「お父さん 右中間まであと10m足りないんだけど、何かなぁ〜」
珍しく息子が悩んだ顔で聞いてきた。
父「最近どんなフォームで打ってるのか知らないからなぁ〜」
子「バッティングセンターや練習では打てるけど、試合になると・・・」
父「う〜〜ん じゃ バッターボックスに入るまでの準備が良くないんじゃないか?」
05/08/11ルーティング と題してブログを書きました。
バッターボックスに立つと、打ちたくて打ちたくて、力んでしまう子には、ネクストバッターサークルの前にマスコットバットを握らせて、いざバッターボックスでは力が抜けるように準備をさせていました。
バッターボックスに立ち、投手の球が来ればぶっ叩くだけですが、その直前までの準備、一球見逃したら次の球への準備、この準備がバラバラな子程、いい結果につながっていないように思います。
例えば、プロゴルファーのショット。
右足左足に交互に体重移動して、クラブを30cmくらい揺らしては止めて、揺らしては止めてを繰り返し、スゥーと静かに息を整えて構えに入ります。そこからチャーシューメーンのリズムでナイスショット!
このチャーシューメーン!の前の動作がルーティン、ルーチン、routineと呼ばれる、決められた動きです。
良く言われる「マウンド捌きが上手い子」
私には「ルーチンがきちんと出来てる子」と言い換えることができます。
キャッチャーからの返球を受け取り、ロージンをさわり、着地する足場をならし、プレートを見ながら足を入れ、キャッチャーのサインを見上げるまでの動作。これがいつも同じです。
これは「チームが試合に入るまで」にも言えることで、
毎試合、同じ準備練習をしてから試合に入ることが大切です。
朝起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、歯を磨いて「いってきます!」これも一つの決められた動作、ルーチンと言えるでしょう。
ルーチンがいつも同じ動作、だからいつも安定した結果を残せる。
バッティング練習にも、ピッチング練習にも、
ルーチンを取り入れたほうがいいでしょう。
試合とはホームランとは
「準備がどこまで出来ていたか?」の結果かもしれません。
バッターボックスに入る前に、屈伸運動が必要なのか?カブレラ選手のように背中の筋肉を大きく縮める動きが必要なのか?イチロー選手のように青木選手のように、バットを回す動きが必要なのか?
「自分で考えられる、好きな準備をしてからバッターボックスにたったらどうだ?」
コレが息子へのアドバイスでした。
posted by metoo at 13:41| 千葉 ☀|
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