「タメ」と「カベ」と言う言葉があります。
タメとカベを考えるよりも前に「重心」の意味を考えて見ました。
体の中で一番重たい箇所が「頭」だと思います。
(頭の中身はスッカラカンですが^^)
子供達に解りやすくする為に
一番重たい頭が、地面に対して垂直に落ちる位置を「重心」
と呼ぶようにしてみます。
この頭の位置を、「重心」を上手に使う方法が
「タメ」の技術と呼ぶのではないかと思います。
体の中で一番重たい頭の重心を、
大事にタメてから使った方が、
速いボールも投げれて、強い打球も打てるのではないか?
タメの目的は、
今よりも速いボールが投げれるように!
今よりも遠くへボールをうてるように!
ここから子供達と考えるようにします。
お父さんのための野球講座で紹介された
「タメて投げろ!のタメって何?」
こちらが大変参考になりました。
投げる打つ方向と反対に頭の位置(重心)が残っている
これが「タメ」と呼ばれる技術ではないでしょうか。
バッティングでは「ワレ」とも同じ意味でしょう。
反対に、投げる打つ方向に向かって重心が早く移動しています。
これでは速いボール、強い打球は打てないでしょう。
速いボール投げるには、強い打球を打つには
体の中で一番重たい頭の位置(重心)を、
先に使ってしまってはもったいない!
両足が地面に着地させるまでタメてから
一気に爆発させて大切に使おう!
などと子供達に伝えてます。
この後、重心は前の足へと移り、
しっかりと前足股間節で支点が作られ
急激な後の骨盤の回転、ステイバックへと繋がります。
その為には骨盤の前傾をしっかり保ちましょう。
そうすると、前の足は「ダン!」ではなく「サッ」と着地するはずです。
近くで音を聞いてみましょう。
では「タメ」の練習方法ですが、
いつも通り、子供達に解りやすく
リズムで覚えてもらいましょう。
タン タン タンの同じリズムにはタメがありません。
1.2.3で投げる打つフォームにはタメがありません。
タン ターン タンのリズムにはタメがあります。
1.2ーの.3で投げる打つフォームにはタメがあります。
「タメ」の時間は、ほんの0.数秒です。
体の中にリズムを入れるだけで
タメは自然と動くようになります。
私達チームのピッチング練習では、
1 で足をあげて
2 で捕手方向に進み
サン で着地 (サンは一瞬です)
4 で投げる
この3と4を一緒にしないメニューを入れています。
コントロールがよくなる?A
この「ザッ」「グッ」「ピッ」の練習では「足の着地」と「投げる」を別にする考えで作りました。
では「タメ」た重心を、もっと大切に使うには?
それが「カベ」に繋がってくると思います。
つづく