2005年12月30日

良いお年を^^

今年6月からブログを始め半年が過ぎました。

少年野球というテーマを通じて出会えた方達に

はげまされ、アドバイスをいただき

とても充実した半年を送る事ができました。

自分のブログを読み返すと

反省する箇所、もっと考え直さなければいけない箇所

皆様からコメントを頂いたのおかげで、

まだまだ書き直す事が、たくさんある事に気がつきました。

今後もみなさんと一緒にブログを楽しみながら

続けて行けたらと思っています。

半年間お世話に成りました。

来年も宜しくお願いします。

それでは良いお年を^^
posted by metoo at 02:13| 千葉 | Comment(29) | TrackBack(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月29日

ジュニアトーナメント決勝

npb1229.jpg

優勝は見事ヤクルトジュニアチーム!
おめでとうございます。
接戦の末、サヨナラ勝ちで優勝を決めたそうです。
早くテレビで見たいですね^^

かにさん、背番27さん
おめでとうございます!

これからも12球団ジュニアトーナメントを応援しましょう!
posted by metoo at 18:46| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

来期の目標

来期の目標を決めるのは監督の役割です。

「○○○○○ズ(チーム名)
せばんごう ○○番
□□□□ □□□□(名前)
ことしの もくひょう〜
 ホームランを打ちたい!」

これは私が監督だった3年間の話ですが、子供達と初練習の時に、その年の目標を、センターからホームベースの監督、コーチ、お母さん方に向かって、大きな声で叫びます。
声が小さいと、最後尾に回ってやり直しです。

「○○○○市で いちばんになりたいです」

この目標が、2005年に私が採用した目標でした。

「ヒットを打ちたい」「三冠王になりたい」「エラーをしない」
など目標をいっぱい聞けましたが、私はチームにとって目標の1番でっかい子を、その年の目標にしてきました。


2006年1月7日 初顔合わせの時に
子供達に今年の目標を発表してもらいます。

「にっぽんいちに なりたいです!」

こんな大声が聞けるチームになるのはいつでしょう^^


ここからが指導者の話し合いです。
監督を中心に「子供達の目標」をチームの目標として考え、どんなチーム編成にするか?ポジションはどう動かすのか、バッティングは?投手は何人?戦術は?いつまでに?どの大会に向けて?
それぞれ意見交換が始まります。

今年の年間計画が見えてくるはずです。

春までに夏までに秋までに、四半期の育成計画も立てられます。

県大会、関東大会、上部大会につながる大会をメインに考えながら、地域大会(ローカル大会)は、どんな位置づけにするのか?経験か?5年生中心の大会は?低学年チームは?
とにかく話し合いの多い1月になるでしょう。

私の目標は何にしましょう?
来年は「父親の立場が抜けた少年野球」
どこまで熱意が高まるか?
それともkohと一緒に中学野球に進むのか?

たまった仕事をいつ片付けるのか?
まずココからやっつけます^^

posted by metoo at 00:03| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月28日

ジュニアトーナメント12月28日

npb1228.jpg

いよいよ明日、初代チャンピオンが決まります。
ロッテガンバレ〜!
posted by metoo at 21:11| 千葉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

冬場の朝練習

「スピードアップ」冬場のトレーニングの目的です。
何のスピードをあげるのか?一言にスピードアップといっても、
投げる、捕る、打つといろいろあります。
ベースランニングのスピードだけを上げたい!
このスピードだけを上げたい!と言うよりか
野球で使う動きを、少しずつトレーニングしてみようと考えました。

______________

アップメニュー
 体操
 縄飛び500回
 ブラジル体操

@四股で進む(股関節を柔らかく)
Aスケートで進む(股関節で支える)
B捕る姿勢で進む(低い重心で動く)
C両足ジャンプ(下半身のバネでジャンプ)
以上を3セットで休憩

D片足ジャンプ(足裏のフラット着地)
E反対の足
F投げる姿勢で進む(後足に乗せて進む)
G反対の足
以上を3セットで休憩

H鉄棒で腕立て(押すを速く)
I馬飛び(飛ぶを速く)
Jリターンダッシュ(止まって走るを速く)
K反復横飛び(体重の乗せ替えを速く)
以上を3セットで休憩

(1)ボールを両手で持って走る(きれいなフォームで走る)
(2)途中でボールを落として走る(腕の振りを確認)
50mを各5本

クールダウンメニュー
 縄飛び100回
 体操
______________

このメニューを2日間やり、1日は休養でサッカーやバスケなどで、40分間(20分ハーフで休憩)遊ぶ3日間サイクルです。
これを毎冬休み10日間(12/31、1/1,2,3は休み)のメニューとしています。
朝練習は自由参加、4年生以上です。

ダイヤモンドを使って行ってます。
@Dは本塁から一塁へ
AEは一塁から二塁へ
BFは二塁から三塁へ
CGは三塁から本塁へ

@四股で進む
「中学野球の指導とノウハウ」こちらから参考にさせて頂いてます。
(「腰を低くして捕れ」と言う前に、この練習をさせるべき)
と書いてありました。
3m前を向いて、足を開いて閉じてで進みます。
グローブは持ちません。

sikotobi.jpg

Aスケートで進む
投手の「振り出した足の着地」のトレーニングにもなります。
片足で斜め前に大きく飛んで、しっかりと片足でピタッと着地します。
下を向かずに3m前を向いてやります。

sukatetori.jpg

B捕る姿勢で進む
この捕る型を強制的に作らなければいけません。
捕る方の足で「タン」反対の足で「タ」
タン、タ、タン、タ、タン、タ。。。。
このままの型で、前に進みます。

torutobi.jpg

C両足ジャンプ
両腕を大きく振って、大きくジャンプ、ジャンプ、ジャンプ
連続で飛びます。下半身のバネを意識させてます。

ryouasitobi.jpg

ここまでを3セットでちょっと休憩します。

D片足ジャンプ
片足ケンケンで前に進み、足の裏がつま先から着地ではなく、足の裏全体でフラットに着地するクセをつけます。

E反対の足で片足ジャンプです。

F投手の足を上げて投げる姿勢で進みます。
福岡の和田投手が、早稲田大時代にやっていたメニューです。
軸足で立った姿勢(下の写真)のまま、捕手に向かって、
ピョンピョン飛んでいきます。

wadamae.jpg

G反対の足もやってみます。

ここまでを3セットでちょっと休憩します。

H鉄棒で腕立て(押すを速く)
野球に「強く引く」という動作は無いと思っています。
グローブも引き上げてません、当てに行く感覚です。
バットも持ち上げません、ぶつけて押し込む感覚です。

tetubou.jpg

鉄棒を素早く押して、手を離します。
できれば脇を閉めた状態が理想です。
上腕が効いてくる(パンパンに張る感覚)を感じるまでやります。
回数に個人差があってかまいません。
5回で効く子、15回で効く子、それぞれ自由です。

I馬飛び(飛ぶを速く)
ピョンで飛んで、着地してピョンで向きを変えて、ピョンで飛んで、
ピョン、ピョン/ピョン、ピョン/ピョン、ピョン/のリズムです。
10回飛んだら交代します。

Jリターンダッシュ(止まって走るを速く)
10mくらいの距離を往復で走ります。
右に止まったら、右足で止まり、右手で右靴をさわります。
左に止まったら、左足で止まり、左手で左靴をさわります。
5往復します。

立花氏は股関節を意識してターンするように言っています。
ritan.jpg

K反復横飛び(体重の乗せ替えを速く)
三本の線の真ん中をボールを捕る位置として、左右に反復横飛びします。
右から10往復します。

hanpukutori.jpg

ここまでを3セットでちょっと休憩します。


「きれいなフォームで走る」
足が遅い子は、何が悪いと言ったら、走り方がおかしくないですか?
(遅い子は、足がガニ股、ひじが伸びてる、腕を横に振ってる)
足が進行方向に真っ直ぐに上がる、真っ直ぐに腕を振る
これだけで少しは変ってくる気がします。

(1)ボールを両手に持たせて
○右足は右足のラインで、左足は左足のラインで
○ボールを横に振らないで
○ひじを伸ばさず、振りやすいくらいにひじを曲げて
○両肩と両股関節の4つの四角形をねじらないように
まずはフォームを意識して50%〜70%くらいの力で走ってみます。
50mを5本

sikaku.jpg

(2)「腕の振りを確認しながら」
4つの注意事項を気にしながらペースを100%まであげます。
真ん中25mでボールを離し、そのままのフォームで走ります。
50mを5本

アップメニュー、クールダウンメニューとして縄飛びをしています。
卓球の愛ちゃんが5歳の時には、もう卓球の腕は相当なレベルだったそうです。しかし、愛ちゃんは縄飛びをすると1回飛んで顔面から落ちるシーンをテレビで見ました。手先の神経と、足先の神経、上半身と下半身の動かし方、足首手首の強化などに縄飛びをしています。寒い中で体を暖めるのにも役立っています。

朝練と言っても
「今日午後から遊べる?何して遊ぶ?どこで遊ぶ?」
この約束をしたいから、みんな集まるようです^^
posted by metoo at 09:17| 千葉 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

足底筋

陸上短距離マッハ末続選手
ss.jpg
日刊スポーツより末続選手の記事
足跡を見れば、誰のものかは一目瞭然(りょう然)だという。末続はそれほど立派な? 扁平足の持ち主だ。「もうベッタリって感じです。どんな靴を履いてもアーチの部分が当たるし、自分に合う靴なんてありえないと思っていたほどです」



スピードスケート加藤条治選手
kk.jpg
読売新聞より加藤選手の記事
加藤の足の裏の「足底筋」は、普段は人一倍柔らかい。だが、力を入れると、細かい筋肉が密集し力こぶが盛り上がる。足の裏に墨をつけて色紙に乗せると、土踏まずも消えるほど足形がくっきりとつく。



ss02.jpg
今年気になった筋肉は「足底筋」
偏平足って昔から運動オンチの代名詞でしたよね?
この二人のトップアスリートが二人とも偏平足???

理由は土踏まずがなくなるほど足底筋の発達らしいです。

2003年の末続選手の記事をたまたま覚えていて、今年になってスピードスケートの加藤選手も同じように「足底筋」が以上に発達しているという記事を見ました。

専門家ではないので詳しくは解りませんが、
いろんな記事を読んでまとめていくと

土踏まずは地面からの反動を受け止める、クッションの様な役割だそうです。土踏まずが無くなるほど足底筋の発育で、足の裏全体がクッションとなり、通常の足よりも強く地面を反発させる面積が大きくなった(スケートシューズのバランスを取りやすくなった)そうです。
間違っていたらスミマセンm(_)m

「足底筋のトレーニング」
こちらはクラッシックバレー教室での鍛え方が紹介されています。
足底筋=足の指の握力かと思いましたが、ちょっと違うようですね。
自然と歩く走る事で鍛えていくのも正解でしょう。

急激に体重が増えたり、激しい運動を続けると足底腱膜炎になるそうです。気をつけましょう。

足の裏が疲れた時には「青竹踏み」でストレッチがいいようです。テレビを見ながらボールを足の裏でゴロゴロしてるのも良いようです。
(ボールを踏むなんてイカン!不謹慎と言われそうですが^^)

成長痛の一つカカトの痛みは、アキレス腱で引っ張られたカカト骨の痛みのようです。足底筋はあまり関係ないようです。ちなみに成長痛は和式便所から洋式便所になってから、急激に増えたそうです。和式でのウ●コ座りは、ひざ周辺や足首周辺のストレッチが良かったようです。今から和式に変えますか^^

ちなみに昨年は「腸腰筋」が気になりました。
股関節のインナーマッスルです。

私はトレーナーでも理学療法士でも何でもありません。
ただの野球好きのオッサンです^^
きっと足底筋だけを鍛えても、運動能力がずば抜けて良くなる訳ではないでしょう。ただ気になった筋肉と言うだけの話にしてください。

ss01.jpg
私のうおのめの位置は、全く足底筋とは関係ありません^^
posted by metoo at 00:02| 千葉 ☀| Comment(12) | TrackBack(3) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月26日

12球団ジュニアトーナメント

明日12月27日から福岡ヤフードームで行われる

NPB12球団ジュニアトーナメント

12.jpg

この企画は楽しみですね!
入場料は無料なので福岡の方がうらやましいです。

テレビ放送は
J SPORTS 2 
2006年1月9日(月) 17:00〜20:00放送(予定)
(※全14試合ダイジェスト+決勝戦)
全試合見てみたいですね


「台風一過」かにさんのチームの選手がヤクルトジュニアチームで出場されるようです。

千葉ロッテからは、私達が2月に0−7で負けたチームからも2名選出されています。素晴らしい投手でしたが果たして全国レベルではどうなのか?

子供達の最高峰を決める水戸も楽しみですが、こうしたプロ野球と同じユニフォームを着て選抜されたチームでの戦いも子供達は喜ぶでしょうね。

ホームグランドの福岡有利か?
日本一のチームがいる大阪が強いか?
それとも監督の采配が左右するか?

広島ジュニアチーム
達川監督がちょっと曲者ですね^^
posted by metoo at 13:40| 千葉 ☁| Comment(10) | TrackBack(3) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月25日

ボールはキレル

「そんな事は、もう知っているだろう」
子供達に使ってはいけない言葉ですが、
「そろそろ気がついてもいいだろう?」
6年生くらいには、自分から感じ取って欲しいです。

kireruhidari.jpg
左打者の打球のキレ方です。

kirerumigi.jpg
右打者の打球のキレ方です。

kireru.jpg
頭の中にはこんな図を入れておいてもいいでしょう。
(右打者)

打った瞬間にボールには強い回転がかかり、投手でいうカーブやシュート回転、横の回転がかかるケースがあります。ゴルフで言うとスライスとフックを子供達に伝えてあげなければ、ライト線のフライが、あらららら?スリーベースになってしまいます。

ボールがきれて行くのが解りやすいのが、卓球だと思います。体育館などで練習する機会があった時は、フライをわざとスライス、フックを打ってあげると解りやすかったです。

もう一つ回転してきれて行くと言えばフリスビー。
これも打球がどんどん逃げていったり、戻って来たり、回転を予測しながら動く事が練習できます。

外野だけでなく内野ゴロにも回転の影響があります。
左打者の三遊間ゴロ
ショートから見るとドンドン三塁へ逃げていきます。
右打者の一二塁間ゴロ
セカンドから見るとドンドン一塁へ逃げていきます。


と言う事は、ノッカーはどうしたら良いのか?
ココも重要です。
シートノックは投手を向いて打ってはどうでしょうか?
ライトフライを打つのに、
ライトを向いて打っては回転が違ったフライになります。
投手を向いて、流し打ちの回転をライトに教えなければいけません。

低目を引っ掛けたサードゴロ
高目を叩きつけたレフトフライ
アウトコースをおっつけたセカンドゴロ

などなど、実際に子供達が打った後のフォームもまねして、ノックをしてあげてはどうでしょう。
posted by metoo at 14:11| 千葉 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月24日

レッグウォーマー

leg.jpg
「寒い冬こそ熱くなれ!」
今日ご紹介する商品は、X'masに私の母親からプレゼントされた
「レッグウォーマー ダウン入り」
マジックバンドで足首に巻きつけるだけで、足がぽかぽか暖まる。軽くて圧迫感がないので寝てる時も、会社に行くスラックスの下でも違和感が全くありません。

こんなので暖かい訳が無い!
全く信じていませんでしたが、これが効果抜群で驚きました。

どこで?いくらで?売っているのかは、母親が知り合いおばさんに頼んで買ってもらい、そこから送ってもらったので不明です。オークションなどでも検索しましたが見当たりませんでした。


野球メーカーからはこんな商品も発売されていました。

SSK レッグウォーマー 
sskleg.jpg


デサントレッグウォーマー
desanleg.jpg

お年寄りグッズには、最強ポカポカ商品が隠されているようですよ。
「親父達よ、おばあちゃんグッズで熱くなれ!」
なんてね^^

メリークリスマス^^
posted by metoo at 13:57| 千葉 ☀| Comment(16) | TrackBack(0) | 買っちゃった^^ | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

ヒットエンドラン

最近「Hit&Run」が届かないなぁ〜と思ったら、
年間購読が終了していました^^
「守備隊形」「スーパー戦術」は参考になるので、
これからも目を通そうと思います。

と言う事で今回はヒットエンドランの守備について、
子供達と話をしました。

今見ている6年生合同チームは、4つのチームで構成されています。私達チームの戦術と、他3チームの戦術には当然、違いがありました。

私達チームは
ランナー1塁 ヒットエンドランをされた場合
「捕手が捕ったらベースに入る」
「ショートがベースに入る」
「ベースを見ないで入る」


この約束をするだけで、ヒットエンドランを最小限に防げます。
ショートゴロがレフト前ヒット!
セカンドゴロがライト前ヒット!
そんな場面も防げるでしょう。
私達チームのやり方を、他3チームにも統一してもらいました。

追記です---------
盗塁で二塁ベースに入るのはショートにしています。
セカンドは送りバントの可能性が多いので、ファーストベースカバーに走らなければいけません。バントの構えを見たら、一二塁間の真ん中くらいまで寄せます。右打者でも左打者でもセカンド盗塁はショートと私達チームは決めています。ヒットエンドランで三遊間を抜かれても、少年野球はなかなか一塁ランナーは三塁までは進めません。逆にライト前ヒットを警戒した方が良いと思っています。

捕手が捕ったのを見て、二塁ベースにショートが入るタイミングも難しいです。
このタイミング練習は時間を費やしました。
キャッチャーが捕ってから、どのくらいの距離でセカンドベースに入れば間に合うのかを子供達にやってもらいました。若干ショートが二塁ベースよりになりますが、ダブルプレーシフトと考えても良いと思います。

投球練習が終わる最後にキャッチャーが
「ボールバック!セカンド行くぞ!」
二塁に投げるこの時にも「
捕ってから入る」
を見せ付けておきます。
------------


解りやすくする為に、1.2塁の時の図です。
hr002.jpg

hr001.jpg
1塁走者が盗塁する
「走った!」の声で、
「捕手が捕る前に」
「ショートとセカンド2人が」
「2塁ベースを見ながら二塁ベースに動いてしまう」
三遊間、一二塁間が、がら空きの守備体系。
このチームが、私達以外の3チームの戦術でした。

同様に、ランナー2塁からのヒットエンドランでも、
「走った!」の声で
「捕手が捕る前に」
「サードが三塁ベースを見ながら動いてしまう」
サードゴロがレフト前ヒットになってしまいます。

いろんなパターンがあるでしょうが、例えば最初に1塁に出たランナーの1球目、盗塁させずに「走った!」ベンチから声を出してみましょう。それだけで相手の守備体型が動いてしまうチームもあります。ストライクが集まってる投手、バッター有利でストライクをとりに来るカウントでヒットエンドランでもいいでしょう。

これは私達チームの守備体型です、皆さんのチームとは異なる部分もあると思います。いろいろなチームのコメントお待ちしてます!
posted by metoo at 00:48| Comment(10) | TrackBack(1) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月19日

グローブの型作り

新しいグローブの型作りは、ドキドキしますね。
というか今回は私ではなくkohにやらせるんですが、それでも一緒にドキドキします。

@スポット作り
A折り目作り
B柔らかくする

この3つが型作り作業の項目だと思います。

その1
まずはベタベタにオイルを塗り捲りました。
グローブの紐にも歯ブラシなどでしっかり塗ります。
いつものM社の固形オイルを使いました。
(一番安いのをいつも買っています^^)

gt001.jpg

グローブの紐は乾いていると切れやすくなるので、スキマから歯ブラシで紐の裏面までしっかりと縫っておきます。
緑の点線は折り目位置の予定です。

その2
オイルを塗ったら、モミモミしながら、ひっぱったりクネクネさせて、柔らかくしました。

その3
いよいよ、スポット作りに挑戦!
グラブハンマーなど持っていないので、替わりにトレーニングボール(ちょっと重たいボール)を我が家は使っています。

gt002.jpg

右の写真が、今回スポット作りの目安です。
今回はトレーニンググラブ用なので、グラブの中心にスポットを作ろうと思い、土手側からきつく(赤い線)(ピンクの線)(水色の線)の順で、傾斜を弱くしていこうと思います。

これで、バシバシバシバシ、
テレビを見ながらバシバシバシバシ!
途中で何度か私がチェックしてあげて、
「土手に向かって、ここをもっと深くしてごらん」
などアドバイスをしてあげました。

その4
折り目作り
PORBの折り目は、ウェブと人差し指の間でいけそうなので(緑の点線)、今回は折り目は特につくりませんでした。
普通のグローブでしたら、折り目を決めて、クッションの上でバットなどで叩いています。

その5
スポットを作りたいところに、ボールをはさんでひもでグルグル巻きにして、ベットやふとんの頭のあたりか足元で(腰の下辺りだと寝づらい)押しつぶすようにして、型を作っていきました。

gtoo3.jpg


参考になったグローブ型作りのページです。

AMUスポーツさん
5段階で湯もみ型付けが説明されています。

グローブ大学さん
型作りについて詳しい説明があります。

わいさんお勧め「スポーツセンター甘曰市」店長さん
湯もみ型付けの動画が見れます

その他
自分でグラブを湯洗いされた方のページ
古くなったグラブを自分で洗って説明してくれてます。

<家庭で簡単にグラブを柔らかくしよう!!>
家庭で使っている「蒸かしかま」で柔らかくする?

グラブを柔らかくする方法
某掲示板の過去ログです。
[101]野球少年 03/11/03 20:16 2MSV.Ppw4zg
一応本当はhttp://www.bandai-sp.com/2002baseballhanbaikatatuke1.htm
なんですよね・・・やっぱり同業者に見られたくないみたいなので、
URLが違っていましたが、1を2に変えたら出てきました。



=追記=
昔は自分でブローブの型を作っていましたが、
スポーツセンター廿日市さんの衝撃の型作りを知ってしまってからは、
店長の八幡さんに型作りをお任せしています。

詳しくはスポーツセンター廿日市さんのページをどうぞ。
posted by metoo at 00:42| Comment(47) | TrackBack(0) | 手の平捕球 | 更新情報をチェックする

2005年12月16日

バント

ici001.bmp

バントです。
子供達はバントなんか嫌いで打ちたいのかなぁ〜と思っていると、
意外とバントが好きな子供もいるようです。

@バットとボールが見える位置でバントしよう

bant001.jpg


Aサード側へファースト側へ
前の手は方向指示器(舵)で方向を変えてみよう

bant002.jpg

Bなるべく前でバントしよう
せっかく良いバントでも、ファールになったらもったいない。

bant003.jpg

Cかまえが遅いと打っちゃうぞ! 
「かまえ送れないように」
ジャンで踏んで、ケンではもう構えるようにして、
ポンで「後ろの手で卵を捕るように」優しくボールを捕る感じです。


bant004.jpg

Dバスターも同じリズム
体重がしっかりと後の足に乗らない子は、バスターだとしっかり打てるかも?

bant005.jpg

Eセーフティーバントもリズムでやってみよう!
タンタタンのリズムを、タンタgo!で走り出すと解りやすいよ。
ファールでもいいから、ライン際を狙おう!

bant006.jpg
posted by metoo at 11:28| Comment(22) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

仰木 彬

ohgi.jpg

1995年阪神淡路大災害
「がんばろうKOBE」
このユニフォームを袖に縫いつけてリーグ優勝
翌1996年オリックスを日本一に導いた仰木マジック。
KOBEがんばれ!私も心から感動しました。

野茂、イチロー、田口、吉井、長谷川、立花龍司
仰木監督がいなければ、今の日本人メジャーリーガーはいなかったかもしれません。

野球界への活躍を感謝します。
ご冥福をお祈りします。


仰木監督の詳しいプロフィールはWikipedia 仰木彬でどうぞ。
posted by metoo at 01:18| Comment(8) | TrackBack(3) | 私の好きな選手 | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

PROB

prob.jpg

今年のkohのクリスマスプレゼントです。
久保田スラッガーのPROB を買ってあげました。
(PROBは久保田スラッガーのトレーニンググローブの型番だそうです。正式にはKSG-PROBプロビーと私は読んでいます)

本人はR社のオーダーメイドをリクエストしましたが、4万を超える価格に当然却下です。

中学で硬式に進むか、軟式に進むか、まだ決めていないようですし、当然ポジションも決まっていません。PROBは硬式、軟式と両方使えるようですし、小さめのトレーニングクラブの必要性を考えてプレゼントしました。

近所の野球専門店の店員さんには、いつもお世話に成っており、いろいろアドバイスやグローブについても話をしてくれました。
(近所の甲子園出場高では、1年生はPROBしか使わせてくれない野球部もあるそうです。)

実際にはめてみて、小学生はこの大きさで十分ですね。チームのみんなにも勧めやすい価格ですし、しっかりとした捕球練習の効果がありそうです。

湯もみ型付け を頼もうか、職人の型作りを見てみたい気もしましたが、本人の希望で今回はkohに自分で型を付けさせる事にしました。(次回は自分のグラブで湯もみしようと思います)
牛乳お手入れ も進めましたが、「くさそう」この一言で全く受け入れようとはせず、自分で1から型作りをしたいようなので、アドバイスや口出しは止めておこうと思います。

今までは大手グローブメーカーを愛用していましたが、
今日から久保田スラッガーの仲間入りをさせて頂きます。
PROBはkohにとって、一生の思い出になるグローブになって欲しいです。
どうぞ、アドバイスをいろいろとお願いします。
posted by metoo at 00:15| Comment(42) | TrackBack(1) | 買っちゃった^^ | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

ランナーコーチ

「2塁ランナーがヒット一本でホームに帰ってくる」

アウトかセーフか?ぎりぎりのタイミング!
野球の醍醐味でもある、本塁でのクロスプレー。

ここで重要なのが三塁ランナーコーチ
手をぐるぐる回して「回れ!回れ!」
両手を広げて「ストップ!」
タイムリーヒットで1点を狙うのか?
チャンスを広げて、次打者に期待するのか?
いろんなケースが予想され難しい判断です。


こんな実験をしてみました。

三塁を回ってホームベースを踏むまでの時間。
3.4秒から4.0秒
速い子遅い子が別れます。

レフト,ライトの捕った瞬間からホームベースまでの時間。
(ノーカット)
2.7秒から3.4秒
センターからは
2.9秒から3.5秒
カットをすると0.6秒から0.8秒プラスされました。

守備位置にも捕った位置にもよりますが、
ノーカットは約40mでワンバウンド。
肩が良い子供は45mでもいけました。
50m付近では内野手カットが必要と判断できました。

では
ランナーコーチが、二塁ランナーを三塁から回させるには?
「外野手がボールを捕った」と「ランナーが三塁を踏んだ」
このタイミングが一つの材料になると思います。
(外野が捕った位置、外野の肩、いいボールが返って来るか?点差アウトカウントもありますが)

一番遅いランナー4.0秒
一番遅いバックフォーム3.5秒
とすると

「外野手が捕った」「ランナーはまだ三塁を踏んでいない」
これは当然ストップかもしれません。

「ランナーが三塁を踏む」「外野はまだ捕っていない」
これは腕を回して、ホームを狙って良いと思います。

こんな考えをランナーコーチには伝えておきます。

二塁ランナーはレフト前ヒットは、ちょっとだけ自分で判断できますが、センター前ヒット、ライト前ヒットは全く自分で判断ができません。ランナーコーチを見ながら走りましょう。

ランナーを二塁においてのゲームノック練習
ランナーコーチの判断
こんな練習も必要になってくるでしょう。
posted by metoo at 12:11| Comment(12) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

スライディング

以前、どちらかのブログにコメントさせて頂きましたが、
試合に出場させる子供
試合に出場させない子供
この境界線を自分なりに作りました。

こんな事件というか、事故がありました。

 三塁を回ってクロスプレー
 スライディングを怖がった選手は駆け抜けようとして、
 捕手の足に引っ掛かり転倒
 左手から転げ落ちて手首を捻挫、2週間の安静と診断されました。

 二塁盗塁した相手チームの小柄な選手
 スライディングできずに、ショートにぶつかり跳ね返されて転倒 
 ケガにはいたりませんでしたが、お互い危険なプレーでした。


自分がケガをしてしまう。
相手チームにケガをさせてしまう。

危険が予想される子供達には、残念ですが、まだ出場させるわけには行きません。楽しい野球を子供達にプレーしてもらいたいからこそ、予想される危険を未然に防ぎたい。それが指導者の役目と思います。

スライディングを上手にできるようになるには,まず、子供達から恐怖心を取り除いてあげなければいけません。地面へドスンとおしりをぶつける痛みが、子供の恐怖心ではないでしょうか。


低学年にスライディングを初めて教える練習です。

@すべりだい
すべる感覚を身につける、楽しいスライディング練習と思います。
 「お尻の真ん中は痛いよ!」
 どちらかのお尻ですべる事を教えてあげましょう
 すべり終わったら片足で着地して見ると解り易いでしょう。

A畳の部屋、体育館、ビニールシートの上などで
 滑りやすい場所で、今度は押してあげましょう。
 「どこが地面とこすれるのか?」おしり?ひざ?どのあたり?
 「落ちる」ではなく「すべる」感覚を身につけてもらいたいです。
 今度は足を引っ張ってあげます。
 この時に、後頭部をぶつけるので注意しましょう。
 「必ずあごを引く」事を注意します。

B砂山をこわす遊び
 ここから砂場でのスライディング練習です。
 走ってくる勢いが無いと上手にすべれません。
 勢いが無いと、よけいドスンと落ちる痛みが頭をよぎります。
 「高い目線だと怖いよ、低い目線は怖くないよ」
 最初はゆっくり助走をつけて、すべる時はひざをやらかく、
 腰を落としながらでいいので、目線を下げさせて見ましょう。

砂場に子供たち得意の砂山をつくって、それをスライディングでこわす遊びから始めると、楽しく覚えられると思います。
 
 もう一つ注意点は
 「手を付かない、両手バンザイでスライディング」
 もしくは、砂や、手袋を握らせてすべると解りやすいです。
 ドスンと落ちると痛いので、自然と手でお尻をかばってしまいます。
 これが危険で、手首をグキッとやってしまいます。

3つの注意点
「ドッチのお尻でドコですべる?」
「あごを引いて」
「スライディング、バンザ〜イ」

決して試合をさせないわけではありません。試合はどんどん出場させてあげたいです。しかし野球は18人いないと試合ができません。一人でもケガ人を出したくないので、試合に出るための目標と低学年には、位置づけています。


高学年には3つのスライディング技術
T:ヘッドスライディング
U:すぐ立つスライディング
V:手でベースタッチスライディング

この3つのスライディングへと教えていきます。

T:ヘッドスライディング
一塁牽制の戻る時だけ、と教えています。
二塁三塁牽制は、右足から戻らせます。
これも砂場で練習します。
リードの体制から
「かまえて!」の合図で、左(一塁ベース)を向いて
左ももとお腹をくっつけます。
「飛べ!」の合図で右手をのばしてヘッドスライディング
この時も、目線が高いと怖がります。
左ももとお腹をくっつけて、
「目線を下げると怖くないよ」と伝えてあげます。
tobe.jpg

U:すぐ立つスライディング
2塁盗塁の時に役立ちます。
基本はバンザイスライディングですが、
コツはスライディングしながら重心を、顔を前に持っていくと、すぐに立ち上がれます。
2塁盗塁は、左お尻すべりだと捕手からの送球が、顔面直撃の可能性があります。右お尻すべりだと、背中に送球が当たってあまり痛くないですし、暴投がセンターに転がるのが見えます。
でもイチロー選手は左お尻すべりです。歩数を合わせているのかな?どっちでもいいのかな?
base002.jpg
追記
普通のスライディングよりも、手前からすべると、ベースを踏んだ勢いで前重心になり、立ち上がりやすいと思います。

V:手でベースタッチスライディング
本塁へのスライディングで、捕手のタッチをよけながら回り込むように、ホームベース側の手でタッチします。本物のホームベースの1m後に偽物のホームベースを置いてあげて、偽物に左お尻すべりして、左手は本物にタッチすると解りやすいです。
base001.jpg

個人的にはスリーベースヒットで三塁ヘッドスライディング、ガッツポーズを決め、砂を叩かない泥だらけのユニフォームが好みです^^
posted by metoo at 00:30| Comment(20) | TrackBack(0) | コーチング | 更新情報をチェックする

2005年12月12日

サドンデス負け

昨日の試合は、1対1の延長サドンデスに持ち込み巻した。
相手は「アウトコース低目オンリー」コントロールのお手本のような投手。スクイズで1点先制され、2アウト2塁からポテンヒットで追いつきサドンデスに突入。

前の回で終わった打者から、1塁ランナー、2塁ランナー、3塁ランナー、1アウト満塁から、先行の私達の攻撃。

ここでセンター前タイムリーヒットが、
(サドンデスで外野は極端な前進守備)
センター捕ってセカンドを踏んでファーストへ
あわや、センターゴロゲッツー???
何とかファーストセーフで1点先取!

1点リードのまま裏の守りへ。
ここでレフトファールグランドへのフライ
捕るか捕らないか?
●捕ればタッチアップ
●捕らなければファール


どうするオレ?(オダギリジョーっぽく)

私の声は「タッチアップ!」
タッチアップゲッツー試合終了を狙った私。
他のコーチは「捕るな!」
同点ならファールでも良いでしょうが・・・
難しい判断です。

レフトは迷わず捕って、バックフォーム!
ランナーと送球が交差してセーフ
この場合は
「捕手はファールグランドで送球を構え
ランナーと交差しないように」
ファールグランドからのタッチアップなど教えていなかった!

その後、タイムリーヒットでサヨナラ負け。
子供達は、最後まであきらめず頑張りました。

結果から次の対策を考えれば、アーすれば良かった、コーすれば良かった、いろいろ次に活かせる場面が多く見つかった試合でした。
エラーで負けたわけでも、送球ミスで負けたわけでもなく、ちょっとした考え方の指導不足で負けた。

勝てばベスト4、来週、準決勝、決勝だったのになぁ〜
悔しい気持ちもありますが、
野球の楽しさを、改めて知った試合でした。

posted by metoo at 11:53| Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月10日

ホットレモン

hotlemon.jpg

寒い季節がやってきましたね〜
そこで私達チームの人気商品のご紹介です

カルピスから発売された
ホットレモン10/24発売
ホットアップルティー10/24発売
ホットゆずかりん11/14発売
(私は決してカルピスの社員ではありません)

濃縮タイプですので、お湯で5倍くらいに薄めて飲みます。
これが子供達に大人気です!
1位ホットレモン
2位ホットアップルティー
3位ホットカルピス

お母さん方にお湯を準備していただくのですが
1本で16杯分と書いてありますが
20杯分くらいはうすめて飲めます(><)セコイ
お値段は440円くらい
ビタミンCもたっぷりと書いてあります

「レモン1つくださ〜い」
「はい レモン一丁!」
子供達から注文が入ると、お母さん方はバーテンダーのようです

寒い冬は体の芯から暖めてあげたいですね^^
posted by metoo at 00:25| Comment(14) | TrackBack(1) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

ステイバックを子供達に

ステイバックをいろいろ考えてきましたが、
では実際に、子供達にはどうやって何を教えようか?
要はここなんですが、私は子供達に教える事を好みません。誰かに教わる前に「自分で考える野球」をクセ付けたいからです。

ステイバックを簡単に言う「前に強く打とう!」とこの言葉で終わってしまいます。実際に、投げよう、打とう、蹴ろう、と思う瞬間は何も考えていないはずです。
「後ろ足で進んで前足でしっかりと支える」ここを「考えながらの練習」が必要になって来るでしょう。


前にも書きましたが、子供に力はありません。力ではない部分、考え方や技術論、知識を私は子供達に伝えなければと思います。
「この子は体が小さいから力が無いなぁ」
こんな事を考えるならば、指導者が力など使わない打ち方を考えればいいだけです。

力ではない部分と考えると、イチロー選手が頭に浮かびますした。イチロー選手と外国人選手を比べたときには、失礼ですが大人と子供くらいの対格差があります

ではイチロー選手は外国人選手と、何が違うのか、何が勝っているのかを考えると、筋力よりも、体の使い方ではないでしょうか?

イチロー選手の特徴をいくつか考えると
@投手へ向かっていく体重の使い方
A骨盤前傾の使い方
Bバットの使い方

この3つを子供達に指導してみようと思います。


@体重の使い方

腰のキレ、骨盤の急激な回転には、
後ろ足から前足の力強い移動が必要です。
まずは後ろ足に体重を「乗せる」をしなければいけません。
一本足打法や振り子打法など、何でもいいです、大きく後に体重を乗せることを考えさせましょう。

小山氏の「斜め軸」(奇跡のトレーニングより)
股間節、膝関節、足首の関節の直線ラインに、骨盤をかぶせるようにする。
骨盤から三関節のラインで地面を押すと、大きな大きな力を楽に発揮してくれる。

池上氏の「アラインメント」(三軸修正法より)
関節は接触面積が大きいほど、働く力は少なくて済む。


この2つを活かします。
骨盤、股間節、膝関節、足首の関節を、まっすぐなイメージで体重を後ろ足に乗せます。

この時に、ひざをグッと曲げたり、足首にグッと力を入れては、力を使う事になってしまいます。これを鍛えて力強くしてもいいのでしょうが、子供達への指導です。力を使わずに股関節を回す方法を考えます。

ここで松井秀喜選手のバッターボックスに立つまでを真似してみます。松井秀選手は打席に入るとき、前足(右足)で地面をほじくった所に後ろ足(左足)を置きます。

よ〜く見る瞬間がありましたが、はっきりとは確認できませんでした。
そこで一つの仮説を勝手に私が考えました。陸上競技のスタート台(斜め台)を作っているのではないか?穴を掘って後ろ足を斜めに、親指下がり小指上がりに立って見てはどうか?
(間違っていたらゴメンナサイ^^)

これで後ろ足の「斜め軸」が、作りやすく、解りやすいと思います。体重が後ろ股関節に乗れば、いつでも前に進んでしまう、後ろ足の準備OK状態です。

kotuban.jpg

後ろに体重が乗ったら、私は前に倒れるように、前に進みます。
(力強く押すのではなく、自然と投手に向かって倒れます。)
投手に向かって、ステップが大きいほど併進運動も大きくなります。この併進運動の大きさが、次のステイバックにつながる大きな力だからです。

後ろ足から、倒れるような投手に向かっての大きな併進運動は、
前足の着地で、しっかりとふんばり返し(ステイバック)
前足股関節が、強く伸び上がるような支点を作り
後ろ足骨盤は、投手に向かってぶつかるような強烈な押し出しで
腰のキレが生まれると思います



私の体重移動の考え方は
力を入れなくても、倒れていくような運動をしっかりと前足で支えるだけで、骨盤が自然と力強く回ったほうが、子供には良い方法ではないか?
と言う考えです。

A骨盤前傾の使い方

「骨盤前傾」
股間節、膝関節、足首の関節の直線ラインに、骨盤をかぶせるようにする。

kotuzenkei.jpg
おへそを前に突き出して、
おち○ち○を引っ込めるのが
骨盤の前傾です

その反対、おへそを突き出して、
お○ん○んを突き出すのが、
骨盤の後傾です


骨盤が前に傾いているのが欧米人
日本人は背骨から曲がって後傾が多いそうです。

普段の日常生活から、前傾を心がけていた方がいいようです。

Bバットの使い方
腰のキレが、上半身より先に起こると、上半身は下半身に追いつくようにしなり出し、腕は最後に追いつくようにスピードが加速してきます。
(実際は、この下半身から生まれる加速は、肩甲骨までしか伝わらないようです。)

この時に、バットは体の近くを回らないと、バットが遠回りしてしまいます。
バットは体の近くを回り、縦に落とすように振ると、バットは腕よりもスピードを増して、しなり出すと思います。


小さい体、小さい体重、小さい筋力 
子供達を考えると
体に無理をさせない、負荷を最小限に抑える、それでも最大限に体を使える打ち方が、私が子供達に教えたい打ち方です。

もちろん大人は、プロ野球選手はいろいろな打ち方をもっと生み出しているでしょう。
どれが正しい、これが間違っている、とは考えられません。皆プロ野球選手です、全てが正しいでしょう。

「答えはいっぱいある」
野球選手には、子供には、もちろん指導者にも
それぞれの個性があって良いと思います。

posted by metoo at 05:59| Comment(14) | TrackBack(0) | ステイバック | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

ステイバック してますか?

muro01.jpg
ハンマー投げ
室伏選手親子が生み出した
「倒れこみ」
というハンマー投げの技術です。
ハンマーの重みを利用して、遠心力を加速させるには、半径が大きい方が有利だと書いてありました。

このハンマー投げを、子供達に真似させてみました。

コンビニの袋に砂をいれます。
これを遠くに投げて競い合う遊びです。
どんな投げ方でも良いのですが、よ〜く観察すると
投げ終わった後に、
前の足でしっかりと支点をつくり、後ろの足が浮き上がります。
前の足が浮いて、後ろの足だけで立っていた子供は
一人もいませんでした。


syukici.jpg
サッカーのキック
サッカーで最近多く見かけるようになった
「こすり蹴り?」ボールに強く回転をかける蹴り方?
倒れる方向が三軸のように感じます。
(小山氏の「クロスキック」も確かこの形?)


miruc.jpg
キックボクシングのハイキック
私の友人がキックをしていて、たま〜に教わる事があります。
やはり、後腰を強くぶつけるように、
腰からひざ、足首へとしなるように出すようです。

3つのスポーツから共通点を探すと
(もちろん野球とは違うでしょうが)

後ろの足から前の足への強い体重移動を
前の足でしっかりとふんばり返して回っている

「ステイバック」がいろんな回転する競技にも、使われているのではないでしょうか?

野球で考えても、ピッチング、バッティング
同じ事が言えると考えています。

それが王貞治さんの動画にも表れていると思います。


王選手の800号ホームラン
800oh.jpg

おまけ画像
756号の後ろで、ナナメ飛びでウケを狙う張本選手
harioh.jpg
posted by metoo at 13:20| Comment(4) | TrackBack(0) | ステイバック | 更新情報をチェックする