
内野手にも外野手にも、投球が何処にボールを投げたか、または捕手の構えによって何処に投げようとしているか、打者と違って野手は全員見えています。
図はショートの位置からの投球を見ていると思ってください。
右打者のアウトコースならば、
右打者のインコースならば、
どんな打球がくるか、一歩目に反応する予測が立つはずです。
小学校高学年くらいでしたら、あのコースはあんな打球、このコースはこんな打球、この経験をたくさん積ませてあげて、打球への反応を少しでも速くしてあげたいです。
【注意】
ノッカーは必ず投手方向に向かって、右打者ノッカーでしたらファーストゴロは流し打ちで、サードゴロは引っ張るようにノックしてあげると、子供達のイメージが育つでしょう。中学以降は右打者アウトコースカーブならどんな打球?カーブのサインを外野に伝達する事を始めるでしょう。

アウトコース低目を、@芯でとらえた打球はどんなゴロでしょう?
A芯を外して、引っ掛けたあたりはどんなゴロでしょう?

Bインコースをバットを伸ばして打った打球は?
Cインコースをバットの根っこで詰まった打球は?
打者のスィングとタイミングを見極めるのも大切です。
新球にボールが変わっても、変わらない事がある。
「打球への反応スピードを上げていく」
これが、新球対策の第一歩です。
守備位置も大切ですが、まずは反応スピード、反射神経を育ててあげる。瞬発力をガンガンバシバシ磨いてあげる。
最後に、守備位置を整えて行く、この考えで進めていこうと思います。
相手打者がファールチップをバックネットに打ちました。
私はすぐに野手全員を見渡して、
アウトコース低目のファールチップに、反応しているかを確認します。
「バッターが 打(軽くジャンプ)った」
チーム全員が反応する第一歩です。