2006年12月25日

野球の入り口

23日、今年最後の練習は、倉庫の大掃除とTボールで楽しみました。

5年生10名。3年生6名。2年生6名。
半分に分かれて、高学年用に50mと低学年用に30mのホームラン線を引いて、子供達の好きなように、大人達はアレコレ口をはさまずに、子供達だけで遊ばせて見ました。

遊びこそ、最大のエネルギー
「あー、この子はこんな顔して笑うんだ」
子供達の本当の笑顔が見れました。
どうして、この笑顔が試合になると見れないのかなぁ?
この笑顔をどんな決勝戦の舞台でも引き出すのが、指導者の役割なのでしょうね。


夜は、子供達、保護者、指導者が集まり納会が行われました。
選手は27名ですが、親兄弟も自由参加でしたが、総勢78人も集まり、子供達のモノマネや手品など、ここでも子供達の普段の笑顔が見れて楽しめました。


普段はグランドには顔を見せない、2,3人の2年生お父さんと話をする機会があり、
「最近、◎◎くんは、野球を楽しんでくれてますか?」
せっかくのチャンスなので、聞いてみる事にしました。

最近は楽しそうに野球に行ってますよ。
入りたての頃は「頭が痛い」「お腹が痛い」ってサボってましたけど、この頃はそう言う事を言わずに、自分から野球に行くようになりましたよ。
△△くんと仲良しなので、一緒に遊びたくて行ってますよ。

低学年担当になって気がついたのは、
2年生3年生くらいまでは

野球が好きだから、
野球が楽しいから、
野球が上手くなりたいから

こんな素晴らしい考えを持って、土曜日曜グランドに来ている子は、親がコーチのお子さんだけかもしれません。

他の子供達は、

「土曜日と日曜日、友達と一緒に遊びたいから」

どうやら野球を始めるきっかけ
「野球の入り口」=「友達と遊びたい」
この理由が一番多いようです。



私は、どうやら大きな勘違いをしていたようです。

子供達は、
野球が好きだから来るのだろう。
野球が楽しいから来るのだろう。
もっと上手くなりたいから来るのだろう。

野球が「好きだから」「楽しいから」「上手くなりたいから」なんて、全然思っていません^^

友達と遊びたいから、野球をしに来てる。
こう言った子の方が、圧倒的に多いことに気がつきました。

その子達に、怒鳴ったり、叱ったり、しても何の意味も無いでしょう。
せっかく土日友達と遊びたいのに「何で怒られるの?つまらない!」来なくなるだけです。

友達と遊ぶ
 ↓
友達と野球をして遊ぶ
 ↓
友達と野球をして遊ぶのが楽しい
 ↓
友達と野球をして遊ぶのが楽しいから、野球を好きになる
 ↓
好きな野球で負けたら悔しい!
 ↓
もっと上手くなって、野球の試合で勝ちたい!優勝したい!

低学年の担当になったからこそ、解ってきた事です。
高学年だけを見ていたら、この事には気がつかなかったでしょう。



低学年の子には、3つのルールしか教えていません。
「あいさつ」「へんじ」「ほめる」
野球を教えてもらいに来てませんから、教える必要もないでしょう。

「今日は楽しかった!」
と言わせなければ、明日は来ない子供達です。

バットとボールとグローブを使って、
友達と楽しんでくれる事が、この子達にとっての野球でしょう。


いつ、切り替わるのか?

子供達が「勝ちたい!」「優勝したい!」と言うまで待とうと思います。


試合に勝つには、優勝するには、準備が必要です。
勝つ為に、優勝する為には、厳しい練習をする覚悟が必要です。

その覚悟がない子供達に、何を言っても通じません。
まだ、負ける悔しさも味わっていないのに、
まだ、野球の楽しさも知らないのに、好きでもないのに、
いくら、厳しい事を伝えても、解ってくれないですよね^^

野球が好きになってきたら、勝ちたくなる。
勝ちたいから、練習をする。
たくさん練習をして、勝ちたくて頑張るようになると、
負けて笑うような子はいなくなります。


勝つ事が全て!勝って当たり前!みたいな顔をしていた5年生達にも、野球の楽しさ、勝つ喜び負ける悔しさを、もう一度Tボールで思い出してもらいました。
「笑顔の野球」
子供達の最大の武器は、純粋な笑顔かもしれません。

これは中学生、高校生も、プロ野球選手も同じでしょう。

posted by metoo at 06:44| 千葉 | Comment(27) | TrackBack(1) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする