2006年11月30日

藤川球児 ストレートという魔球



先日の「新庄選手から学ぶ事」のコメントで話題になった、藤川球児投手の番組をyoutubeで見つけました。

私が今まで考えていた事の、大きなヒントとなり、また悩む日々が始るでしょう^^

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私が見てきた投手の中で、一番のオーバースローは野茂投手です。

しかし、どれだけオーバースローでも、
「真下から真上に回転するストレートは人間には投げれない」
ずっと、そう考えていました。

よく、ボールがシュート回転する時は調子悪い、打たれる、などと解説者の声を耳にしますが「えっ?どうして?」と思っていました。



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ピッチャーはバッティングマシーンのように、真上から真下に腕を振って投げる事はないでしょう。


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必ず、右投手は体の左側に腕を振り切ります。
振り切った方向から(水色の線)、逆の方向へ(赤い線)へとボールに回転がかかると思っています。

つまり、人間は真下から真上の0度の回転は、投げれないでしょう。投げれたとしても、体のどこかに負担がかかるフォームではないでしょうか?

この動画の中で、ボールの中心軸からの角度が説明されていました。
私が今までまさに知りたかった情報の一つです。

普通の投手、30度
松坂投手、クルーン投手、10度
そして藤川投手は、なんと5度!

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これは驚く数字だと思います。
また、子供達は安心して30度の回転軸で良い事が解りました。


このボールの回転軸をチェックする方法として、
肱川投手は、
「ピンポン球を浮き上がらせるように投げる」
とても良い練習方法だと思います。

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私は自分のボールの回転をチェックする時に遠投をします。

最後に軽くシュートするのか、極端にシュートするのかで、指の引っかかり具合をチェックしています。

解りやすく、4シームで握った時の中心に、赤いラインを引いたボールを使っても解りやすいでしょう。

サッカー選手は、テニスボールでシュートの正確性を練習すると聞いた事があります。野球選手も小さいピンポン球で、ボールの回転をチェックしながら、指先の練習になるかもしれませんし、コントロールも良くなるかもしれませんね。

藤川選手の指の使い方、少しでも長くボールに回転をかけたいので、最後までボールを押すような感覚、と言っています。押してるように見えますが、最後には前腕は回内してるのも見逃せません。

ボールはフックで引っ掛けて、ボールを切るように投げると考えていましたが、どちらにしても、中指と人差し指の握力と言うか、指握力と言うのか、この2本指の感覚と強さが必要に思います。

腕の振りは野茂投手でも11時(30度)くらい、
でも、ボールの回転は12時(0度)に近づく、
ストレートという魔球

また悩む日が続きそうです^^
だから、野球は楽しいのですよね!



posted by metoo at 03:11| 千葉 ☁| Comment(25) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

先頭と船頭

【船頭(せんどう)多くして船(ふね)山に上る】

指図する人間が多いために統一がとれず、見当違いの方向に物事が進んでしまうたとえ。


私が低学年チームの中で気にしている事です。
この問題が、少年野球の難しさの1つです。
指導者同士の争いは、子供達の為になりませんからね^^

Aコーチ「土日はこんな事教えるぞ!」
Bコーチ「今週はあんな事教えたいなぁ〜」
Cコーチ「あの子にはアレを教えてあげなきゃ」
Dコーチ「あの本を読んであのトレーニンググッズを買ったから練習だ!」

お父さんコーチは、ものすごいエネルギーを持っていらっしゃいます。
すばらしいコーチの方達です。
ベテランのコーチもいれば、新しいコーチの方もいます。

しかし、何かトラブルが起きる予感がしませんか?
私達チームでも、過去にチーム批判や監督批判が起こった事があります。

「子供達の為に」といいながら、
自分が教えられない事に不満を持つ方。
ただ自分が先頭に立って、教えられて満足されている方。
自分の息子だけを教えたい方。

私もその中の一人だったかもしれませんが、今回監督を引き受けたのは、私が子供達に野球を教える為ではありません。

このお父さん方のエネルギーや発想、子供達を思う熱い情熱を正しい方向に導いたら、もっとすごいチームになるのではないだろうか?

「実験ですか?」と言われたら「ハイ」と言ってしまいますが、もっともっとお父さん方の力を引き出さなければいけません。その為に監督に立候補しました。

夜のミーティングと題してお酒を飲む機会も増えるかもしれません。
あーだ、こーだ、ぎゃーぎゃー酔っ払った大人が騒ぎながら、意見を聞きだすこともあるかもしれません。

先頭に立ちたいコーチがたくさんいらっしゃれば、そのメニューによって時間を割り振り、その時間はしっかり仕切ってもらいます。

しかし、先頭と船頭の違いを、
最初からはっきり伝えておこうと思います。


山に登る船にならないように、大きな海をわたり、
水戸までたどり着きたいですね。

posted by metoo at 11:59| 千葉 ☀| Comment(31) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年11月28日

「心」「技」「体」

 『心』『技』『体』

最近子供達を見ていていると考えてしまうこの三文字。

柔道や剣道、あらゆるスポーツでこの三文字は大切にされています。

私が考えてしまうのは、この三文字の順番なんです。

1番目 『心』
2番目 『技』
3番目 『体』

小学生時代には、まず最初に『心』を育成してあげて、
心がないと、気持ちが無いと『技』は、いくら練習しても着いて来ない。
『体』は中学高校になれば、自然と大きく育ってくる。

やっぱり『心』を最初に鍛えてあげなければ・・・


そんな試合がありました。
新5年生チームの試合で主審をしていたのですが、元気がない、声がない、エラーして下を向く、1点とっても喜ばない、ヒットを打っても笑顔がない、一言で言えば、つまらない試合でした。

試合後にグランド整備をしながら、この子達に何を伝えなければいけないのか考えていたんですが、
やっぱり『心』がまだ足りないなぁ〜

反省会で、私は子供達に聞いてみる事にしました。

「今日の試合、楽しかった人、手を上げてくれ」
誰も手を上げませんでした。

「では、君達にとって野球って何?」
「どうして、野球をやってるの?」

好きだから、楽しいから、上手くなりたいから
3人の子だけが、きちんと意見を言えました。

「じゃ、今日の試合は好きですか?
    今日の試合は楽しかったですか?
    今日の試合で何が上手くなりましたか?」

「主審から見て、今日の試合は誰も楽しそうにプレーしてなかった」
「誰からも、野球が好き が伝わってこなかった」

「野球が好き、野球が楽しい、野球が上手くなりたい。それが君達の野球だったら、試合で見せて欲しい。練習で見せて欲しい。全力プレーでお父さんお母さんに見せて欲しい。三振するのも野球、エラーするのも野球。でも悔しくて下を向くのは野球じゃないと思う。10回三振したら1回ホームランを打てばいい。」

「次にグランドに立つ時は、君達が好きな野球を見せて欲しい」


『心』って言われても、いろんな意味が詰まっていると思います。

子供達の中にある、野球が好きという素直な気持ちを、もっと引き出して大きくしてあげれば、それだけで小学校時代は良いのかも知れません。


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kohのシニアチームではこんな問題が起きています。
先日の「見逃せないプレー」で、ショートに砂をかけていた子。また次の試合では主審のストライクボールの判定に文句を言って、試合中主審に注意を受けて泣き出しました。23日の試合ではコントロールが定まらず甘い球を連打されいじけてしまい、捕手kohのサインとは逆の球種(カーブのサインでストレート、ストレートのサインでカーブ)をわざと投げて、パスボールで1点とられて「しっかりとれよキャッチャー!」悔しさを他人にぶつけていました。この子が一年生チームのエースピッチャーです。こんなチームが嫌で1人退部者がでたそうです。kohは監督に相談したところ、自分達で話し合って解決しろとの事です。kohは上手くチームをまとめられるのか?これも『心』の練習でしょう。

中学野球部、中学硬式クラブチーム、中学生でも、まだまだこんな問題がたくさんあります。
小学校時代に、中学校時代にも『心』をしっかり育ててあげないと、『技』『体』が伸びても先はないでしょう。

posted by metoo at 16:28| 千葉 ☔| Comment(26) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年11月27日

障害者野球にかける男たち

「障害者野球にかける男たち」
この番組を皆さんで見ましょうと、
K’Sクラブ20さんからメールを頂きました。


にんげんドキュメント
「今こそ逆転打を〜障害者野球にかける男たち〜」


12月1日(金)夜10時から10時45分 NHK総合

再放送
12月5日(火)午前0時00分〜(12月4日 月曜深夜)NHK総合


にんげんドキュメントホームページ
今こそ逆転打を 〜障害者野球にかける男たち〜


11月4日、5日、史上初めて身体障害者野球の世界一決定戦が神戸で開かれた。
 参加したのは日本、アメリカ、韓国、台湾。障害者野球世界最速・140キロ近くの剛速球を投げる投手や、片腕で4割の打率を誇る野手など、“障害者を超えた障害者”たちが真剣勝負に挑んだ。



日本身体障害者野球連盟ホームページ

こちらにも試合結果が詳しく書かれています。


私はこのような大会が開かれている事を知りませんでした。
とても興味がありますが、詳しい内容はまだ勉強不足です。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、いろいろ教えてください。

この番組を子供達に見せてあげたい。
私も家族で一緒に見て、何かを考えたいと思っています。

K’Sクラブ20さん、素晴らしい情報ありがとうございました。

posted by metoo at 14:01| 千葉 ☔| Comment(30) | TrackBack(4) | 日記 | 更新情報をチェックする

2006年11月24日

ナイスカット

ツーストライクに追い込まれて「くさい球カットしろよ!」ストライクかボールかギリギリきわどいボールをファールにして「ナイスカット!」って言われますが・・・

子供達が、狙ってファールを打つことって出来ます?

皆さんのチームでは、
くさい球をファールにする練習などしてるのでしょうか?

「ナイスカット!」

今のボール、狙ってカットしたの?
今度、子供達に聞いてみようっと^^

posted by metoo at 17:35| 千葉 ☁| Comment(48) | TrackBack(1) | 教えてください | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

新庄選手から学ぶ事

11月3日「新庄革命」の記事から時間が空いてしまいましたが、
続きを書きます。

まず子供達に教えている事と、
同じ言葉が新庄選手から聞けました。
「目線がぶれないようにする為には・・・」

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全力疾走しながらボールを追いかけると、ボールは下の絵のようにぶれて見えてしまいます。これは走ると目線が上下してしまうせいです。野球選手はこの目線のぶれ少なくする走り方をしなければいけません。

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私達チームで外野フライを練習をする時、まずおんぶでダッシュを5本くらい走らせます。ジャンプしながら走るのではなく、おんぶの姿勢で重心をやや落としながら走る、目線のぶれを無くす極端な練習です。


@新庄選手の「かまえ」とは?

「吉永さゆりさんのようにポーズをとっています」

さすが新庄選手です^^
どちらかの足を前に出して、腰に手を当ててポーズをとり、ファンにかっこよさをアピール!

野球はピッチャーがボールを投げて、バッターが打って始まるスポーツですから、それまではリラックスしてればいいんですよね。
まだボールを投げていもいないのに
「コラッー!腰を落としてかまえろ!グローブを地面につけろ!」
ただ腰が疲れるだけです^^

ピッチャーが投げて「バッターが打った」この瞬間だけにタイミングを合わせるのが、本当の「かまえ」です。



A新庄選手はどうやってバッターとリズムを合わせていたのか?

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リラックスして立った姿勢から
「インコー」「アウトコー
キャッチャーが捕る瞬間に「」をどちらかの足を踏み出して合わせていたそうです。

私は今年一度もプロ野球を見に行けませんでした。
kohは友達とよく行ってましたので
「外野手の一歩目を見て来い!」
西武vsロッテ、中日vsヤクルト
やはり、外野手は片足を前に出してリズムを合わせていたそうです。

打球速度で考えてみると
時速150km/hの打球は1秒間に41.66mしか進みません。
外野手70mもしくは80mの守備位置でしたら、どんなに鋭いライナー150km/hの左中間右中間の打球でも、1秒以上捕球まで時間がかかります。サードやショートと同じかまえをする必要がないでしょう。
外野手はこの1秒間に何メートル走れるか?どれだけ良いスタートが切れるか?と考えてるのでしょう。



B新庄選手の最初の三歩、スタートダッシュは?

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低く構えて伸び上がるようにスタートをすると遅くなり、目線もブレてしまう。

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「上から下に向って走り出したいんですよ、オレは。。。」
新庄選手のこの言葉に驚きました。
「上から下に走りたい」
この言葉を私は初めて聞きました。
「上から下に振る」
「上から下に投げる」
などは聞いた事がありましたが、
なるほどなぁ〜
頭を高い位置から低い位置へ落とす事によって、スタートが速くなる。

「頭を進みたい方向に入れなさい」
などと私は外野手の練習でよく言います。

これも言葉では難しいですが、コーンを立ててジグザグに走ったり、斜めに走ったり、いろんな練習方法があるでしょう。


もう一つ、新庄選手の面白い話が、
守備用手袋にマツヤニをべったりと塗って、グローブと守備用手袋をくっつけていたようです。
これによって、グローブを握る力がいらないので無駄な力を使わずに、全力で走る事が出来るそうです。

他にもいろいろな技を聞く事が出来ましたが、まずは小学生には、外野手の走り方を取り入れていこうと思います。


ランナー二塁でセンター前ヒットを打たれた時、わざと捕りに行くスタートを遅らせて、三塁ランナーコーチの腕がグルグル回るのを見ながらゴロを捕りに行って「よし!三塁ランナーコーチが腕を回した!」と見えたら猛スピードで捕って投げてバックフォームでアウトにするんですよ!

三塁ランナーコーチを見ながら、センター前のゴロを捕りに行く。
こんな事は子供達に教えられませんね^^
posted by metoo at 21:17| 千葉 | Comment(43) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

ひじ痛の仕草

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@ひじをグッと伸ばして、グッと閉じる仕草
もしくは力を入れて、
グッーーと伸ばしたり、
グッーーと閉じたり

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Aひじを親指でグッと押したり、もんでたりする仕草


私は医者ではありませんが、どの子がひじが痛いか、すぐに見つけることができます。

それは私自身が、ひじ痛患者だからです。
ひじが痛い時に、私が無意識にしてしまう仕草です。

この2つの仕草は、子供達がひじを痛がってるサインです。

普段の仕草とは違った仕草のサインが出ていますので、
これを見かけた時には、

「オレもひじが痛いとき、その仕草をするんだよなぁ〜」

と子供に話を合わせる様に聞いてみるようにしています。

「まさか、ひじ痛じゃないよな?」→「あっ、大丈夫です」
「なんだ、ひじ痛いのか?」→「いいえ、大丈夫です」

否定や疑問のように話しかけると、我慢してしまう子もいます。



夏の甲子園決勝戦。
延長でも決着が付かずに再試合へ。
駒大のエース投手は、何回も試合中に肩をグルグル回していました。

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投球数が多くなって疲れてくると、無意識にいつもとは違った仕草のサインが出ます。
試合後のインタビューでは、かなり肩に張りがあったようですね。
元巨人の江川卓投手も、よく回していましたね。


私が小学校の時に、給食を食べ過ぎてお腹が痛くなりました。
午後の授業でもれそうになり、お腹を押えながら、冷や汗をかいて我慢してると、隣の友達が気がついてくれて

「先生!metoo君トイレに行きたいそうです!」

あの時は自分から「お腹が痛い、トイレに行きたい」と言い出せず、隣の友達に感謝しました。
(一応補足しますが、トイレに駆け込みぎりぎりセーフでした)

何事も大事に至る前の、早期発見が大切ですね^^

posted by metoo at 19:31| 千葉 ☁| Comment(21) | TrackBack(0) | ひじ痛 | 更新情報をチェックする

2006年11月20日

ひじが上がる体操

「もっとひじを上げて投げなさい!」
「ひじを肩よりも上にあげて投げなさい!」

3年生のkohに、いつもこんな言葉を使っていました。

あの頃の私は、ひじを、なぜ上げなければいけないかも知りませんでした。
「ひじが上がっていれば安全で、ひじを故障しないから」
私が30年前に少年野球で教わった事を思い出し、父親になってから息子に同じように教えていました。

しかし3年生のkohは、いくら自分でひじを上げようとしても上がりません。

「どうして上がらないんだろう?」
「言われた事が理解できないのか?どうして出来ないんだろう?」

私の指導方法が間違っているのではないだろうか?

「もしかしたら、まだひじが上がらない時期なのでは?」
「だったら、まずはひじを上げる練習をすれば?」

今から5年前くらいに思いついたのは、相手の力を利用して倒す『北斗の拳』のトキの技でした。

ひじを上げようとする力を、軽く手伝って流すようにして上げてあげる。

それが「ひじを上げる体操」でした。

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まず、kohに軽くひじを上げ下げしてもらいます。

taisou02.jpg

後ろから、私がひじが上がりかけた瞬間に、
かる〜く「サッ」持ち上げてあげます。
最初はスローモーションでゆっくりやってあげました。

kohの腕は、その勢いで「ブワァ」と勝手に上がり「ダラーン」とまた元の位置に戻ります。

そして、またkohは軽くひじを上げようとして、その瞬間に私が「サッ」と上げてあげて、「ブワァ」となり「ダラーン」と・・・
この繰り返しを、10回くらい続けていました。テンポは約1秒くらいです。

