7月頃に
「元気がないなぁ〜」
なんとなく辞める予感がしてたんです。
去年の11月頃には、
ボールを怖がって、ゴロも避けて捕るようだったのですが、
5月頃には、試合に少しずつ出場するようになると、恐怖心を克服して、ゴロを避けないようになって来て、とても楽しそうにプレーをしてました。
この5月6月頃 この子に
「3年生の学年キャプテンを任せてみよう」
野球がだんだん好きになり、上達を喜び始めた頃、
違う環境を与えて、より一層野球へ取り組む姿勢を変えてみようと思いました。
3年生7名の中で、この子より上手な子はたくさんいましたが、
なぜかこの子は、環境を変えればもっと伸びるだろうと、ふっと思ったんです。
上手な子を伸ばすのは、ある意味簡単です。
まして親がコーチならば毎回練習に参加してますから、家でも練習の話が出来ますし、上達しやすい環境がもうすでに出来上がってると言ってもいいでしょう。
言葉はおかしですが、下手な子を伸ばす方が数倍難しいです。
この子のお父さんは練習に顔を出しませんから、家でのサポートが全く無いと言っていいでしょう。
もし、学年のキャプテンになっていたら・・・
自分からやる気になって「もっと頑張らなきゃ!」
そんな環境を与えてみたかったんです。
結局「家族でお出かけ」が多く出席率が悪かったので、学年キャプテンを任せることはしなかったのですが、
タラレバの後悔ですが、
もし、この子の環境を変えてあげていたら・・・
私の中で、もう少し自分を信じていたら、この子が辞めることは無かったかもしれませんし、急激な上達もあったかもしれません。
子供達の伸びそうな時期を、いつも目を凝らして見続けて探し出し、
何か対応を準備して置くこと。
一気に数倍も成長するチャンスタイムが、必ず子供にはあるといつも思っています。
もちろん毎日の努力の積み重ねが大切なのですが、
毎日の努力をしようと思う「やる気」を引き出すタイミングが難しいです。
言葉をかけるタイミングで成功した時もありますが、
失敗する事の方がもちろん多いです。
なんでもかんでも言えばいいって物じゃ無いですし、
子供達は、いつ誰に言われるかで全く違ってきます。
5年10年指導者をやったから身に付く事でもないですし、
上手くタイミングを見つけられる時もあれば、その反対もあるでしょう。
春に種をまいて夏の日差しで育つ子
秋にまいてじっと雪の中で我慢して春に開花する子
いつ、どんな言葉をまくのか?
子供の成長って、本当に楽しいですね^^