「生まれて初めてすることは、必ず誰でも失敗する」
初めてのエラー、三振、暴走、サインミスなど
少年野球を指導していると、子供達の失敗に毎日ぶつかります。
子供達に、
ある時は優しく^^
ある時は罵声怒号をあげて^^
失敗を成功へ導く事もあるでしょうが、
指導者には、チームには、
失敗が許されないケースもあります。
私達のチームは、今年で7年目を迎えました。
最初の一年目は「生まれて初めてすること」ばかりで、たくさんの失敗もあったでしょう。
しかし7年目にして、また最初の一年目に「生まれたばかり」に戻ってしまいました。
昨年の11月からスタートした新チーム。
スタッフ陣は、2007年の春から子供が入団したお父さん達。
少年野球に関わって1年も経たない方達で固まりました。
この決定を下した代表に、私は猛反対をしました。しかし、代表の決めたことですから従うしかありません。チームが決めた事を守らないのであれば、辞めるしかないでしょう。
全てが1からのスタート、いやゼロからのスタートへ逆戻り。
「今まで培ってきた6年間はなんだったのか・・・」
守らなければいけない事はわかっていましたが、11月12月の2ヶ月間は、私にとって不満が溜まる2ヶ月間でした。
年末の忘年会でも、新スタッフに対する不満の声がありました。
「あの練習じゃ・・・」
「練習を手伝いに行っても・・・」
「何の練習しているのかわからない」
私にも不満はありますが、お酒の席なので「新スタッフの方達も一生懸命やってますから、もう少し長い目で見てあげてはどうでしょう」と受け流すしか出来ませんでした。
そして年が明けた今週、
一人の四年生のお父さんから「息子が退部します」と連絡を受けました。
四年生の中では一番足が速く、投げるのも打つのも上手な子です。
父兄からだけでなく、
子供達までもが、今のチーム状態に不満を持っています。
ずるい言い方になってしまいますが、
「あの時、もっと声を大にして反対しておけば・・・」
一人の子供がチームを辞めていく。
チームにとって良くない方向に進んでいるのは確かです。
決して新スタッフの方達を非難しているわけではありません。
新しい環境の中で、一生懸命指導してくださっています。
「どうやって練習をしたよいのか」
「どうやって練習メニューをつくればよいのか」
「どうやったら子供達が楽しめるのか」
生まれて初めてのことですから、大人だって誰でも失敗してしまうだけですが、その失敗が、子供達を犠牲にしてしまっています。
野球の入り口に足を踏み込んでくれた小学生を、
welcomeして、togetherして、enjoyするのがチームなのに、
全く反対の方向に進んでしまっている・・・
今年は仕事でチームに参加できる日が少なくなりそうなので、
自分が何かを出来るわけではありません。
息子のいたチームですから愛着が残ります。
大人達が膝を詰めて話し合い、できるだけ正しい判断をして、子供達が毎週土日の野球を楽しめるチームに戻ってもらいたいです。
posted by metoo at 00:19| 千葉 🌁|
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