
どうして松坂投手がランナーを出してから、いいピッチングができるのでしょうか?
私は、西武時代から、
ブルペンでセットポジションから投げる松坂投手を覚えています。

必ず試合前の投球練習で
「セカンドルックから」セットポジションで投げていました。
ピッチャーはランナー二塁の投球が一番難しいと思っています。
キャッチャーを見ないで、足を上げるタイミングでキャッチャーを見るのですから難しいに決まっています。
この「セカンドルックから」を練習している投手は、リリーフ投手ではよく見かけますが、松坂投手は先発ピッチャーです。
「セカンドルックから投げた方がストライクが入るんだよね!」
松坂投手には聞いたことがありませんが、
きっとセカンドルックからの投球に自信を持っていると思います。
「二塁にランナーがいても関係ない」
「二塁にランナーがいた方が投げやすい」
「二塁にランナーがいる時が自分のピッチング」
ランナーが二塁にいて、一打同点のピンチになっても
前向きな考え方が、前向きな取り組み方が、結果を前向きにすると思います。
フォアボール出したらどうしよう・・・・・
ランナーが二塁にいるのがイヤだなぁ・・・・・
そんな考え方ではなく、
常にブルペンでセットポジションをする時は、
必ずセカンドルックから練習を積み重ねておく。
ランナー二塁が大好きなピッチャーに自分を作り変える。
野球は考え方しだいで、
ピンチにもチャンスにも変わるスポーツですね!^^
posted by metoo at 17:51| 千葉 ☁|
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