コツは、本人に「気持ちいい」と言わせることです。

無理には絶対にしませんでした。「痛い」と感じてもらってはいけないと思い、無理に上へ押し上げたり、無理に背中側に引いたりもしませんでした。

「もっと力を抜いて、もっとダラーンとしてていいよ」
「勝手にひじが上がる くらいまで続けてみるよ」
「投げる時は、このくらい力を抜いた方が、ひじは上がるんだよ」

片手だけでなく両手で、両ひじを上げる、左右対称の動きも良かったと思っています。

私はただのお父さんです。医者でもトレーナーでもありません。
「これをやってもひじが上がらないぞ!」
などの苦言は困りますので、ご自分の判断でお願いします。

しかし、最近あることに気が付きました。

これって「反射」じゃないのかなぁ〜

つづきは後日^^









posted by metoo at 12:06| 千葉 ☔| Comment(23) | TrackBack(0) | ひじ痛 | 更新情報をチェックする

2006年11月17日

手の平捕球講習会 キャッチャーミット編

「グローブをちょっと改造」2006/05/29
この日の最後に、私はこんな事を書いていました。

「次はキャッチャーミットに挑戦!
でも、キャッチャーほど突き指しやすいので、親指がずれるのを防ぎたいのですが、親指を包む紐はどのメーカーもないんですよね。
キャッチャーミットの親指は、遊びが多い方がいいのでしょうか?」


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左はオークションで買ったミット。
右はkohが小学生時代に使っていたミット。

わかりやすく赤い丸で囲みましたが、多くのキャッチャーミットは親指のループがこの紐だけで作られています。

この紐は使っていると伸びてしまい、ゆるゆるになり突き指の原因ではないか?とずっと思っていました。


そして廿日市店長のキャッチャーミットの型作りを拝見し、
「やっぱり!」
と確信してしまいました。

しっかりと「親指が固定」されている!

赤丸の紐以外に、もう一本、オリジナルの親指固定の紐があるではないですか!

廿日市さん使用のキャッチャーミットで、Fastballerさんの剛速球を受けさせていただきましたが、
「なるほど!」
こんなにも親指が固定されると捕球しやすいのですね!

では、どうやって親指を固定するの?
ココから先は書けません^^
というか、八幡店長しかできない『技』といえるでしょう。


親指が固定すると、他の指が生き生きと動かせます。
ちなみにキャッチャーミットだけでなく、FastballerさんのL7Sにも同様の技が使われていました。いくら素人の私が型作りを真似しても、足元にも及ばない『職人の技』と言えるでしょう。


さらに「やっぱり!」
キャッチャーミットも驚くほど「板状」でした!

廿日市さんのホームページに、まだキャッチャーミットの写真が掲載されていませんが、いずれ板状のキャッチャーミットを写真で見る事が出来るでしょう。

私も真似して板状にしてみましたが、まだまだです^^

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この板状の捕球面に、3つの捕る箇所が隠されています。
手の平捕球講習会で教わりましたが、公表は控えておきましょう^^


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さて、手の平捕球の日記を今週5日間書きましたが、
ブログを見てくださるお父さん方、指導者コーチの方々、
少しでも「手の平捕球」に興味を持たれたでしょうか?
逆に、疑問に感じてしまったでしょうか?


今私は2.3年生を担当していますが、自分の手の平の倍くらい大きいグラブを重そうに使っている子が多いです。グラブが開かず、ただグラブを突き出して
「(片手で)ボールよ、引っ掛かれ〜!^^」
このグローブで練習していて本当にいいのだろうか?せっかく野球が好きで練習に来てくれているのに・・・

お父さんとお母さんとグローブを初めて買いに行って、
親の気持ちとして
「6年生まで使えるように」
「中学に行っても使えるように」
「少しでも長く使ってもらえるように」
「子供はすぐに大きくなるから・・・」
経済的にグローブを洋服のように考える方もいらっしゃるでしょうが、残念ながら子供達に大きなグローブは、逆に上達への遠回りとなってしまいます。

「実際に大きなグローブを使っている子供達には、どうしたらいいでしょうか?」

八幡店長さんにお伺いしましたが、

「今のグローブを大切に使って、次にグローブを購入される時は、いろんな情報に耳を傾けて、指導者の方達に相談されるのが良いでしょう」

上達に近道はありませんが、
素手で捕る感覚の小さいグローブを、
両手を使って捕る小さなグローブを、
子供達に推奨していってはどうでしょうか。

これが「手の平捕球」の、
八幡店長の一番伝えたかった事かもしれません。



「毎年 道具は進化し、捕球技術も進化している」

この1日の講習会で、全ての手の平捕球をマスターしたわけではありませし、まだまだ0.1秒にこだわって、グラブも型作りも、捕球技術も進化していく、そう店長さんが仰っていました。

次の講習会では、また新しい捕球技術が生まれているかも知れません。

いくら素晴らしいグローブに、型作りに、捕球技術と出会っても、
「毎日の練習を大切にしなければ・・・」
猫にPROB、馬の耳にL7S になってしまいますね^^

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西スポより

この左手のグラブは?やっぱり練習してますね!
オレも負けないぞ!宗リン^^
posted by metoo at 01:55| 千葉 ☀| Comment(34) | TrackBack(0) | 手の平捕球 | 更新情報をチェックする

2006年11月16日

手の平捕球講習会 逆シングル編

皆さんが心配されていると思われる、
手の平捕球の逆シングルキャッチ。

「まずはボールの正面に素早く入れるように」

この講習会では、ショートの位置から三遊間のゴロをイメージしてボールを転がし、走りこんで正面に入り「手の平捕球」そこから踏ん張って送球する練習をされていました。

「手の平捕球」は両手を添えて、0.1秒でも速く、ボールを投げる手に渡すのが目的ですが、実際に試合では、勇気を持ってボールに飛びつくダイビングキャッチ、逆シングルでショートバウンドを救い上げるファースト、どうしても片手で処理する捕球もあると思います。


私の逆シングルキャッチは、人差し指の移動にあると考えています。

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左が両手を添えられる「手の平捕球」とします。
右が片手の捕球。逆シングルやジャンプしてキャッチなど、片手で補球する時。

グラブからすぐに投げる手にボールを渡せる時は「手の平捕球」で、人差し指が親指へ移動。(最初からこの位置の方が良いと思います。)

「だめだ!片手だ!」と思ったら、人差し指を瞬時に外して、親指と小指で掴みに行きます。

今の所、私にはこの感覚があってるようでして、間違っていたらごめんなさい^^



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人差し指がグローブの中に入っていると、人差し指が動けませんね。
だから、人差し指はグラブの外に出しても良い、と言えるのでしょう。

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同じ事がキャッチャーミットにも言えるでしょう。
「ランナーが走った!」
すぐに人差し指を親指側に移動して「手の平捕球」で盗塁を刺す!
「バックフォームタッチプレーだ!」
ボールをこぼさないように、人差し指を抜いてキャッチ!

人差し指を出しているとケガをしやすい、と言いますが、守備用手袋をすれば大丈夫でしょう。

「なぜグローブの人差し指を出すの?」2005/9/26
あの頃にはこんな考えはなかったなぁ〜^^

こうった形でスポーツセンター廿日市 八幡店長に教わった事書いて良いのか?
私の解釈が間違っているかもしれません。
ご迷惑でしたら、すぐに削除しますのでご連絡ください。


posted by metoo at 01:05| 千葉 ☀| Comment(50) | TrackBack(0) | 手の平捕球 | 更新情報をチェックする

2006年11月15日

手の平捕球講習会 講演会編

子供達との実技を終えて、大人達だけで公民館に移動し、
八幡店長の講演会が始まりました。

●グローブの芯について

グローブの芯には2つあり
「綿芯」と「フェルト芯」というのがあるそうです。
フェルト芯の方が値段も数倍高価で、久保田スラッガーはフェルトの芯を使ってるそうです。

と言っても、グローブなど解体した事がありませんし、グローブの中身を見てから買う事もできません。

ココでムラッチ登場!
「おい、グラブの紐をといて芯を出してくれ」
八幡店長の一言に驚きもせずに、PROBのひもをほどき、私達の目の前でフェルト芯を見せてくれました。

「これがグラブの芯かぁ〜」

暑さは8mmくらいでしょうか、三つの層に分かれていて、さわり心地は柔らかいのですが、しっかりフェルトが詰まって簡単に折れ曲がりはしませんでした。

驚くのは八幡店長の芯を加工する技術。

親指や小指を動かしやすくする為に、芯をカットしているではないですか!

これもスポーツセンター廿日市さんの型作りの1つだそうです。
わざわざ分解して、芯を取り出し、芯をカットしてまたひもを通す。

「型作りって、そこまでしてるんだぁ〜」

ただ驚愕してしまいました^^


●プロのグローブ

プロのグローブについて説明がありました。
私達が使っている、一般販売用のグラブは 
「厚い芯に薄い皮」
この方が、長年使えて経済的だそうです。

一方プロのグローブは
「薄い芯に厚い革」
寿命は一般用よりも短いですが、使い心地は抜群のようです。

一生に一度は「薄い芯に厚い革」プロ使用のオーダーグラブを使ってみたいですね。


●グローブの型作り

グローブの型作りの前に、グローブの良さとは60-70%は製品の段階で決まってしまうそうです。
革の質や縫製、どんなグラブを企画するか、などで、半分以上はグローブの良し悪しは決まってしまうのですね。

革の種類には、大きく分けて2つ
オイルコーティング加工された革、
何も加工していない素革

M社はオイルコーティング加工のグラブですから、湯もみしても意味がなかったんですね^^
湯もみは素革しか、意味がないそうです。

残りの40-30%が型作り
グラブの型作り技術には

@高温スチーム加工、ひもが切れる?
Aオイル加工、重くなるのが心配?

そしてBが、湯もみ加工、さらに低温スチーム加工
適度に固く、革にとって最適な加工技術がBの廿日市さんだそうです。


さらに、廿日市さんの型作りの秘密は
「親指の固定」にもありました!
これは後日ブログにしようと思います。

一言で「型作り」と言っても、
日本中のグラブ屋さんが、技術を競い合ってるのですね。


●グローブの手入れ

間違っても久保田スラッガーのグローブには、オイルをたっぷり塗ってはいけません。私が失敗しました^^フニャフニャで重たくなってしまいます。

素革のグローブはオイルを塗りすぎてはいけません!
牛乳で汚れをふき取るくらいで良いそうです。


●グローブの選び方

最後にグローブの選び方ですが、
自分で野球洋品店に足を運び、
手を入れて捕球面を見つめて、
「一目ぼれ」が一番良いそうです。

ただし「絶対に大きいグローブを買わない事!」
  「小さいグローブが上手くなる秘訣」だそうです^^



「いいものはいい!」
と大きな声で言う事が大切だと私は思っています。

FAXで手の平の大きさを送信して、現物を見ずに購入するのはちょっと心配な方もいらっしゃるでしょう。

しかし、よーく考えてみると

スポーツセンター廿日市さん

・湯もみ加工
・低温スチーム加工
・フェルト芯の削り
・手の平捕球の技術解説
・グラブの修理や定期健診

グローブ一つで、ここまでしてもらったお店はあったでしょうか?

ちなみに、私の手の平を店長に見てもらい、
「私の手の平の大きさで、お勧めのグローブは何でしょう?」
とお聞きしたところ
「T9Sで十分だよ!小さいグラブで練習しなさい!」

私の購入予定リストノートに、
   『T9S』 と刻まれました。
 このノートに書かれた物は、いつか買わなければいけない^^
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posted by metoo at 02:29| 千葉 ☔| Comment(28) | TrackBack(1) | 手の平捕球 | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

手の平捕球講習会 実技編

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落ちてるボールを拾ってみてください
ここから手の平捕球が始まるのでしょう。


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落ちているボールを拾う為には、手の平を使ってボールを捕るのが普通だと思います。親指と人差し指でボールを捕るって、やっぱりおかしな技術ですよね。

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手の平捕球の最終的な目的は、
グラブから投げる手へ、0.1秒でも速く、いかに速く渡すか?
捕ってからすぐに渡す為には、必ず両手が必用になってきます。

左右の手でボールを行ったり来たりするのが、
手の平捕球の原点と言えるでしょう。
これを目をつぶってでも、テレビを見ながらでも出来るようになれば、もう「手の平捕球」をマスターしたといっても良いでしょう!

手の平の何処を使ったら速いのか?
コツは指の付け根あたりが中心のようです。

手の平捕球の動画も一緒にご覧下さい。
下のほうにある【動画コーナー】の一番上です。

te04.jpg

これを応用する練習も一人でできます。
ボールを上に投げて、
上から落ちてきたボールを「パッパーン」と
低いボールをイメージして「パッパーン」と
ボールを投げる手に持ち替えて、相手に見せるくらいまでを練習します。



te05.jpg

次に、手の平をグローブとは考えずに、一枚の板と考えて見ます。
スリッパを使ったり、トレーニングパットを使ったり、ダンボールに軍手を貼り付けたり、いろんな練習方法があるでしょう。


te06.jpg

キャッチボールの高さや、低いゴロなどで練習すると、
グローブは捕る道具ではなく、
ボールを板に当てて跳ね返ったボールを投げる手に渡す道具。
これが一番速いグローブの使い方だと考えられると思います。



最後にグローブに手を入れて練習しますが、
コツは 

@奥まで手の平を押し込まない事!
グローブの中心に、手の平の中心(指の付け根)がくるように、
浅く手を入れること。

te07.jpg

A人差し指を出す事!
人差し指を押し込み、グラブの人差し指を引っ張り、ポケットを作らない!
グローブを板にして使うのが「手の平捕球」への近道です。

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「板状のグローブ」2006/08/25


以上が私の手の平捕球講習会のレポートですが、
店長が間違ってる所を、きっと指摘してくれると思います^^
posted by metoo at 02:26| 千葉 ☁| Comment(27) | TrackBack(0) | 手の平捕球 | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

手の平捕球講習会 レポート

tenihira.jpg

11月11日埼玉で「手の平講習会」が開かれました。

この講習会は

「わしの残り人生10年で、手の平捕球を全国に伝えたい!」

全てスポーツセンター廿日市(はつかいち)
八幡店長のご好意により、初めて関東で開催されました。
(私の見た限り店長は、まだまだ30年は元気でいけますよ!^^)


手の平講習会の感想を、一言で言えば

『楽しかったぁ〜!』

子供達が講習を受けてる時間、
私達に詳しく解説してくださる時間、
グラブを解体して見せてくれる時間、
野球を通じて出会えた方達との宴の時間、

このような企画を準備してくださった
Fastballerさん に感謝しています。
また、全面的に協力してくださった、Fastballerさんチームの監督様、チームのスタッフの皆様、ありがとうございました。


手の平講習会の内容ですが
まずブログをご覧のお父さん方が気になるだろう点
「小学生には難しいのでは?」
「手の平捕球は、ある程度上達した中学生や高校生じゃないと難しいだろう?」
そう思われてる方達が多いでしょう。

ところが目の前で講習を受けている6年生君達は、たった数時間で手の平捕球をマスターしていきます。

tenohira01.jpg

理由は「素手」で練習していたからだと思います。

手の平でボールを使った練習、ゆっくりとしたキャッチボール、ゆっくりとしたゴロ捕り、子供達はメキメキと上達を感じました。

しかし、グローブをはめるとどうだろうか?
大きいグローブを使っている子は、素手で出来る事が、大きなグローブのせいで出来なくなってしまう。

では、問題は年齢なのか?中学生から?なのか高校生なのか?

手の平捕球は誰でも出来る技術だと思います。
手の平で、素手で、誰でも出来る事をグローブを使って出来るようになる為には「小さいグローブが必用だ」と思いました。




では、なぜ手の平捕球が必要なのか?
別に、捕って投げれれば何だっていいじゃないか?

手の平捕球をマスターすると、
捕ってから投げるまでが速くなります。
0.1秒単位で速くなります。


0.1秒と言うと、私はこういう場面を思い浮かべてみました。

01t02.jpg
ファースト送球が、あと0.1秒速かったら・・・
01t01.jpg
外野からのバックフォームが、あと0.1秒速かったら・・・

少年野球でも、0.1秒を競うプレーがあります。

中学から、高校から、大人になってから、
イヤイヤ 誰でも出来る素手の捕球「手の平捕球」に年齢など関係なく、全ての野球人に、内野手でも捕手でも外野手でも、必要なプレーと言えるでしょう。



続いて公民館に場所を移し、グラブについての講習会も開かれました。
こちらは講習編として、後日ブログにする予定です。


tenohira02.jpg

そして待ちに待った食事と宴の時間がやってきました。
おいしい中華料理を囲みながら野球談義が始まりました。

tenohira04.jpg
『ムラッチ』

この講習会の模範演技をしてくださった、
田村さん22歳です。

ボールを捕ってから投げる動作までが速すぎて見えず、
「実はグローブを使ってませんよね?」
「グローブを使わないで、投げる手で捕ってません?」
などと、失礼な質問まで飛び出していました^^

途中から『ムラッチ』と呼び名が変わりましたが、
きっと誰かさんがあだ名をつけたんですね^^


手の平捕球 講習編につづく・・・


手の平捕球に興味を持たれた方。
スポーツセンター廿日市 八幡店長にご相談になってください!

posted by metoo at 12:51| 千葉 ☀| Comment(24) | TrackBack(1) | オフ会 | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

見逃せないプレー

先日、関東では良く知られている
某シニアチームの試合を見ていて、
こんなプレーを見かけました。
(カニさんチームじゃないですからね^^)

2k01.jpg

二塁にランナーがいる時
ショートはランナーの進路に入らないように、
二塁ランナーの後ろから牽制に入る事が多いと思います。


2k02.jpg

しかし、このチームのショートは、
ランナーの進路をふさぐ様にベースに入り、
足とおしりで、ブロックしながら牽制に入っていました。

ランナーは一瞬ひるんでしまったのか、接触があったのか、
ベースに戻りきれずに 牽制タッチアウト!

私には見逃せないショートのプレーでした。

牽制のタイミングが投手とかみ合わずに、偶然に接触するのなら解りますが、一度だけでなく、何度も繰り返しこのプレーを狙っていました。

知っていてプレーしているのか?
知らないでプレーしているのか?

私が監督でしたら二塁審判に聞いてしまうでしょう。

「牽制に入るショートがブロックしていますが、どうなのでしょう?」

このプレーはルール的にはどうなんでしょう?

ショートと二塁ランナーが接触した場合。
ランナーが戻れず牽制タッチアウト!
ぶつかった勢いでショートがエラーして、三塁へ進んだ!
など、いろいろ予想する事ができます。

走塁妨害?守備妨害?
キャッチャーと同じように、ベースの一角を空けていれば?
内野手はブロックしてはいけない?


などなど、まずはルールから確認しなければいけません。

今週末、私もいろいろと聞きまわってみますが、

ご存知の方がいらっしゃいましたら、
教えてくださいm(__)m
posted by metoo at 18:14| 千葉 ☀| Comment(32) | TrackBack(0) | 審判 | 更新情報をチェックする

2006年11月09日

先生

先日ちょっとした事件があったそうな。

kohが言うには、うしろからいきなり足を蹴ってきた子がいて、相手にしないでいるとまたふざけて蹴られたそうな。
怒ったkohは

『てめえ 

"%'(%&$&7$*「@¥=!!!』

どこのお父さんに教わったのか、
でかい声で野蛮な言葉を連発したそうな。

そこへ飛んできた担任の先生。
間違いなく悪者はkohに見えたでしょう。

教室で見ていた友達達の証言により、先にちょっかい出した子は叱られ、kohは謝っただけですんだそうな。


その日の放課後は先生と生徒の二者面談だったそうな。

(ここでもまた怒られるんだろうなぁ〜)
などと心の準備をして望んだ15分の先生との面談。

先生「kohは最近テレビゲームとかしてるのか?」
koh「いいえ、全部売っちゃいました」
先生「売っちゃった?なんで?」
koh「携帯電話が欲しかったからです」
先生「そうか〜、じゃメールアドレスあるか?」
koh「はい」
先生「そっか、先生のメルアド教えるから、何かあったらメールしろ」
koh「えっ?は、はい」

先生「最近、野球はどうだ?頑張ってるか?」
koh「はい、バッティングは調子いいけど、あんまりピッチャーの出番がなくて・・・」

そこから時間いっぱいまで、野球の話だけを聞いてくれたそうです。

koh「あの〜さっきのケンカの事はいいんですか?」
先生「あ〜、もういいだろ。反省したんだろ」
koh「は、はい、すみませんでした」
先生「そうだ、空メールでいいから、kohのアドレス教えてくれよな!」


kohが妻へ、妻から私への話なので、ちょっと私の想像も入っていますが、この先生はこんな接し方をしてくれたそうです。

子供って、小学生も同じですが、
自分の話を聞いてもらいたいんですよね。

親には言えない事もあるでしょう。
それを聞いてくれる大人がそばにいると、なんとなく嬉しくなり甘えたくなり、
「先生は僕の事を信用してくれてる。」
初めて経験する信頼関係が、先生と生まれていくのでしょうね。


私は教師ではありませんが、子供達と接する少年野球でも同じ事が言えると思います。

posted by metoo at 23:11| 千葉 ☀| Comment(22) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

低学年のルール

どうしたら
子供達が『明るく楽しく元気よく』
野球をする事が出来るのか?

まだまだ自分から挨拶できる子も少ないです。
返事もできる子も少ないです。

「なんだよ!しっかりなげろよ!」
「そっちこそ、しっかりとれよ〜」

ちょっと目を離すとすぐに口ケンカが始まります^^

先日かにさんチームの5ヶ条のうち、
3つをkohに頂きました。

さらに3つを噛み砕いて、低学年のルールとしました。

『自分に厳しく』
 ↓
自分から挨拶をする

『仲間を大切にする』
 ↓
いいプレーは大きな声で褒めよう

『人の話を素直に聞く』
 ↓
名前を呼ばれたら「ハイ!」
大きな声で返事をする。

『挨拶、褒める、返事』
この3つの低学年ルールを作ってみました。



まず、大人がお手本になるようにしっかりと挨拶をする事。
大人も怒鳴り声よりも、大きな声で「ナイスキャッチ!」など、褒め言葉を大きな声で使う事。
大人が子供達の、元気な返事、大きな声を出す返事、を引き出してあげる事。


この3つが出来てるかで、子供達はガラッ変わります。
そして大人達もガラッと変わります。


遠くから見渡すと、高学年と低学年、どっちがいい練習をしているのか?どっちが『明るく楽しく元気よく』プレーしているか?一目でわかると思います。

何も意識をしないで練習しているチーム。はっきりと練習に気持ちが現れているチーム。この気持ちの積み重ねが1年間つづく事が大切です。結果は必ずついて来るでしょう。


今、私が変えて行きたいのは野球技術ではありません。
低学年の子供達に教えたいのも野球技術ではありません。
チームの雰囲気というか、ムードというか、姿勢というか・・・
そんな感じです^^

posted by metoo at 00:00| 千葉 ☀| Comment(28) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年11月08日

見ました?

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昨日部活が終わり猛ダッシュで、
kohはクラスの友達4人と見てきたそうです。

勉強と野球以外に楽しめる時間って、
そうはないですからね^^
私の会社の近所にある映画館だったので許しました。

我が家ではちょっとしたデスノートブーム。
妻も私もはまっています。

「ライトはどうなったの?」
「Lの名前はわかったの?」
「第3のキラって誰だったの?」
「最後に生き残るのは誰だったの?」
帰ってきたkohに質問攻撃^^

もちろんネタばれ禁止!内容は伏せておきますね^^
posted by metoo at 13:35| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

タッチプレー

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ボールを捕ってからタッチするまでを、
自分で「カチッ!カチッ!」と、
ストップウォッチで図のように計って見ました。
送球が悪いと、約0.4秒もタッチプレーが遅れてしまうと言う事です。



今年の市内陸上大会で、100mを14.1秒で走る子は10位だったそうです。と言う事は13秒くらいで走れればトップクラスといえるでしょう。

では私達チームを見てみると、
高学年の子供達で16秒くらいが平均でした。

100mを13秒、15秒、18秒で走る時の、
0.1秒単位の距離を表にしてみました。

100m18秒15秒13秒
0.1秒0.6m0.7m0.8m
0.2秒1.1m1.3m1.5m
0.3秒1.7m2.0m2.3m
0.4秒2.2m2.7m3.1m
0.5秒2.8m3.3m3.8m
0.6秒3.3m4.0m4.6m


0.1秒のタッチプレーでは0.6m〜0.8mに対して
0.5秒のタッチプレーでは2.8m〜3.8m
2.2mから3mも速くランナーに到達されてしまうと言う事です。


次に、
150kmを投げるキャッチャーと
100kmを投げるキャッチャーを比較してみます。

時速150km/hを秒速に直すと41.66m/s
時速100km/hを秒速に直すと27.77m/s

32.5mの本塁から二塁までボールを投げた時の到達時間は、

150km捕手 0.78秒
100km捕手 1.17秒

えっ?たったの0.4秒しか変わらないの?

もしかして・・・

解りやすく図にしてみると

touch03.jpg

touch04.jpg

ほんの0.0何秒の差ですが、やっぱり!!!

タッチプレーの時ほど、正確なコントロールが大切なんですね!
posted by metoo at 11:56| 千葉 | Comment(21) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

監督とコーチ

土曜日に今期のチームが終わりました。

日曜日から新しい3つのチームが始まりました。

@6年生合同チーム
近隣の4チームの6年生だけが集まるチームです。
卒業大会が2つ、2月まで続きます。

A新高学年チーム
5年生以下の来期のチームが始まりました。

Bそして私が監督の低学年チーム!
3年生2年生合わせて、まだ9人しかいないので、大会には出られません。

もう一度私の役割を確認すると、
*低学年の子供達を増やす事
*お父さん指導者を増やす事
*新しい指導者と一緒に少年野球を学んでいく事

さらに、私達チームを進化させなければいけない点が、いくつかあります。

それが『監督の役割』です。

私達のチームは、これは私が悪いのですが、
「なんでも監督の私がやってしまった」
(誰もいなかったので自分で全てやらざるをえなかったですが)

この悪い流れを今年も引き継いでしまいました。練習メニューから試合の準備など、監督が全て先頭を走り、コーチはただの置物扱い、私もボーっと見てる時間が多かったです。

これは新しい高学年チームになっても変わらないでしょう。
「監督はもっとコーチの方と話し合い、上手にチームを作ってください」
と言っても私を見てきた方達なので、どうすれば良いのか解らないでしょう。


私が低学年の監督になり、監督とコーチの関係を、底辺である低学年から変えて行こうと思っています。


「アップが終わったらベースランニングを練習します。
 低学年の子供達にはベースのどこを踏んだら速く走れるのか?
 何か練習メニューを考えてください。時間は15分です。」

「ベースランニングが終わったら、盗塁を覚えてもらいます。
 2つに分かれて、盗塁、スライディング 
 何か練習メニューを考えてください。時間は何時までです。
 (この日は砂場に犬のウンチがあったので
      スライディング練習中止^^)」

「10分休憩後、何時何分からキャッチーボールを始めます。
 塁間をきちんとワンバウンドで投げれる低学年にしましょう。
 何か練習メニューを考えてください。時間は何時までです。」

「次に、そのキャッチーボールでアウトを捕る練習をしてください。
 内野ゴロをアウトにする。
 野球は3アウトを捕らないと、攻撃に移れません。
 きちんとアウトを捕る練習をしてから、バッティングに移ります。
 時間は、私が見て決めます「できる」までです。」

「10分休憩後、2つに分かれて、30分交代。
 ピッチングとバッティングに移ります。
 バッティングのタイミングをリズムで教えてください。
 ピッチングは高い山の上から投げ下ろすだけでOKです。
 フォームなど気にせず、
 まずはたくさん腕を振らせましょう。」

「最後に今日の練習を実践します。
 4人対5人で練習試合をしましょう。
 何かメニューを考えてください。
 4時のチャイムがなったら試合終了にしましょう。」

「それとすみませんが、低学年の連絡網をつくってもらえませんか」
 
日曜の低学年初練習は、こんな感じで終わりました。

私は何も教えていません。
教えるのはお父さんコーチです。

監督とコーチの新しい関係を作るのが目的です。

コーチにはアイデアを求めます。
子供達が解りやすい、
子供達が楽しめる、
子供達が飽きない
おしゃべりをしてる暇など与えない

これがコーチの役割です。大変です。

「今日の練習メニューいいですね!来週もココをもっと鍛えましょう。それと来週はこんな事を練習したいと思っています。何かアイデアをお願いしますね」

練習メニューに関しては、もちろん相談にはのります。人が足りなければ手伝います。目的にそっていれば練習中に一切口を出す事はしません。コーチにお任せします。

「子供達がどれだけ成長しているか?」

これは私の責任でしょう。
「ココの成長が遅い」
と感じたら、毎週、一年間でも同じメニューを繰り返し、時間配分を調整します。

「まだココが出来てないなぁ、教えてないなぁ」
と感じたら、いつ頃から教え始めるのかを私が決めて、新しいメニューをコーチに考えてもらいます。

「試合ではこんな場面でミスが起きました。ミスを減らしていく反省練習メニューを考えてください。」

本来あるべき姿
監督がコーチを育てていく。
コーチが子供達を育てていく。

実はお父さんコーチは出番を待っているんです。

監督である私は、どんな些細なミスも見逃しません。
コーチはもちろん、誰よりも先に気が付かない点を発見します。

お互いに手を抜く事は出来ません。
お互いに真剣勝負の監督とコーチの関係。

全員野球とは、子供達だけの事を言うのではありません。
大人達も、誰もが役割を持って戦う事をだと思います。

新しいコーチの方達が、
いつかは高学年をチームを変えてくれて、
私を水戸へ連れて行ってくれるでしょう。
posted by metoo at 00:47| 千葉 ☁| Comment(26) | TrackBack(0) | 低学年監督日記 | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

1年の積み重ね

大会二連覇ならず!

昨年、koh達が初優勝を成し遂げたローカル大会。
あれから1年が経ちました。

優勝の喜びはたくさん書きたいですが、
負けたときはあまり書きたくないですね。


決勝戦に負けた原因を考えると
「1年間の積み重ね」
この一言に尽きると思います。



今日のブログ

何度も何度も書き直しましましたが、
「1年間の積み重ね」
ここまでで止めておこうと思います。

posted by metoo at 15:54| 千葉 ☁| Comment(13) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする