2006年12月31日

2006年の思い出

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今年のベストゲームを選ぶとしたら、
私はWBC準決勝 日本対韓国戦 です。

キューバとの手に汗握る決勝戦、世界一になった日本の野球も鳥肌が立った。

夏の甲子園、早実対駒大苫小牧の延長15回引き分け再試合も素晴らしかった。

日本ハムファイターズの北海道日本一も大感動した。

しかし、
WBC1次リーグ2−3で、2次リーグでも1−2で韓国に2連敗して挑んだ、三度目の正直、6−0で韓国に勝利した準決勝の試合。

「松中の赤いこぶしから始った」
この試合を2006年のベストゲームに選びました。



12月31日 今日中に 2006年中に、WBCのDVDを買いに行こうと思います。
もう一度あの感動を味わいたい。いつまでも大切にしたい2006年の記念品にしようと必ず今日買いに行こう!と決心してしまいました^^



今年の思い出を振り返ると、5月1日の
『第一回 少年野球ブロガーのオフ会』
この出会いが私の中年時代を変えたと言っていいでしょう^^

その後
フルコーチさん、星さんと、夏休みには「強いぞ!さん」の練習試合、
とうさんと、水戸での小学生日本一を決める決勝戦、
かにさんチーム、ナルさんチームのシニアの全日本大会、
Fastballerさんが企画した下さった、八幡店長さん、ムラッチの手の平捕球講習会、

ブログを通じて出遭えた、少年野球を通じて出遭えた。

野球を愛するたくさんの
「お父さん達の笑顔」
今年一番の思い出です。


来年も少年野球から始った『出遭い』を楽しみたいと思います。

2006年、たくさんのご指導ご鞭撻ありがとうございました。
来年も皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。

追記 2006/12/31 17:45購入
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年内に間に合った〜^^


posted by metoo at 04:29| 千葉 ☀| Comment(28) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

野球納め

6年生大会で3位になった、去年卒業した中学一年生達があつまり、今年の野球納めをしました。

24名のメンバーでしたが、帰省した子、風邪引いた子、塾の子など、集まれない子もいましたが、17名が集まり、1月から6月生まれチーム。7月から12月生まれチームに別れ、今年最後のお楽しみ試合が始りました。


今日は来た風が強く寒い一日ですが、日が暮れるまで、
野球をしたくて、みんなで遊びたくて集まった子供達。
よっぽど野球が好きなのか、この仲間との同窓会が楽しみなのか、そんな子供達見ていると、少年野球っていいなぁと、あらためて感じました。


私が声をかけて集めたわけじゃないですよ。
子供達がメールでやりとりして、自然と集まった仲間です。

「お父さん、キャッチャーセットないかなぁ」

昨日、kohから電話が入り、明日みんなで試合するけど、キャッチャー道具だけ貸して欲しいと頼まれ、私のキャッチャー道具を貸しました。

「その代わり、オレも混ぜろ!」

子供の中に大人が一人。もちろんレフトオーバーを打ちました!
やっぱり、野球っていいですね^^


この子達は、野球バカです。
きっと来年も集まるでしょう^^
posted by metoo at 23:57| 千葉 ☀| Comment(15) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

反射とは

反射とは・・・

この数ヶ月ずっと考えてたのは、
今まで考えられてきた反射と全く違った事を耳にしたからです。

初動負荷理論でおなじみに小山氏。
ホームページによると、こう書かれていました。

 大脳皮質(脳)からの随意的な指令に対し、脊髄から無意識的に起こる指令を「反射的指令」と呼びます。この反射によるものが自然な、しなやかな動作を生み出します。
 大脳皮質からの指令が動作の途中で強く続くと、反射で起こったしなやかな動作は制限され、硬い動き、故障、血流阻害などを起こします。


反射とは、脊髄神経によるものが自然なしなやかな動作を生み出し、
大脳皮質からの指令は、反射を制限し、固い動き、故障を起こす。

つまり、脊髄による反射が正しくて、大脳皮質はそれを制御する指令をだしている。

と考えていました。

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Tarzan 2006/05/10

ところが、ターザンの5月号を見てから、考えがわからなくなりました。

このページにも掲載されていますが、

経験的に知られていた初動負荷理論による麻痩改善のメカニズムが明らかになったのは、ごく最近のことで「反射は通常、筋肉と脊髄の聞の反応ですが、初動負荷トレーニングでは大脳皮質を介した反射が起こります。つまり筋肉の動きで脳が刺激されるわけで、それによって大脳の神経細胞の活動を促進し、麻輝の改善に役立つと考えられます。」と小山さん。

初動負荷理論のトレーニングをすると、
脊髄の反射ではなく、大脳皮質から反射が起こるようなる。


なんだか話が逆転したように感じましたが、
「50代の脳梗塞の女性が初動負荷トレーニングを続けたところ、歩けるようになり、こうした例は1000件を超えたそうです。」

最初は、反射=脊髄 だったものが、
実は最近になって、反射=大脳皮質 だと発見された。


ここまで理解するのに半年かかりました^^


反射とは、
正しい神経と筋肉の機能を大脳皮質へ記憶させる。
私の足らない頭で言うと、
『反射とは脳トレ』と位置づけてみました。


子供の頃、楽しく遊んだメンコ。
軽くて負荷のないメンコを何度も投げる事で、自然と投げる神経と筋肉の機能を、脳に記憶させていたのでしょう。

重たいバットを振ることも大切ですが、筋肉がリラックスした状態でないと、正しい反射は起こらず、
『共縮』
縮むべき筋肉と、伸びるべき筋肉が、緊張して同時に縮む。

が起こってしまい、怪我や故障につながり正しいトレーニングとは言えないそうです。


ここまで反射の意味を考えはしましたが、正しい反射を覚えるには、初動負荷マシーンを使ってトレーニングする事が、今の段階ではベストだと言えるでしょう。


とりあえず年内にまとめておきたかったので、今後も考え直して書き足すことがあると思います。
中途半端でスミマセンm(__)m


だから少年野球と何が関係あるのか?
厳しい突っ込みはご遠慮ください^^
posted by metoo at 16:11| 千葉 | Comment(11) | TrackBack(1) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

代打の切り札

西暦20XX年

第XX回 WBCファイナル JAPAN 対 USA

1点リードされた最終回 
押えの切り札のアイツを使ってきやがった!

先頭バッターの松丼秀喜、
 続くバッターのイヂローも倒れてツーアウト。

あと一人でJAPANが負けてしまう!

「タイム!」
玉監督が立ち上がった。

ここはヤツを、コッチも切り札を使うしかないだろう。

JAPAN 最後の砦、代打の切り札



赤いバットを使うアイツを・・・


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アイツの名は。。。。。




-


続きを読む
posted by metoo at 05:34| 千葉 ☔| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

バントプレス

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無死一塁、無死一二塁。送りバントが予想されたケースで、図のように守備位置を極端に変えてくるチームと遭遇した事があります。
これが良いのか悪いのか?私には答えられませんが、まずは自分達でゾーンプレスをマネしてやって見て、そこから何かヒントをつかむのも、いい経験になるでしょう。

バントが予想される時、
得点差やイニング、バッターの特徴などが考えられます。

2年前「巨人軍の野球教室」のビデオを子供達と一緒に見て、プロ野球が、バント処理にどう対応してるのかを、皆で勉強しました。

「50%バントプレス」
打ってくるのかバントしてくるのか?どちらか解らない時は、
バントは2人で処理を想定して、確実に1アウトを狙います。

私達チームでは、2人プレス と呼ぶようにしました。

「100%バントプレス」
100%間違いなくバントしてくるだろう!
ベンチの指示で、
3人でバント処理を想定して、先の塁でフォースアウトを狙い、一塁でもアウト、ダブルプレーを狙います。
「守備でも攻撃に行く」2つのアウトを取りに行く、強気の守り、攻めの守りと言えるでしょう。

私達チームでは、3人プレス と呼ぶようにしました。

これを小学生の子供達に、今は出来なくてもいいから、
「高校や中学で教わるプレーだけど、やってみよう!」
「プロ野球の試合を見に行った時、試合の見方が変わるよ!」
セリーグは投手がバントするケースが多いですから、見ていて勉強になります。また中学高校野球からはダブルプレーが多くなります。内野ゴロゲッツーで、チャンスを失うならバントが多くなります。

もちろん、教えるのは5,6年の高学年チームです。子供達が野球が好きになり「もっと野球を知りたい!」と感じ始めたら、技術よりも先に知識を教えてみました。今は出来ない技術でも、知識さえあれば、そこから先は、自分達で考えてくれるでしょう。

「2人プレス」
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無死一塁は、投手とサードの2人で処理。
無死一二塁は、投手とファーストで処理。

狙えれば先の塁でアウトを狙う。

ピッチャーは投げた後、走り出す方向が違う事を覚える。

「3人プレス」
無死一塁
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・赤い矢印のファーストのダッシュから始まる。
(何かサインを決めて置く。右投手だったら三塁がサインを出しても良い)
・サード、ショート、セカンドがそれぞれダッシュ。
・サード、ピッチャー、ファーストの3人でバント処理。
・セカンドフォースアウトを必ず狙う。
・バントを見逃したら、キャッチャーから一塁ベースのセカンドへ送球。
・盗塁の場合はショートへ送球。
・キャッチャーは空いてしまった、三塁ベースへ走る。

無死一二塁
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・赤い矢印のショートのダッシュから始まる。
(何かサインを決めて置く。左投手だったら一塁がサインを出しても良い)
・サード、ファーストがそれぞれダッシュ。
・セカンドだけは、二塁ベースに入る振りをしてからダッシュ。
・サード、ピッチャー、ファーストの3人でバント処理。
・三塁ベースのショートでフォースアウトを必ず狙う。
・三塁のショートは、一塁ベースのセカンドへ送球して、ダブルプレーを狙う。
・バントを見逃したら、キャッチャーから二塁ベースのセンターへワンバウンドで送球もある。
・バントを見逃したら、次は同じ動きで、二塁牽制。一塁牽制もある。
・盗塁の場合はショートへ送球。

注意
バントのフライに、インフィールドフライ宣告はない。

打者があきらめて走っていなければ、
ワンバウンドで捕ってトリプルプレーを狙う。
満塁のケースも同様。
(故意落球とインフィールドフライの違いを教える)


5,6年生の野球大好きな子は、すぐに覚えてくれます。
好きな事は、覚えるのに、勉強は・・・^^



posted by metoo at 12:57| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

野球の入り口

23日、今年最後の練習は、倉庫の大掃除とTボールで楽しみました。

5年生10名。3年生6名。2年生6名。
半分に分かれて、高学年用に50mと低学年用に30mのホームラン線を引いて、子供達の好きなように、大人達はアレコレ口をはさまずに、子供達だけで遊ばせて見ました。

遊びこそ、最大のエネルギー
「あー、この子はこんな顔して笑うんだ」
子供達の本当の笑顔が見れました。
どうして、この笑顔が試合になると見れないのかなぁ?
この笑顔をどんな決勝戦の舞台でも引き出すのが、指導者の役割なのでしょうね。


夜は、子供達、保護者、指導者が集まり納会が行われました。
選手は27名ですが、親兄弟も自由参加でしたが、総勢78人も集まり、子供達のモノマネや手品など、ここでも子供達の普段の笑顔が見れて楽しめました。


普段はグランドには顔を見せない、2,3人の2年生お父さんと話をする機会があり、
「最近、◎◎くんは、野球を楽しんでくれてますか?」
せっかくのチャンスなので、聞いてみる事にしました。

最近は楽しそうに野球に行ってますよ。
入りたての頃は「頭が痛い」「お腹が痛い」ってサボってましたけど、この頃はそう言う事を言わずに、自分から野球に行くようになりましたよ。
△△くんと仲良しなので、一緒に遊びたくて行ってますよ。

低学年担当になって気がついたのは、
2年生3年生くらいまでは

野球が好きだから、
野球が楽しいから、
野球が上手くなりたいから

こんな素晴らしい考えを持って、土曜日曜グランドに来ている子は、親がコーチのお子さんだけかもしれません。

他の子供達は、

「土曜日と日曜日、友達と一緒に遊びたいから」

どうやら野球を始めるきっかけ
「野球の入り口」=「友達と遊びたい」
この理由が一番多いようです。



私は、どうやら大きな勘違いをしていたようです。

子供達は、
野球が好きだから来るのだろう。
野球が楽しいから来るのだろう。
もっと上手くなりたいから来るのだろう。

野球が「好きだから」「楽しいから」「上手くなりたいから」なんて、全然思っていません^^

友達と遊びたいから、野球をしに来てる。
こう言った子の方が、圧倒的に多いことに気がつきました。

その子達に、怒鳴ったり、叱ったり、しても何の意味も無いでしょう。
せっかく土日友達と遊びたいのに「何で怒られるの?つまらない!」来なくなるだけです。

友達と遊ぶ
 ↓
友達と野球をして遊ぶ
 ↓
友達と野球をして遊ぶのが楽しい
 ↓
友達と野球をして遊ぶのが楽しいから、野球を好きになる
 ↓
好きな野球で負けたら悔しい!
 ↓
もっと上手くなって、野球の試合で勝ちたい!優勝したい!

低学年の担当になったからこそ、解ってきた事です。
高学年だけを見ていたら、この事には気がつかなかったでしょう。



低学年の子には、3つのルールしか教えていません。
「あいさつ」「へんじ」「ほめる」
野球を教えてもらいに来てませんから、教える必要もないでしょう。

「今日は楽しかった!」
と言わせなければ、明日は来ない子供達です。

バットとボールとグローブを使って、
友達と楽しんでくれる事が、この子達にとっての野球でしょう。


いつ、切り替わるのか?

子供達が「勝ちたい!」「優勝したい!」と言うまで待とうと思います。


試合に勝つには、優勝するには、準備が必要です。
勝つ為に、優勝する為には、厳しい練習をする覚悟が必要です。

その覚悟がない子供達に、何を言っても通じません。
まだ、負ける悔しさも味わっていないのに、
まだ、野球の楽しさも知らないのに、好きでもないのに、
いくら、厳しい事を伝えても、解ってくれないですよね^^

野球が好きになってきたら、勝ちたくなる。
勝ちたいから、練習をする。
たくさん練習をして、勝ちたくて頑張るようになると、
負けて笑うような子はいなくなります。


勝つ事が全て!勝って当たり前!みたいな顔をしていた5年生達にも、野球の楽しさ、勝つ喜び負ける悔しさを、もう一度Tボールで思い出してもらいました。
「笑顔の野球」
子供達の最大の武器は、純粋な笑顔かもしれません。

これは中学生、高校生も、プロ野球選手も同じでしょう。

posted by metoo at 06:44| 千葉 | Comment(27) | TrackBack(1) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

左投手から盗塁

「今日は左投手だ、走れないなぁ〜(盗塁できないなぁ〜)」

こう思った瞬間、今日の試合は負けです。
左ピッチャーでも走れます!


少年野球は盗塁が大きく勝敗に左右されます。
特に二塁への盗塁は、得点チャンスを作り出す大切な作戦です。
左投手だから・・・ここであきらめてはいけません!

子供達におまじないを掛けるように、
「左投手だから、盗塁しやすいんだよ」
苦手意識を取り除いてあげてます。



日本のプロ野球中継とメジャーのテレビ中継。
私が好きなのはメジャー中継です。

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メジャー中継は、三塁側から、ピッチャーと一塁ランナーを映す、このアングルからの中継が多いからです。いつもこのアングルになると、どの位リードするのか?スタートは?左ピッチャーの時は?見逃せないアングルなので、ついつい見入ってしまいます。

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このアングルから、大きなヒントをもらいました。

多くのメジャーリーガーは、
左ピッチャーの足が上がると、
一塁ランナーが1塁ベースへ、
グッと体を沈めて戻ろうとします。
確実にピッチャーがバッターへ投げてから、第二リードをしっかり取っていました。

1つの推理を立ててみました。
「左ピッチャーの足が動いたら、100%戻ろうとしてないか?」
つまり、盗塁のサインが出ていない時は、
「動いたら戻る」
違うランナーの時も、同じようにグット沈み込んで「動いたら戻る」を繰り返していました。

もう一つの推理、もしかして盗塁は?
「動いたらスタート」なのか?
推理したとおり、左ピッチャーの右足が動いたらスタートでした。
(たまたま その時だけだったのかもしれませんが)


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これを二年前、私達チームに取り入れました。

・左投手の時は、右投手よりも一歩大きくリードする事。
・盗塁のサインが出ていない時は、動いたら戻る、そして第二リード。
・盗塁のサインが出ている時は、動いたらスタート。はさまれずに二塁へ突っ込め!

盗塁でアウトになるのも、牽制でアウトになるのも、ベンチの責任です。
まずは子供達に左ピッチャーから走れる!勇気を持たせる事にしました。

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多くの左投手は、一塁を見たりバッターを見たりして、顔を動かして一塁ランナーを誘い出しますが、見るべき所は1点だけ、右足だけです。

右投手はプレートを外す牽制は「軸足(右足)」外さない牽制は「自由な足(左足)」両足を見なければいけません。

左投手は自由な足(右足)だけを見ていれば良いでしょう。
まだ小学生には、軸足をプレートから外して、そのままスナップスローで牽制球を投げる子はいないでしょう。(私はまだ見たことありません)


こんなおまじないによって、子供達に勇気を持たせて、左投手の攻め方を教えてみました。


再びヤンキースに戻る事になった、
アンディー・ぺティット投手の牽制です。
ホームへ投げる時と、牽制の時、全く同じ足の上げ方ですね。



牽制アウト、盗塁アウト、もったいないアウトを思われがちですが、

『残塁が一番相手を助けてしまう攻撃』

ホームベースを踏ませなければ負けません。
ホームベースを踏まなければ勝てません。

ホームベースまで、ガンガン走る勇気をもたせましょう!^^
posted by metoo at 00:00| 千葉 | Comment(15) | TrackBack(2) | 走る | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

