「ランナー1塁3塁」
いろんな駆け引きが予想されますが、多くのチームは一塁ランナーを走らせるケースがよく見られます。
大人と違って肩の強さや身長に差がありますので、少年野球は低いワンバウンドを使うケースが見られました。
初球から
一塁ランナーを盗塁させて
キャッチャーが二塁に投げたら
三塁ランナーがホームを狙える
これが少年野球のお約束^^だと思います。
まず守り方から考えてみました。
一塁ランナーが走って捕手が。。。
@投手に返球する。
三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙える。
一塁ランナーは盗塁させても気にしない。
A二塁ベースとプレートの間にいる、二塁手に送球する。
これも同じく三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙う。
一塁ランナーは盗塁させても気にしない。
Bセカンドベースの遊撃手にノーバウンドで送球する。
三塁ランナーよりも、一塁ランナーのアウトを狙う。
B-U セカンドベースにワンバウンドで送球して、二塁手がカットもしくはスルーする。
三塁ランナーが飛び出したらカットしてバックフォーム
三塁ランナーが動かなかったら、
捕手からの送球を捕るマネをしながら スルーする。
一塁ランナー三塁ランナー、どちらかのアウトを狙えます。
C二塁に偽投して(投げるマネ)三塁に送球する。
一塁ランナーの盗塁アウトを狙わず、
大げさに二塁に投げるマネをして三塁ランナーアウトを狙う。
D捕ってから、どこにも投げない。
大体このようなサインプレーが多く見られました。
得失点差、イニング、アウトカウント、相手選手の足の速さ、その試合での一三塁プレーが何回目か、などなど状況によって作戦も変わってくるでしょう。
私達チームがよく使う、B-Uのケースを図にしてみました。
二塁手が視界に入る(水色)三塁ランナーを見ながら
カットするのか、ショートにスルーするのか判断を任せています。
キャッチャーが捕ってから二塁手が「ハイ!」一声掛けると、三塁ランナーのスタートが一歩遅れます。一塁ランナーもカットすると思いこんで、スピードを落す選手もいます。
他にもいろいろな守り方があると思います。
皆さんのコメントお待ちしています。
次に攻め方ですが、
まず走るのか走らないのか、このサインを盗塁とは別に作っておいた方がいいと思います。
(一三塁で盗塁のサインが必ずバレます。)
一塁ランナーが普通の盗塁なのか、
一二塁間ではさまれる目的で止まり、三塁ランナーを助ける盗塁、これも決めておくと解りやすかったです。
一三塁の場面で、一塁ランナーヒットエンドランや、三塁ランナーセーフティースクイズなども練習しておくと、いざ本番でもプレーできるでしょう。
守り方、攻め方で大切なのは、あわてない経験だと思います。
一三塁設定の練習メニューを作り、1点を真剣に守る、真剣に奪いに行く練習が必要でしょう。
私達チームはキャッチーボールの後に、牽制&盗塁練習を15分しています。その後に一三塁練習を15分毎回必ず行っています。たった15分ですがサインプレーは毎回練習しないと忘れる子供が大半でした。
少年野球の一三塁は大人と違って、アウトを捕る、1点を捕る、守っても攻めても大きなチャンスだと考えます。ここを教えるのが指導者の見せ所です。「むずがゆい」思いを繰り返しながら、丁寧に教え込んだチームがやっぱり強いです。
皆さんのチームではどうでしょう?