2006年05月30日

監督不在の試合

先日の試合で監督さんが出張の為、お休みしました。

私が監督時代は一試合も休んだ事がないので、子供達がどんな状況になるか楽しみでした。

子供達は監督がいないから・・・
あまり関係ないようです。特にだらける訳でもない、いつもより集中する訳でもない、いつもと変わらない状態だったと思います。

逆にあわててしまうのが大人達。
私がいないから・・・(監督さん)
私がなんとかしなければ・・・(コーチさん)

大きなミスとは言えませんが、いくつか反省点、注意点があります。

●メンバー表は先に準備しておいた方が良いでしょう。

●子供達を試合前に
「今日は監督がいないから○○○しろ!」
熱し過ぎないように^^

●試合時間を逆算して、子供達に早めにトイレは行かせ、食事も早め早めで行動しましょう。

●監督さんがいつもシートノックを打っていると、いつもと違うのはシートノックになります。あわてずにエラーをさせないシートノックにしてあげましょう。

●投手起用は前日に監督さんと打ち合わせをしておきましょう。5回で変えるのか、90球で変えるのか、打者二巡で変えるのか、二番手は?三番手は?、試合前もしくは前日には決めておきましょう。

●サインミスも多く出てしまうでしょう。塁にいる走者の子供達と目が合ってから、打者とも目が合ってから、いつもよりもゆっくりと出してあげましょう。

●必ず何か道具を忘れてしまいます^^忘れても試合は何とかなるでしょう!あわてずあせらず、気楽に子供達を楽しませましょう!

監督不在の試合は、子供達にとって「自分でやらねば!」ここを引き出す大きなチャンスです。

「いつもはどうやってるの?いつも通りやってごらん」
「監督がいたらどうすると思う?
 もっと声出せ!とか言われてないかい?」
「今日の勝ち負けの原因は監督じゃないよ、
  一人一人が君達が監督だよ!」

「中学野球の指導とノウハウ」にも書いてありましたが、
子供達に、やらせてみるチャンスかもしれませんね!

監督不在のチーム、自分達の欠点がはっきり見つかるかもしれません。

いつもと違う気持ちで戦わせたい、など考えるようでしたら、
暑い中寒い中、いつも応援してくれるお母さん方に

「おうえん、よろしくおねがいします!」

こんな言葉から入ると、誰の為の試合なのか?自分達が何をしなければいけないのか?きっと考えてくれると思います。

私の監督最後の試合は、この言葉から試合に入りました。
posted by metoo at 19:18| 千葉 ☀| Comment(16) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

新球になって

sinkyu01.jpg

今年から変わったボール
「新球に一言!」でも書きましたが、

投手は変化球が投げやすく、野手は遠投しやすく、打てば遠くへ飛ぶボール! などと説明が書かれていますが・・・

勘違いしてはいけないのが
「打てば遠くへ飛ぶ」
この言葉にあまり固執しない方がいいのでは?と思いました。

「打てば飛ぶ」
と考えるならば
「今までのボールよりも速い打球になった」
つまり
「ワンバウンドが高く上がり、空中に浮いている時間が長くなった」
そう考えた方が、内野手には解りやすいのではないでしょうか。
「ぷわぷわボールから、スーパーボールに変わった」
このくらい変化を感じさせても良いでしょう。

どう子供達に理解させるか?

私はバウンドの変化を最初に感じまたので、
実際に、私がおもいっきり叩き付けてノックしてみました。
その結果が上の多です。

旧球を10球、おもいっきり叩き付けてノックをします。
続いて新球を10球同じように打ちます。
最高のワンバウンド・達点を子供達に測ってもらいました。

新球27m、旧球23mのおおよその結果がでました。

今年に入って、サードへのワンバウンドが三塁手の頭を越えるシーンを2回見ました。昨年は6年生後半に1回くらい見たかどうかのシーンです。サードゴロが三塁手の頭を越えたシーンは、少年野球では、今まであまり見かけたことがありませんでした。

「新しいボールが飛ぶようになった」
この歌い文句にだまされてはいけません。

「新しいボールは23mから27mも弾むようになった」

この数値の結果を、まず子供達の頭の中に入れて欲しいと思いました。

この実験の後に、子供達が1人新球を3球、旧球を3球
おもいっきり叩き付けて投げて投げてもらい、距離を競い合ってみました。

旧球を叩きつけて1番ワンバウンドが飛んだ距離と、旧球がワンバウンドで飛んだ距離、大きく差がついた子で3m以上はありました。(投げ方もあるでしょうが)

sinkyu02.jpg

この数字から、内野手は今までのバウンドイメージを、まずは変えなければいけないと思いました。

三塁手
下がってはいけません。
バントがありますから、今までどおりの守備位置にしています。
頭を越されるバウンドは、意識しても捕れないでしょう。
「頭を越されるバウンドは仕方ない!その代わり、前のバントは今まで通り処理しよう!」
もう一つは、速い打球を今まで以上に意識させるようにします。

遊撃手、二塁手
今までと大きくイメージを変えなければいけません。
ワンバウンドでの処理が新しく増えるポジションだと言えるでしょう。
「このバウンドはワンバウンドなのか?ツーバウンドのショートバウンドなのか?」
今までは、ツーバウンドで捕れる感覚が、ワンバウンドでも捕れる可能性が増えました。全く旧球のバウンドリズムと違ってきます。この2つのポジションにエラーが増えるのは、今年は仕方がないかもしれません。

一塁手
右打者のバウンド処理は、解りやすく簡単になったかもしれません。
左打者は今まで以上にポジションを下げてもいいでしょう。
しかし
「今までよりも2歩下がって、後ろのフライを意識して欲しい」
右打者のファーストフライが若卒伸びる気がします。一塁手の前の右打者フライは、ほとんどファールに戻っていくフライです。これは村てて、ライト・上へのフライ処理が昨年よりも増えています。ここを意識させた守備位置をとろうと、一塁ベースよりも3,4m後を守らせるようにしました。(ランナーがいる時は別です)

投手
一塁手が下がると言う事は、
「一塁ベースカバーが非常に増える」
この意識を今まで以上に持たせる事が大切でしょう。

私達チームのポジションはご覧の通りです。
右打者を設定してます。
一番深く守らなければいけないのは、二塁手です。
守備位置については、またブログにします。
posted by metoo at 03:52| 千葉 | Comment(20) | TrackBack(0) | 守る | 更新情報をチェックする