キャッチボールストレッチ

監督暦6年さんよりコメント頂いた、
「キャッチボールストレッチ」
3つのストレッチを絵にしてみました。

キャッチボールをする前に、しっかり肩甲骨周辺を動かしてから行うと、肩甲骨をもっと大きく使う意識が高まりそうですね。

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両手を広げて肩の高さまで腕を上げ、
手のひらを前に向けて右手の親指を下にねじる、
その時に左手は上側にねじる。これを3回くらい繰り返す。


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2番目に、きをつけの姿勢をして右手をしっかりと伸ばし
手のひらをゆっくり回転させながら自分の前を通して、
最後は背伸びをするようにする、同じように左もやる。


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3番目に肘を曲げこぶしを作りあごの下につける、肘ではなく肩をまわす事で肩甲骨が動きます、右左とやります。最後に両方を同時に回す。


監督暦6年さんの言葉から、想像して絵を書いてみたので、イメージが違っていたら教えてください。

息子のチームでは、アップの時にこの体操を歩きながらやっていました。


次も監督暦6年さんのコメントからなのですが、
息子さんのトレーナー先生はコレが出来るそうです。

6nensan04.jpg

両手の手の平をテーブルにつく、
その時に肘は完全に伸びる事が条件、
そして肘をクリクリと動かす。

これをテーブルから手を離しても、できるでしょうか?

ムッ、ムムム!!!できません!^^


皆さんのチームで面白い、役に立つ体操などありましたら、
教えてくださいね^^
posted by metoo at 03:47| 千葉 ☁| Comment(20) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

脊柱起立筋

2004年は 腸腰筋でした。
2005年は 足底筋でした。

栄えある、2006年度、MY筋肉大賞は

『脊柱起立筋』(せきちゅうきりつきん) に決まりました!

sekityu.jpg

この筋肉に興味を持ったのは、姿勢を気にしてからです。

疲れてくると、よくギックリ腰をしてしまうので、胸を張って、背中をシャキッと伸ばして、丹田を引っ込めて骨盤前傾を意識しながら、なるべく腰が痛くても姿勢を正す事を心がけるようにしていました。

ネットで調べると、

脊柱起立筋とは腸肋筋・最長筋・棘筋からなる筋郡の総称で、一般的には背筋と呼ばれています。背中の表面にあると思われがちですが、僧帽筋などの下にあるインナーマッスルです。背骨をはさんで左右両方にあります。

なるほど、背中のインナーマッスルだったんですね。

大賞に選ばれた理由は、
「あるある大辞典」で紹介されたからです。

放送テーマINDEX
第135回 11/26 『ノロノロ血人間は太る』
この日の放送でも、脊柱起立筋が紹介されました。

この番組、堺正章と志村けんの微妙な上下関係も気になって見てしまいます^^

脊柱起立筋のストレッチ方法も紹介されていて、ノロノロ血が改善されると、痩せるそうですから、最近体重が気になる 西の人東の人にお勧めです^^


このINDEXを見て気になったタイトル
第99回 03/19 『疲れがとれる!最新!脳トレーニング』

嫌いな人の顔を、寝る前に思い浮かべて寝ると疲れが取れる!^^

子供達に
「寝る前にオレの顔を思い出せ!」

「疲れが取れてぐっすり眠れるぞ!」

嫌われてると思う指導者の方は、使ってみてはどうでしょう?^^



posted by metoo at 11:25| 千葉 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月19日

刀の振り方は刀が教えてくれる

「バガボンド」という宮本武蔵が主人公の漫画があります。

24巻の20ページくらいに
『刀が教えてくれる』

宮本武蔵が幼い頃、真剣を振って楽しみながら、

「刀の振り方は、刀が教えてくれる」

こんなセリフが書いてありました。

もちろん漫画ですから、受け止め方次第でしょうが、
私にとって衝撃的な、グサッ!と来るセリフでした。

バットのしなり2005/11/17

バスタオルバット2005/11/04

スポンジバット2005/10/14

バットの振り方を、今までいろいろ考えてみました。

刀には「理」にかなった振り方があるそうです。
道場に通い稽古を積んでいた時代の中で、宮本武蔵は自分で刀の振り方を考え「理」を見つけ出し
「刀が教えてくれる」
(もちろん漫画ですが)

私もバットには同じ事を感じ、バット以外のものをいろいろ子供達に振ってもらいみました。

1本の小枝を振っても、バットと同じように「理」があると思っています。

ついつい野球に置き換えてしまう私。。。

「バットの振り方は、バットが教えてくれる」のでは?

いつも同じバットばかりを振っていると解りませんが、全く違うもの、直径1cm長さ2mくらいの棒を振ってみたりすると、いつもと違うバットのヘッドを感じ、いつものバットがとても振りやすい事に気が付いたりします。

「バットスイングとは、ヘッドスイングなんだ」

バットを振るスピードではなく、バットのヘッドスピードを上げるコツがバットには隠れています。

一本の棒、一本の刀、一本のバット

バットの長さを、ヘッドの重さを活かした、バットのヘッドの振り方を感じとる事が、指導者として子供達に教えられない難しさです。


ゴルフのドライバーはバットよりも長いです。
プロ野球選手は、バットよりも長いドライバーを上手に使うコツを知っています。とんでもない飛距離をドライバーで打つことが、自然と見についているのでしょう。

いつものバットより、長いものを振ってみる。軽いものを振ってみる。短いものを振ってみる。

バットの振り方は、いろんな物を振ってみると、自然とヘッドの使い方が身につくのではないか?

今後も実験してみます。

もうちょっと踏み込むと

「少年野球は、少年が、子供達が教えてくれる」
また悩んでしまいそうなので、今夜はこの辺で^^


懐かしい写真を発見!
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6年生最後の打席2006/03/12
こんな事書いてますが、子供は難しい事を考えずフルスイングする事ですね^^
posted by metoo at 00:37| 千葉 ☁| Comment(23) | TrackBack(0) | 打つ | 更新情報をチェックする

2006年12月18日

勝利とは

ご心配をおかけしました。
おかげ様で、今年流行の風邪は、
土曜日と日曜日、元気よく審判をしたら治りました^^
暖かいお言葉、ありがとうございました。
(良い子の子供達は、変なおじさんの真似しないで下さいね!)



