ラッキーボーイさんからコメントがありました。
昨日のつづきですが、球速の上がるセットポジションについても考えてみようと思います。
コントロールがよくなる?05/09/08
こちらには少しだけ書いた事があります。
もっと詳しくは以前、お世話になったリベラさんのブログより引用させて頂きます。
グラブをはめた手は、右手と同じリズムで下ろして上げるんですが、基本的には右腕とおなじで上腕の内旋、前腕の回内をします、肘は右腕ほどは曲げなくても良いです。
その時右腕が肩まで上がったら、左腕も肩の高さまで上げます。
次に、グラブを引くときに上腕の外旋、前腕の回外をしながら、外に(背中側)に引くのではなく、胸のほうに引いてください。(脇を締める感じ)
以上リベラのカットボールより
(リベラさんありがとうございます)
このグローブの使い方を
「足が着地するまで」と「リリース,フォロースルーに向けて」
この2つに分けて考えてみる事にしました。
まず今日は「足が着地するまで」のグローブの使い方
昨年から気になるグローブの使い方をしている投手を2人
阪神タイガースJFK
藤川球児投手
久保田智之投手
この2人から考えてみようと思います。
2人の特徴はセットポジションがワインドアップに似ているフォーム。

セットポジションから自由な足の着地まで
「上」→「下」→「上」
とグローブが動いています。
グローブと自由な足を一度高く「上」にあげて、高い位置エネルギーをとります。
(ワインドアップに似ていませんか?)
そこから脱力して「下」にさがります。
グローブが下にさがった反動で「上」に上がります。
まったく力を必要とせずに、グラブは左肩までしっかりと上がります。
セットポジションでも、ワインドアップと同じ体重移動が
出来るフォームが存在すると思います。
このグローブの上げ方の練習方法です。
「クン、スー、ザッ」
いつも通り「音とリズム」で考えます。

バットを使います。
セットポジションでバットを持って立ちます。
「クン」で足を上げてバットも高く上げます。
捕手方向に体重移動しながらバットが下りていきます。
「スー」とバットは下がった勢いでまた上に上がります。
バットの重みで下がった反動を利用する感覚がわかりやすいです。
「ザッ」で足を着地、上がりきった所でバットは下を向いています。
(下を向いている状態が上腕の内旋、前腕の回内です)
「ザッ」の瞬間、自由な足を着地した瞬間に
バットは下を向く事が大切です。
この状態を私は「肩が開いていない」と言うようにしています。
私が良く使う言葉「小指が上、親指が下」が自然に出来上がっていると思います。
また、この瞬間を私は「ターゲット」と呼んでいます。
ターゲットの瞬間に、
「小指でキャッチャーミットを狙ってごらん」
こんな言葉を使います。
キャッチャーには
「ここでピッチャーは一番ミットが見たいんだよ」
ターゲット(足の着地)まではキャッチャーミットを動かさないように、
キャッチャーにも指導しています。
この「上下上」グローブの動作は、他にも工藤投手など、いろんな投手が取り入れているように見えます。一度気にしてテレビを見るようにして下さい。
グローブがしっかり上がれば、ボールを持つ手もしっかり上がります。まずは、グローブの手を気にして見ましょう。
自分で左投げを練習した時、上手くできないのはグローブの手です。足の着地とグローブのタイミングを合わせると上手に投げれました。
セットポジションでも、球速を増す方法は考え出されていると思います。投手の球速アップは、投げる腕だけでは決してありません。
下半身やグローブの使い方でも、ヒントはたくさんあると思います。
皆さんと意見が異なる事もありますが、
これこそブログの大切な目的「情報交換」だと思っています。
コメント宜しくお願いしますm(_)m