2006年03月10日

グローブの使い方「バットをへし折る」そんなのムリだって!

次に「リリース,フォロスルーに向けて」のグローブの使い方です。
まず分解写真のパイオニア「野球少年」さんが
とても参考になりました。
この場でお礼申し上げます。
m(_)mありがとうございます。

いろんなのプロ野球選手の分解写真を見て、
共通する箇所を考えました。

まずは
「グローブがクルンと一回転する」
glu.jpg
それと
「グローブの位置が固定される瞬間がある」
この2つの共通点を私は感じました。
kuwatag2.jpg
kuwatag.jpg
kamog.jpg

私は投げる動作で、唯一力を入れて良いのは、
グローブを引き寄せる時だけと考えています。

グローブを持つ腕の
内旋と回内 → 外旋と回外 
これを体に引き寄せて一瞬ですが固定する。
手塚氏は「グッとグローブを握り締める」と解説されています。

グローブが体から離れてしまうと、体の回転は遅くなります。
このグローブを回転させながら引き寄せる動作を

お風呂をかきまぜるように・・・
雑草をを引き抜くように・・・
ヘッドロックで締め上げるように・・・
なかなかいい言葉が見つかりませんでした。

平泳ぎのように水をかくように回し・・・
背番号29さんのコメントも同じ意味です
ありがとうございます。

言葉では難しい表現なので図にしてみました。
楽天 岩隈投手のグローブの動きです
ksz02.jpg
やはりバットを使ったほうが解りやすいと思います。
「バットを抱え込んで、バットをへし折るように」

この表現には無理があります^^
折れるわけはありません!

ksz03.jpg
自分から見て
脇をしめるように
バットを脇に抱え込んで
バットをへし折るように
「ギュッ」と握ってみるようにしました。
この最後に「ギュッ」と前腕の回外でグローブを固定します。


matsu09.jpg
グローブの位置は松坂投手のように、体の前が良いと思います。
体の一番大きな筋肉(後背筋)に、腕を振った反動を逃がすようにした方が、肩やひじには安全かと思います。

リリース後にグローブが流れるのは自由で良いと思います。
すぐに守備に入るタイプの投手
打たれっこ無いんだから!倒れこんで背中を見せる投手
いろんなタイプがいますね。

もちろんグローブの使い方には、いろんな選手がいるのも事実です。
元巨人の斉藤雅投手、広島の佐々岡投手、西武の西口投手などは、体から離れてグローブを固定します。
福岡の斉藤和投手、阪神の伊良部投手などはグローブを握りつぶしません。

私のブログは野球を考える視野のひとつとして、お楽しみください。

あっバットを振る時は、まわりに人がいないように
後に気をつけてくださいね!
posted by metoo at 16:30| 千葉 | Comment(9) | TrackBack(0) | 投げる | 更新情報をチェックする