先日の宿題で、低学年の子供達に「好きな選手」と「その理由」を聞きました。

この続きですが、6.5年生には厳しい言葉を伝えました。

「低学年の好きな選手の中に、6.5年生の名前を出した子は1人もいなかったよ。」

もしかしたら1人くらい、6.5年生の名前がでるか?
私は期待していました。

君達高学年が、2年生3年生だった頃、「好きな選手は6年生の◎◎くん、一緒に遊んでくれて優しいから」 と言ってくれたのを私は覚えてました。

自分達が低学年だった頃、6年生のお兄ちゃん達はどんな事をしてくれただろう?一緒に何をして遊んでくれただろう?どんなわがままを聞いてくれてただろう?

高学年になったら、低学年に何をしてあげれば良いのか?
この宿題から、高学年にも考えてもらいました。




土曜日の新5年生チーム公式戦。
4市108チームからなる大きな大会。
12ブロックに分かれて、1.2位の24チームが決勝トーナメントへ。

私達チームは5勝0敗1分
相手チームは6勝0敗

この最終戦に勝てば、予選1位通過が決まります。

私は主審をしていましたが、ある場面が印象に残りました。

この日、ぜんそくの5年生セカンド君がお休み。
代わりは3年生の頑張り屋君。

バッターボックスでは、まだ緊張が感じられます。
ツーストライクで、カウントを間違えて三振だと思いベンチに帰ろうとしました。
「まだ、ツーストライクだよ!」
ベンチから主審から声を掛けられ、
バッターボックスに戻り余計に緊張して、空振り三振。

これを見て5年生がすぐに駆け寄り、3年生の肩を組んで一緒にベンチに戻りました。
どんな声を掛けていたのかは聞こえませんでしたが、2.3人の5年生が3年生を励ましていました。


主審をしていましたが、とても感動的なシーンでした。

ここまで出来る5年生に成長してくれたんだなぁ〜





11月から始まった、5年生新チーム。
私が3年間の監督時代に教えた最後の年代です

三振しても
「三振だよ、戻って来〜い!」
四球でも
「四球だよ、一塁へ走ってくれ〜!」
まだバッターボックスに立ってました^^

この試合でカウントを間違えてしまった3年生と、
同じ間違いをしていた、あの鼻タレ小僧達が、
今は立派な5年生になりました。

試合結果は11対1で圧勝。
堂々の予選1位通過は、チーム初です。

しかし、勝ったのは試合だけではないでしょう。

チームワーク。全員野球。自分に厳しくする。仲間を大切にする。
今までの卒団生達が作ってきたチームの歴史。

野球を通じて学んできた事の勝利、と言える試合でした。


試合に勝つ事も大切でしょうが、
私は「野球で勝ちたい」それが少年野球で良いのかなぁ?
最近そう考えるようになりました。
posted by metoo at 15:56| 千葉 ☀| Comment(13) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年12月15日

トンネルしろ!

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スポーツセンター廿日市さんに教わった練習です。

ボールを左右に転がして、チ◎チ◎の下を通します。
「トンネルしろ!」
わざとトンネルする練習です。
最初は驚きました。だって「トンネルしろ!」ですよ^^

もちろん目的はトンネルする事ではなく、
ゴロの正面に入る練習です。



あの風景を見てから、低学年チームのゴロ捕りを見ると、
やっぱりボールを怖がって、避けるように捕っていました。

「トンネルしろ!」
「トンネルのエラーはOKだぞ!」
「よ〜し!ナイストンネルだ!」

自分で言って笑ってしまいました^^

ボールをまたいで、トンネルする練習。
子供達には好評のようでした^^



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サッカーボールを転がして両手を使って捕る練習です。
片手で捕りにいくのではなく、ボールに蓋をする感覚を、昔息子と練習しました。

また、大きいボールは小さいボールよりも怖がりませんでした。

これが手の平捕球か?と言われた悩んでしまいますが、
まずは、両手をきちんと使って捕るには良いかもしれません。


「トンネルしろ!」
低学年の子供にはわかりやすい言葉ですが、
6年生が試合中トンネルしたら・・・・・
「OK!OK!トンネルOKだよ!」
いつまでトンネルOKにしましょうか?^^



posted by metoo at 02:27| 千葉 ☀| Comment(27) | TrackBack(2) | 守る | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

4番

『4番  ファースト  王』

私にとって永遠の4番打者、王貞治選手。

皆さんのチームは4番打者を決める時、
実績で選びますか?
調子が上向きの選手?


4番と聞くとチームの大黒柱、チームの顔と感じます。
1発長打があり、攻撃の要、4番が1人で相手チームを打ち崩し、4番が倒れたらチームも負けてしまうくらいの存在感。

私は4番打者を、育成のポジションとしています。

最終学年の6年生を4番におき、どんなに調子が悪くても1年間4番打者は動かしません。

「オレがチームの4番だから、やらなきゃ、頑張らなきゃ」

子供達は4番と聞くと、ものすごく嬉しいようです。
もちろん親もうれしいようで「明日は試合だからバッセンに行きなさい、素振りしなさい」など、4番というプレッシャーを跳ね除けようと、4番と言う看板を背負って、1年間成長し続けてくれます。

この成長を期待できる選手を4番にしています。

打順」でも書きましたが、私は実績がある子、特に出塁率の高い子を3番に置きます。
4番の前にランナーを置きたいからです。


過去のデータです。

2004年5年生打率打点本塁打出塁率
4番K君415286573
7.8番M君284193442
8.9番D君233161370


2005年6年生打率打点本塁打出塁率
3番K君441465586
4番M君4316711500
5番D君345536442

2004年5年生だったM君を2005年には4番に抜擢して大活躍。
D君も、競い合うように伸びてくれました。嬉しい大誤算でした^^

2005年5年生打率打点本塁打出塁率
1番Y君339293486
7番H君205202441


2006年6年生打率打点本塁打出塁率
3番Y君425436521
4番H君380362476

2005年5年生だったH君は2006年には4番で大活躍。

相手チームから警戒される選手が、1人では敬遠気味で勝負してくれません。その後を打つ選手を作れば得点のチャンスも増えるでしょう。

同じように1番バッターも使います。
なぜかトップバッターと聞くと、張り切る子供もいます。

打順なんて関係ない!と思う気持ちもわかります。
しかし、子供にもプライドが育っているのでしょう。


『4番の成長』

「君を信頼し期待してるよ」
私は言葉でなく、環境を変える事によって期待を表します。

私の一年間の楽しみでもあります。
もちろん我慢比べでもあります^^


他の選手に期待をしてないわけではないですからね!
6年生が03年2名、04年2名、05年5名、06年3名だったチームですから^^

posted by metoo at 12:41| 千葉 ☁| Comment(20) | TrackBack(0) | 少年野球の落とし穴 | 更新情報をチェックする

野球は遊び、では指導者とは?

