2006年01月06日

反復横飛び

「冬場の朝練習」の反復横飛びから、いろいろ考えてみました。

K反復横飛び(体重の乗せ替えを速く)
三本の線の真ん中をボールを捕る位置として、
左右に反復横飛びします。
右から10往復します。
hanpukutori.jpg

子供達と一緒にやってみて、
この動きは何かに使うなぁといろいろ感じました。

例えば三遊間のサードゴロをぎりぎりでキャッチ
体重を上手く乗せ変えてファーストにスロー!
taijyu01.jpg

ボールを捕る時、体重は右足からしっかり移動して
左足の「タン」で合わせて捕って
ボールを投げる時、体重をしっかり左足で支えています。

taijyu02.jpg

反復横とびの体重の使い方と似ています。


この時に踏ん張る足が開かずに閉じている。
(青いまるの中です。)
つま先が開いてしまうと体重が逃げてしまい、
しっかりとステイバックにつながりません。
反復横飛びは、バッティングの前足の開きを押さえる目的の
トレーニングにも使えるかも?

taijyu03.jpg


反復横飛びを見ていて面白いのが、

○しっかり止まれる
○しっかり踏ん張れる
○止まってからスタートまでが速い

この3つができる子は、守備やバッティングでも
上手に体を動かす事ができます。

この冬休み朝練習「スピードアップ」の効果が、
いつ頃から感じられるのか?
2月頃まで続けてみようと思います。


nagasima2.jpg


posted by metoo at 23:58| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(1) | 守る | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

一三塁が難しいぞ!少年野球

ここを教えるのが少年野球の難しさでしょう。
「ランナー1塁3塁」

いろんな駆け引きが予想されますが、多くのチームは一塁ランナーを走らせるケースがよく見られます。

大人と違って肩の強さや身長に差がありますので、少年野球は低いワンバウンドを使うケースが見られました。
13001.jpg

初球から
一塁ランナーを盗塁させて
キャッチャーが二塁に投げたら
三塁ランナーがホームを狙える

これが少年野球のお約束^^だと思います。



まず守り方から考えてみました。
一塁ランナーが走って捕手が。。。

@投手に返球する。
 三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙える。
 一塁ランナーは盗塁させても気にしない。 

A二塁ベースとプレートの間にいる、二塁手に送球する。
 これも同じく三塁ランナーが飛び出していたらアウトを狙う。
 一塁ランナーは盗塁させても気にしない。

Bセカンドベースの遊撃手にノーバウンドで送球する。
 三塁ランナーよりも、一塁ランナーのアウトを狙う。
 
B-U セカンドベースにワンバウンドで送球して、二塁手がカットもしくはスルーする。
 三塁ランナーが飛び出したらカットしてバックフォーム 
 三塁ランナーが動かなかったら、
 捕手からの送球を捕るマネをしながら スルーする。
 一塁ランナー三塁ランナー、どちらかのアウトを狙えます。

C二塁に偽投して(投げるマネ)三塁に送球する。 
 一塁ランナーの盗塁アウトを狙わず、
 大げさに二塁に投げるマネをして三塁ランナーアウトを狙う。
 
D捕ってから、どこにも投げない。
 

大体このようなサインプレーが多く見られました。

得失点差、イニング、アウトカウント、相手選手の足の速さ、その試合での一三塁プレーが何回目か、などなど状況によって作戦も変わってくるでしょう。

私達チームがよく使う、B-Uのケースを図にしてみました。
二塁手が視界に入る(水色)三塁ランナーを見ながら
カットするのか、ショートにスルーするのか判断を任せています。
キャッチャーが捕ってから二塁手が「ハイ!」一声掛けると、三塁ランナーのスタートが一歩遅れます。一塁ランナーもカットすると思いこんで、スピードを落す選手もいます。
13002.jpg

他にもいろいろな守り方があると思います。
皆さんのコメントお待ちしています。


次に攻め方ですが、
まず走るのか走らないのか、このサインを盗塁とは別に作っておいた方がいいと思います。
(一三塁で盗塁のサインが必ずバレます。)
一塁ランナーが普通の盗塁なのか、
一二塁間ではさまれる目的で止まり、三塁ランナーを助ける盗塁、これも決めておくと解りやすかったです。

一三塁の場面で、一塁ランナーヒットエンドランや、三塁ランナーセーフティースクイズなども練習しておくと、いざ本番でもプレーできるでしょう。



守り方、攻め方で大切なのは、あわてない経験だと思います。
一三塁設定の練習メニューを作り、1点を真剣に守る、真剣に奪いに行く練習が必要でしょう。

私達チームはキャッチーボールの後に、牽制&盗塁練習を15分しています。その後に一三塁練習を15分毎回必ず行っています。たった15分ですがサインプレーは毎回練習しないと忘れる子供が大半でした。

少年野球の一三塁は大人と違って、アウトを捕る、1点を捕る、守っても攻めても大きなチャンスだと考えます。ここを教えるのが指導者の見せ所です。「むずがゆい」思いを繰り返しながら、丁寧に教え込んだチームがやっぱり強いです。

皆さんのチームではどうでしょう?
posted by metoo at 23:09| 千葉 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2006年01月04日

ボールデッド

新年を迎え、新しいカテゴリー「審判」についてを作りました。
第一回目は「ボールデッド」なんですが、私が試合中に主審に教わったルールです。


それでは再現VTRスタート!

ランナー一塁でピッチャーが一塁に牽制しました。
見事にファーストの頭を超えた暴投!
白線(ボールデッドライン)を超えてしまいました・・・

私は「ボールデッドはテイクワンベース」と思っていました。

相手監督さんからタイムがかかり、主審に抗議をしています。

抗議が終わり主審から
「テイクツーベース ランナー三塁へ」

「え〜〜〜〜なんで〜〜〜」

それでは主審から教わった正解です。
ピッチャーの牽制球には2種類あるそうです。
@プレートを踏んでの牽制→投手の牽制球
  テイクワンベース
Aプレートを外しての牽制→野手の送球
  テイクツーベース
私はこのように覚えるようにしました。


このケースの場合、
ピッチャーはプレートを外してファーストに牽制しました。
つまり野手の送球と判断されて「テイクツーベース!」
一塁ランナーは三塁まで安全な進塁を認められました。

試合後にきちんと主審からレクチャーを受けました。
この時から、一塁牽制球の悪送球はしっかりチェックするようになり、私も一度タイムを取って主審にアピールをして三塁までランナーを進めてもらった事があります。


同じようなテイクツーベースですが、

三塁ゴロを一塁に悪送球でボールデッド、
二塁まで進塁が認められますが、
この場合は、
三塁が投げた瞬間に
一塁ベースを踏んでいれば、一塁からテイクツーベース?
一塁ベースを踏んでいなければ、本塁からテイクツーベース?

いえいえ、この場合は、
ピッチャーの投げた位置から、
つまり本塁からテイクツーベースになるそうです。

結果的に二塁へ進塁ですが
「ボールデッド テイクワンベース!」
などと言ってしまったら、間違いだそうです。

2006/1/29
sancomサンからのコメントを追記します。
これは勘違いです。
7.05g 付記をご覧下さい。
走者なしで内野手の送球でもボールが手から離れた瞬間に打者走者が既に一塁に到達していたら「テイクツー」となり三塁まで進めます。
走者一塁で同じ状況になっても一塁走者がその時にまだ二塁に到達していなければ二塁、三塁止まりとなります。


タイムリーヒットで外野からのバックフォーム!
捕手を飛び越してボールデッド。
この場合は外野手が投げた瞬間に
打ったバッターが、ドコの塁を踏んでいたかで、
テイクツーベースが変わってきます。
一塁を回っていたら一塁からテイクツーベース三塁へ
二塁を回っていたら二塁からテイクツーベース本塁へ
バッターランナーにも注意が必要です。

私の地域の審判員さんに教わった事なので、地域差などは無いでしょうが、間違っていたら、付け加えるアドバイスがありましたらご教授お願いします^^
posted by metoo at 19:21| 千葉 ☁| Comment(21) | TrackBack(1) | 審判 | 更新情報をチェックする

2006年01月03日

「少年野球は走塁なんだよ〜」

25勝19敗
昨年の負け試合を振り返って考えてみました。

打てなくて負けた
9敗
バントなど知識で負けた
5敗
四球やエラーで負けた
4敗
インフルエンザで6人休んで負けた^^
1敗

○打てなくて負けた
ヒットが1本も打てずに、完全に力負けた試合は2試合でした。スローボールを混ぜられて、初めてのサイドスローに驚いて、打てる投手なのに打ち崩せず、打ち合いになったけど後一本が打てずに負けた。(普段試合に出れない低学年の起用して経験を積ませる試合もありました)
「ヒット数では勝っていたのに、あと1本が出なかった!」
こんな負け方が多かったです。

○バントなど走塁で負けた
セーフティースクイズやバントエンドラン、バスターなどの小技を活かし、私達チームの穴をつかれた攻撃です。足をからめて守備をかき回されると、経験不足の私達チームはお手上げでした。

○四球やエラーで負けた
突然乱れ始めるコントロール、疲れなのか、フォームなのか、ベンチから何もアドバイスができず、四球でリズムが崩れ野手がエラーを連発、エラーが出ると四球、あまい球を置きに行くとパカーンと打たれる。これも経験できました。

○インフルエンザで6人休んで負けた
2月3月は気をつけましょう^^


ちょっと大雑把ですが、まとめてみると
@技術での負け(投手、打撃、守備)
A知識での負け(走塁、戦術)
この2つに絞って考える事にしました。

知識で負けるを減らせれば、ベスト4のレベルまでいけるのか?
ベスト4のチームは技術もそうだが、知識があるのではないか?

今年のチームには昨年以上の知識を植え込んでみよう。
もちろん昨年も沢山の知識を教え込んできましたが、監督であった私以上の知識をもった監督さんが沢山いらっしゃいました。その方たちのチームには、いくら打ち勝っても勝てませんでした。

ある強豪チームの監督さんと話をすると
 必ず言われる言葉があります。

「子供達の打ったり投げたりするレベルはね〜metooさん
  どのチームもどっこいどっこいなんだよ〜metooさん
 違うのは走塁だからね〜metooさん
  少年野球は走塁で勝てるんだよ〜metooさん
 metooさん、少年野球は走塁なんだよ〜」

ちょっと小声でイヤミっぽい口調の方なので、右耳から左耳へスルーしてボールデッド扱いにしていましたが、大切な言葉を伝えてくれていたのかもしれません。


何となくですが、強いチームが見えてきた気がします。

ボールが硬式、軟式だろうが、ソフトボールであろうが
変わらないのは「走塁」ではないかと考え直しました。
もしかして、少年野球で教え込まなければいけないのは
「走塁」でしょうか???
投げ方はもちろん大切ですが、軟式→硬式、ソフト→軟式などは、打ち方が多少変わってくるでしょう。下手したら指導者によっても変えられてしまうでしょう。

どなたかのブログで、
「アウトになるまで走る練習」
(覚えてなくてスミマセン^^)
この練習を繰り返すのも大切な知識になると思います。


内外野のポジション位置と肩の強さ
バッターのよく飛ぶ打球と方向
これらを頭に入れて予測しておく準備
「一瞬の打球による判断」

今年は走塁練習もがんばります!
posted by metoo at 19:29| 千葉 ☀| Comment(18) | TrackBack(1) | 走る | 更新情報をチェックする

2006年01月02日

今年最大の悩み

新年明けましておめでとうございます。
 今年も皆さんとブログを楽し見たいと思います。
  
元旦の朝から今年を占う意味でkohと話をしました。
今年中学に進学するのですが
@中学軟式野球部
A中学硬式野球チーム

本人がどちらに進みたいかを、元旦に発表する事を2人で決めていました。

kohは中学野球はどうするか決めたか?

「硬式チームに進みたい」

どうして硬式なんだ 理由は?

「高校に向けてピッチャーをやりたい」

中学の部活はどうするんだ?

「わからない、まだ決めていない」

一人でやっていけるのか?

「お父さんもコーチになればいいじゃん」

・・・・・・・

解った、今日はその気持ちだけ聞く事にしよう。いろいろ体験入部など時間を作って、もう一度自分の意思を固める事にしよう。kohの意見を聞いただけで、まさそれが決定ではないからね、2月まで少年野球は続くから、それが終わったらもう一度話をしよう。


ちょっと驚きました。私はきっと中学軟式野球部だろうと思っていました。それとピッチャーをやりたいという言葉に
「やっぱりそうだったんだ・・・」
投手希望だったkohを捕手に転向させたのは監督だった私です。
チーム事情とは言え、息子に対して後悔させた事を悔やみました。

中学に行ったら自分の好きなポジションをやりたい。もちろんポジションの決定は監督ですが、やれなくても挑戦したい。その気持ちはとても大切だと思います。

そんな話をしながら、お節料理とお雑煮を食べ、お墓参りに行って、初詣に行って、初打ちバッティングセンターに行って、上手い夕食と酒をたらふく飲んで、この時間(朝5時)に目が覚めてしまいました。


寝る前に妻と、硬式野球チームでkoh一人で3年間続くのか?
2人で話しました。
「kohはまだまだ甘えん坊、一人では続かないだろう」
2人の意見が一致しました。
でも「続かないだろう」で、いつまでも親が子供を守っているようではいけません。高校に行けば友達はみんなバラバラになります。いつかは来る一人で切り開く世界が待っています。親としては賛成なのですが、問題点はたくさんあります。

硬式野球チームには一人では通える距離ではないので親の送り迎えが必要です。中学の部活はきっと陸上部に入り、今まで一緒に野球をしていた仲間達の楽しそうな野球部活動を眺めながら、一人陸上部で走りこみです。一緒にやりたい気持ちを抑えられるか?

練習が厳しいのはいくらでも耐えられるでしょうが、周りに友達がいないとやっていけない性格、一人ぼっちに耐え切れない性格、この辺がストレスになって中学軟式野球部にもどる事になるのではないか?

中学硬式チームは1ヶ月の部費の他に、遠征費が別にかかりとても高いと聞きました。遠征や合宿で北海道や岡山もあるそうです。こちらも心配の種です。

いきなり元日から、今年の最大の悩み事が始まりました。
さてさて、どんな1年になるのやら???

皆さんのコメントが心の救いです^^
今年もよろしくお願いします。
posted by metoo at 05:47| 千葉 ☁| Comment(43) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする