突然ストライクが入らなくなった時ってありませんか?
「もっとひじを上げろ!」
「腕をもっと振れ!」
「腰を使って投げろ!」
このような言葉でストライクが入るならいいんでしょうが、
逆にフォームが乱れませんか?
こんな時、私がかける言葉は、
「呼吸をしっかりしろ!」
息を口から吸って丹田まで吸い込む「呼吸の道」のイメージを、
私は勝手に「呼吸道」と呼んでいます。
(実際は肺までしか吸えませんが)
普段の投球練習から、
「今日は体の軸を「呼吸道」を意識して投げ込んでみよう」
この時に「体の軸」という言い方を「呼吸道」と呼ぶようにしています。
なぜ呼吸を意識させたかと言うと、
投球動作を同じにするには、
「呼吸のタイミングと投球動作を同じにしてみてはどうだろうか?」と疑問をもったからです。
ピッチャーが振りかぶって足をあげるまで、
深く息を吐いてから、軽く息を吸って振りかぶる子。セットポジションから、クイックで足を上げるタイミングで軽く息を吸う子。うなり声をあげて投げる子。
一人一人、いろんなタイミングで呼吸しています。
どのタイミングで呼吸するのが良いのか?
口で吸うのか鼻で吸うのか?
正しい呼吸はいろいろあってワカリマセン^^
ただ、同じタイミングで呼吸をしていた方が、
同じリズム、同じバランス、同じタイミングで投げれるでしょう。
試合中に、投球動作をいじくりたくはありません。
もちろん試合中に投球動作のどこかを変えて成長することもあるでしょうが、大事な試合で何か急に試す冒険は、あまりしない方がいいでしょう。
投球動作をいじくるのではなく、
投球動作までのルーティーンを同一にしてみる。
投球動作が悪いからストライクが入らない、
じゃなくて、
投球動作までの準備に意識を持たせてみる。
よーく観察していると、
「あっ吸った」
「あっ今度は吸わなかった」
「あっゆっくり深く吸って足をあげた」
夏場は特に汗をかいて呼吸も乱れます。
試合の終盤、疲れてくると、
打たれてムキになると、
強気で攻めたい勝負球になると、
一球一球 違った呼吸をしてるんですよね^^