シニアの1年生大会を見ていた時です。
4月に入団して以来、公式戦に出場するのは小学生から何ヶ月立ったでしょう。のびのび楽しそうにプレーしていたのが印象的でした。

しかし、その試合で2つ気になる点がありました。

その1
ピッチャーが球審のストライクゾーンに対して文句を言った事。球審から「次に球審に判定に対して文句を言ったら退場にします」注意を受けて泣き出してしまいました。ベンチの大人は泣き出した子をなだめていました。

その2
一塁手がポッチャリ君、あまりボールさばきは上手でなく、エラーを連発。しかしタイムリーヒットを打つなど活躍していました。私の隣にはポッチャリ君のお父さんが大きな声で応援していて、貴重なタイムリーに大喜びしていました。
最終回2アウト、最後のバッターを一塁よりのピッチャーゴロに打ち取り、ピッチャーはボールを持って「どけ!」の合図で、一塁手をどかしてバッターと競争しながら、かなりの距離を走り一塁ベースを自分で踏んでゲームセット。

この時、ベンチの大人も子供達も、ニヤッとしたのを私は見逃しませんでした。

まだ上手でない一塁手ポッチャリ君に、わざとボールを投げずに自分で踏んだピッチャー君の行動をニヤッと笑った。

隣にいたポッチャリ君のお父さんと私だけは笑えませんでした。

笑ったのは勝ったからなのか?それともポッチャリ君に投げなかったピッチャーを笑ったのか。。。

@@@@@@@@@@@@@@@@@

『野球は遊びです』
この言葉で悩まれた方、大変ご迷惑をおかけしました。

野球は遊びだ!子供達と指導者は遊べばいいんだ!
コレだけでは言葉が足りませんでした。

明るく楽しく仲良く元気良く 遊んで欲しい!

では指導者は何をすればいい?

私は指導者はしっかり子供達を見る事が大切だと思っています。
・子供達は安全な環境でプレーしているのか?
・そのプレーは健全な姿、全力プレーなのか?
・ルールを守っているのか?

遊ぶとふざける、楽しくと楽をする、ふざけるが楽しい
子供達は勘違いしやすい言葉だと思います。


私達お父さん指導者は、子供達を正しい方向に育てる。
ルールに対して文句を言う事が正しいのか?
仲間を信じないプレーが正しいのか?
それを笑う大人は正しいのか?

間違ってる事は、大袈裟なくらい叱って良いと思います。
(だから怒号罵声が良いと言いませんが ^^;)
守らなければいけないルールがある。
それは遊びにも社会にも同じでしょう。

間違った遊び、正しい遊び

野球と言うスポーツを通じて
野球と言う遊びを通じて、

間違ってる事が探しだせるチャンス
正しい事を確認できるャンス

1つ1つのプレーの中で見つけられると思います。

そこに指導者、大人が必要なのではないでしょうか?


眠気の中で書きましたので、何を書いてるのか解らなくなってきました。

遊びの中で、道からそれて行く子がいたら見つけてあげたい。
遊びだから、それが見つけやすい事もあるでしょう。

あ〜余計 何を書いてるのか解らなくなってきたー^^

つまり、その〜
大人は子供を見る。
いつもニコニコしてるおじさん。
でも怒るととんでもなく怖いおじさん。

そばにいてあげるだけでいいのかな?


こんな考えでスミマセンm(__)m



ちなみに息子に聞いてみました。
「お前にとって野球って何?」

「うーん、、、今はライトオーバーのホームランかな?」
よし!健全だ!^^
posted by metoo at 05:00| 千葉 🌁| Comment(33) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年12月13日

立ち位置

「バッターボックスに立ってごらん」

低学年の子供達に、バッターボックスの好きな位置に立ってもらうと、
ほぼ100%ホームベースの横に、
バッターボックスの中央に立ちませんか?


121201.jpg

ホームベースの横、バッターボックスの中央に立ち、
ホームベースの上でで打とうとすると、
ピッチャーゴロやセカンドゴロ、ボールが遠くに飛びませんでした。

121202.jpg

低学年の子供達が、この日に打ったホームランは、
バッターボックスの一番後ろに立ち、
すべて引っ張った打球でした。

バッターボックスの一番後ろに立って、
ホームベースの上で打とうとすると、
「カキーン!」見事に引っ張ったホームランを打つ子が増えました。

低学年ですから、難しい理屈を言っても解りません。
「もっと、ポイントを前で打て!」
「ボールに差し込まれてるぞ!」
意味不明の言葉に聞こえるでしょう^^

気持ちよく振り切れて、今まで以上にボールが遠くへ飛んでいく。
このTボールには、ミートポイントを自然に教えられる。
そんな狙いもありました。


もう一つの子供達の特徴は、
ホームベースの上で「ストライクゾーン」で打とうとしませんか?

121203.jpg

バッターボックスの中央に立ち、
ストライクゾーンで打とうとすると、
ボールを横から見てしまいます。
バットも横から遠回りして来る子が多いです。

ボールを引き付けて逆方向を狙う打ち方は、
中学高校からで良いでしょう。
これを小学生から始めると、調子を崩す子が多かったです。

チームバッティングに流し打ちは必要でしょうが、
私は「もうちょっと先で教えた方が良いのでは?」
と考えるタイプです。

121204.jpg

ストライクゾーンを後ろから見る

ストライクゾーンで打ちたいのであれば、
「だったら一番後ろに立たせちゃえ!」
投げやりのようですが、メリットはたくさんあると思います。

・ストライクがわかりやすい。
・ボールを正面で見れる。
・ボールを長く見れる。
・スイングが横ではなく、前を振ってくれる。
・ポイントが前になり、体がしっかり回転できる。

ストライクの判定は、バッターボックスのどの位置に立っても
ホームベースの上を通過するか?しないか?で決まります。
「ストライクゾーンに入ってきた球を打とう!」
などと子供達に伝えてみました。


自分で遠くに飛ぶポイントが解ってくると、バッティングは楽しくなってきます。まずは「Tボール」で飛距離を楽しみ、トスボールへ、投げた球へと段階を踏んで見ようと思います。





立ち位置について私の個人的な考えですが、
「このピッチャーは球が遅いから、バッターボックスの前に立て!」
「このピッチャーは球が速いから、バッターボックスの後ろに立て!」

よく聞かれる言葉ですが、私は言って欲しくない言葉の一つです。
「この立ち位置だとイメージと違うんだよなぁ〜」
自分のタイミング、ポイントを練習で作ってきたのに、それが壊れてしまうからです。

遅い球だったら自分のタイミングの間を長く取ればいい、速い球だったらタイミングのリズムを早めればいい。立ち位置で投手のスピードに合わせるほうが難しいと思っています。

中学からは変化球でこのタイミングを狂わせてきますから、カーブ狙いだからバッターボックスの前、ストレート狙いだから後ろ、これではお手上げです。

昔の指導者に言われたから、今でもついつい出てしまうのでしょうが、前に立っても後ろに立っても、余計にタイミングが狂ってしまうケースが多く見られます。私は相手投手にも失礼ですし、あまり使って欲しくない言葉と思っています。


ちなみに私は、一発狙う引っ張りたい場面は後ろ、ポイントを下げて右中間犠牲フライやセカンドゴロ流し打ちを狙う時は中央、サイド,アンダースローは中央、左投手は後ろでややクローズドに分けています。

理由は・・・・・なんとなく です^^
posted by metoo at 00:29| 千葉 ☁| Comment(38) | TrackBack(1) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

Tボール

日曜はぽかぽかな野球日和。
高学年チームが遠征に出た為、校庭は低学年8人で使い放題^^
普段はグランドの片隅で練習の低学年。のびのびバッティングなど出来ませんから、この日は思いっきり楽しめるように、以前から考えていた「Tボール」を行いました。

「Tボール」はリトルリーグの低学年生で主流のようで、大会もたくさんあるようです。詳しくはプーミーさんが説明してくれるでしょう^^


tball.jpg

図のように「置きティー」「スタンドティー」と呼ばれる台の上にボールを置いて、投げるボールを打つのではなく、ティーにのせて止まったボールをかっ飛ばして遊ぶ野球です。

この日は、8人しか低学年が集まらず、3年生2名をキャプテンにしてチームを4対4に分け、内野手4人だけの守り、ティースタンドにボールを置いてくれるコーチがずっとキャッチャー。

さらにルールを追加。
両翼30mセンター40mのラインを引いて、赤い△ポールを超えたらホームラン。ゴロやワンバウンドで超えたらエンタイトルツーベース。
今まででにない笑顔で、楽しそうに遊んでくれました。

途中から体験入部に来てくれた4年生2名も飛び入り参加。
1人の4年生は5打席連続ホームラン!
おおおお〜〜〜チームに入ってくれ〜〜〜!!


試合結果は5回を33対32のサヨナラゲーム!
2年生の中には、負けて悔しくて泣き出す子もいました^^

このゲームで飛び出したホームランは13本くらい?でした。
4年生1名(6本)、3年生1名(2本)、2年生2名(2本と3本)
途中から2名増えましたから、10人中4名が30mを越しました。

3年30m。4年40m。5年50m。6年60m。
この学年別打球距離を、全員クリアさせたい目標が私にはありました。

ホームランを打てなかった6名を、残りの練習時間に打たせよう!

4年生1名、3年生1名、2年生4名の、特打ち練習がはじまり、
残念ながら、全員クリアはなりませんでしたが、3名はクリア。3名はあと1m距離が足りませんでした。

日が暮れるまでホームランを打ちたくてバットを振った子供達。
家に帰ったらまっさきに
「今日ホームラン打ったよ!」
「あと1mでホームランだったよ!」
嬉しそうにお父さんお母さんに伝えてくれると思います。

ホームランを打って、ゆっくりベースを一周する醍醐味を知った子は、また打ちたくて練習に来てくれるでしょう。そして、今まで以上に野球が好きになってくれると信じています。



この「Tボール」をやりたかった理由は、いくつかありました。
・次のバッターはバットを拾ってケースに入れる。
・打った後、バットは投げない。
・まだ知らない事がたくさんある低学年。
 どんな事をこれから教えてあげれば良いか?私の研究。
 などなど。。。

ただホームランを打って楽しませたかっただけではありません。
私の中で狙いがありました。
「このコツを掴めば、ホームランを打てるだろう。」

低学年の子供達に、ある事を強制してみました。

そのコツとは・・・・
明日につづく^^


posted by metoo at 00:00| 千葉 ☁| Comment(40) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

中学硬式チームへ進まれる方へ

この時期、小学六年生を持つご両親は中学野球への進路、中学校野球部か中学硬式チーム、軟式クラブチーム、息子さんと一緒に大変悩まれていると思います。我が家は今年から中学硬式チームに進みましたが、我が家だけの考えかもしれませんが、12月までを振り返って感じた事を書こうと思います。

『寂しそうな息子』

これが親として子供を見ていて一番感じた事です。
毎日野球が出来ない寂しさ。
小学校時代に一緒に戦って来た『仲間』との別れ。

学校のグランドを見渡すと「過去の仲間」が元気に楽しそうに野球をしています。
息子は現在陸上部の中の駅伝部に所属し、毎日学校の周りを走っています。グランドの中では野球を、自分はその中に入れず一人走る。


硬式シニアチームに入っても元気がなく、
家での会話も、口数が減りました。

朝学校へ出かけるのも、学校から帰ってくる姿も元気がなく、夏までは野球部の練習が終わるのを待って、小学校時代の「仲間」を待って野球部と一緒に帰ってきていました。

「なんで硬式チームに入っちゃったんだろう」
そんな事は一切口にしませんでしたが、親として息子を見ていれば当然感じる事でした。

学校は何をしに行くところなのか?
自分にとって野球とは何なのか?
硬式野球チームは何の目的だったのか?
親として、その選択は正しかったのか?
目標を見失わせない、私にも息子にも「寂しさとの戦い」でした。


あと2年間ほどで、硬式野球チームを卒団しますが、
硬式チームで何を学んだか?
中学時代の『仲間』はつくれたのか?
高校生になった時、大人になった時、
私にも息子にも答えが出るかもしれません。


さて最近のkohはどうなのか?
「90飛んだか?」
土日の練習から帰ると、必ず聞かれる私からの質問^^
「右中間にワンバウンドで当てた」
両翼92mセンター116mのグランド。お茶当番の妻も見ていたようで、
「90mは飛んでると思うよ」
あいかわらず、形はメチャクチャですが、
バカみたいなフルスイングは続けてるようです。
「そんなガリガリ君じゃ、飛ばねーよなー^^」


昨日の話の続きですが、
「野球の原点に戻って、もっと野球を楽しんでもらいたい」
小学校時代のkohも、毎日グラブとバットをもって遊んでいました。
やっと最近になって、また楽しみを取り戻してくれたようです。

家族で楽しみながら、中学硬式チームの息子を支えてるつもりです^^

もう一度書きますが、これがすべての中学硬式チームにあてはまる、と言う事はありません。我が家の話です・・・
posted by metoo at 02:35| 千葉 ☔| Comment(41) | TrackBack(1) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

野球は遊びです

私にとって野球って何だろう・・・


約30年前。。。。。。。。。。。。。

今日は6年5組と6年3組の因縁の試合。山田太郎に憧れた私はキャッチャー。クラスで一番小さいヤツを、無理やりアンダースローにさせて里中智をつくった。たて30mよこ20mの、今思えば小さなグランドでも、フェンスオーバーがホームラン。誰よりも遠くに飛ばしたくてバッターボックスで思いっきりバットを振っていた。

8人で野球をする時は、4対4に分かれて三角ベース。柔らかいボールに変えて、打ったボールを守備は捕って、打者や走者に投げて当てればアウト。変化球あり。空振り一回でワンアウト。みんなオリジナルの魔球を考えた。

毎日が楽しかった。
毎日、野球をして遊んだ。

。。。。。。。。。。。。。。。。

私にとって、
野球の原点は遊びだった。
遊びなんだから、、、
自分達でルールを考えた。
ひざが擦りむけても痛くなかった。
待ち合わせ時間に遅れなかった。
でも、帰宅時間は守らなかった。


不謹慎に思われるかもしれませんが
私にとって、
『野球は遊びです。』

この歳になっても、
もっと上手くなりたい!
まだまだ上手くなれる!
もっと野球をして遊びたい!


そして最近、思う事があるんですが

遊びに指導者が必要なんだろうか?
なんで遊ぶ事を教えなければいけないんだろう?
叱ったり、誉めたり、なんで遊びに大人が出てくるんだろう?

もしかしたら、
少年野球は、大人が遊びたいのかもしれない。
大人が子供と一緒に遊びたい、上手くなりたい。
家族で少年野球という遊びを、一緒に楽しみたい。

これは素晴らしい世界だと思う。

だったら、もっと子供達と一緒に遊ぼう!
遊びなんだから真剣に!全力で!ドロだらけになって!バカになって!


と思いながら昨夜寝たんですが・・・
今日は雨で中止

明日は楽しく遊べるかなぁ〜^^

posted by metoo at 13:51| 千葉 ☁| Comment(47) | TrackBack(2) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

キャッチャーのバント処理

c601.jpg
キャッチャー前のバントです。

c602.jpg
ボールよりも前に足をだして、ボールを両手ですくうように捕ります。

c603.jpg

ボールよりも手前に足を置くと、
片手のミットでボールを押し出しちゃいます。

c604.jpg

バッターの後を通らないとぶつかってしまいます。
バッターが落としたバットも踏まないように回りましょう。


bata.jpg

忙しくて文章はあまり書けてませんが、
それでも絵を書くmetooに一票ポチッとお願いします。
  
blog.jpg
posted by metoo at 02:09| 千葉 ☀| Comment(18) | TrackBack(0) | キャッチャー | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

ミニベーラン

塁間距離を5mで5本、10mで5本、最後に通常の塁間で5本。
盗塁やスライディングと一緒に、低学年の走塁練習メニューに入れました。

低学年のベースランニングを見ていて、とにかく下手なのがベースの回り方とベースの踏み方と感じました。どうしようか考え「とりあえず、距離を縮めちゃえ!」と、半分ぶっきらぼうに実験してみましたが、3本、5本と走るだけで「あっ!」と言う間にベースをきれいに回っていく子供達。体の倒し方や歩数の合わせ方など、何も教えていませんが、やればやるほど上達がはっきり見えてきます。

一番気をつけて見ていたのは、一塁への走り出す方向。
自然とふくらんで、自分が1塁ベースを回りやすいコースを、教えていないのみ見つけてくれるのが、このミニベーランです。

まだまだスピードはありませんが、自分で考え、何かコツを掴んでくれたようです。


2006/09/07に書いた「ベースランニング」ですが、
もう一度検証してみたいと思います。

ichi556.jpg
まず、イチロー選手の走り出した方向です。

ichi557.jpg
次にこのグランドを大きく写した写真。

ichi558.jpg
この2枚の写真を合成してみると・・・

やっぱり、コーチャーボックスの角に向って走り出しています。

外野フライや内野を完全に抜けたと解った打球は、この方向に走り出す事が重要と教えています。

例えセンターフライが捕られると解った打球でも、この方向に走り出して、しっかりオーバランをして打球確認をしないと、全力プレーとは言えません。

このクセを小学生時代には必ずつけてあげようと思います。
少年野球で強いチームでも、コレが出来てるチームは少ないです。
コレが出来てる中学硬式チームは、やはり強かったです^^
posted by metoo at 11:44| 千葉 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 走る | 更新情報をチェックする