3月に入り高校野球の練習試合が解禁になりました。
近くの高校でも試合があると聞いたので、
午前中の空いた時間に観戦しに行きました。
君達が高校生?と思えるくらい、体の小さな近所の高校。
対する相手は、
体の大きな、君達本当に高校生なの?居酒屋にいそうなオッサンだよ!^^
同じ高校生同士ですが、どんな試合を見せてくれるのか楽しみました。
両チームとも試合前のシートノック、
元気よく声が出ています。
きびきびとして、さすが高校生のシートノックです。
結果、体の大きなチームが勝利したのですが、
試合中に気になってしまったのが『全力疾走』
基本中の基本 『全力疾走』がきちんと出来ていたのが、
体の大きなチームでした。
イニング間の攻守交替、ポジションまでのダッシュ。
これは両チームとも『全力疾走』が出来ていました。
どこに『全力疾走』の違いが現れたのか?
私が気がついた点を、いくつか書いておきます。
@ショートフライ
◎ 強いチームは、ショートフライでもきちんとオーバランの走路をとる。
▲ 弱いチームは、ショートフライで駆け抜けの走路をとる。
A見逃し三振
◎ 強いチームは、悔しがる気持ちを抑えて、しっかりベンチまで全力で走る。
▲ 弱いチームは、悔しがりながら下を向いて、ゆっくりベンチまで戻る。
B一塁走者へ代走
◎ 強いチームは、交代する選手も交代される選手も、全力疾走でベンチまで走る。
▲ 弱いチームは、交代する選手はダッシュなのですが、交代させられる選手はテクテクとベンチまでゆっくり走る。
C二死二塁から
◎ ピッチャーゴロで三死が決まっても、きちんとホームベースを踏むまで走る。
▲ ピッチャーゴロで三死が決まると、そのままベンチに向かってゆっくり走る。
D走者二塁
◎ 打者が打った後、ネクストバッターがすぐにバットを持たずに、ホームベースランナーコーチに走る。
▲ ネクストバッターは座ったまま、動こうともしない。
Eランナーコーチ
◎ イニング交代の時、ベンチの円陣には入らず、胸を張って全力でコーチャーボックスに走る。
▲ イニング交代の時、円陣に入ってしまいコーチャーに出るのが遅い。さらにのんびり走ってる。
「野球は全力疾走が大切だ!」
口で言うのは簡単ですが、指導者はどこまで細かく見てるのか?
負けた体の小さいチームは、きっと試合後にこう言うでしょう。
パワーで負けた!
体の大きさで負けた!
やっぱり野球は打てないと負けだ!
大切な場面でバントが決められないと負けだ!
NO〜NO〜!!!
体の小さな近所の高校に言いたいのは、
「君達は全力疾走で負けたんだよ!!!」
私の言葉を使わせてもらえば、
「子供達へのサービスが行き届いていない指導を受けている」
選手達はみんな「オレは全力疾走している」と思っているのでしょうが、実は出来ていない箇所がたくさんありました。
ここに気がつくのが、指導者のサービスです。
もう一つ、気がついたのは
負けた高校の指導者は、
子供達に、椅子に座ったまま話しかけます。
勝った高校の指導者は、
同じ目線で、試合中ずっと立ちながら話をしてあげていました。
また、勝った高校は、
試合中に子供達を反省させる言葉は使ってないでしょう。
勝った高校は、試合後にすぐに反省会が始まっていたからです。
試合中の反省はいらないのでしょう。(修正は要ります)
試合後に、1時間でも2時間でもたっぷりと反省材料を確認しあえばいいんです。
負けた高校は、一打席ごとに、打ち終わった後に、椅子にどっかり座ったままの監督に呼ばれて、一人一人ブツクサ言われていました。(コレすごく私は苦手でした。試合中なんだから・・・)
人を喜ばせる、お客様を満足させるのがサービスです。
「指導者に求められるサービスってなんだろう?」という視点から試合を見るのも、勉強になり楽しい半日でした^^
posted by metoo at 13:46| 千葉 |
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