2005年10月27日

ボビー・バレンタインとフィル・ジャクソン

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左写真ビールかけのボビー  左ジョーダン右フィル・ジャクソン
千葉ロッテの優勝は、何といってもボビー・バレンタイン監督の手腕だったでしょう。
では、ボビーの何が素晴らしいかを考えた時、昔、本で読んだ、ある人物と、同じような考えだったのを思い出しました。

NBA元シカゴブルズヘッドコーチ
フィル・ジャクソン
バスケットボールといえばマイケル・ジョーダン(シカゴブルズで3連覇を2度)この時の監督(ヘッドコーチ)がフィル.ジャクソンでした。

フィル・ジャクソンは、スーパースター、ジョーダン中心のプレーから、トライアングルオフェンスという三続形の攻撃に変え、ジョーダンの負担を減らし、全員がボールにさわるようにパスをまわし、全員にシュートをさせるシステムを作り上げました。また、ベンチ入り12人に、決められた出場時間をつくり、毎試合出場時間を与えて、毎試合同じ時間休憩をとり、試合の最後(48分間)まで、誰もが疲れないシステム、誰もが試合に集中できるシステム、を考えました。

当時のバスケットチームは、先発5人の選手を固定して使い、終盤には疲れて補欠を出す、このようなシステムをフィル・ジャクソンは変えて、シカゴブルズを優勝に導きました。

ボビー・バレンタイン監督とフィル・ジャクソンヘッドコーチ
「年間を通じて25人が、
同じ気持ち、同じ体調、で戦えるシステム」

これが日本一の原動力ではないでしょうか?

阪神には休養はありませんでした。
日本シリーズも疲れを感じながらのプレーに見えました。
ロッテには休養がありました。ケガ人がいません。
1年の疲れを感じさせないプレーをしました。

阪神はパリーグプレーオフの時間の過ごし方を、中日落合監督に続き、今年も失敗しました。
シーズン中に、休み明けの試合経験が無いからでしょう。
ロッテは休養の使い方を、シーズン中から練習していました。

「この時期に、チーム全員がここまで元気だったのを見たことがない。卒督のすごさを挙げるなら、この一点に尽きると思う」。
渡辺俊投手の言葉通りではないでしょうか。結果論ですが、日本シリーズが始まる前から、日本一は決まっていたようなシリーズに思えました。

全146試合に出場するのは「ファンの為」と考えるのはファンとしては嬉しい事です。まさにプロフェッショナルと言えると思います。
しかし、疲れていても、調子が落ちても、試合に出る。それがチームの勝敗に大きく左右されるならば、チームの一員として、間違っていると考えるのがプロです。

フィルジャクソンが「禅」に学んだ事は
「無私の心」
私事の考えをなくし、チームの優勝だけを、
25人みんなが、同じ考えと、役割を持ち続けた。
フィル・ジャクソンとボビー・バレンタイン
両者ともに、素晴らしい監督ではないでしょうか。

来シーズンは今日から始まりました。
ヒルマン日本ハム監督は、休養させています。ブラウン広島監督もそうするでしょう。
プロも少年野球も同じでしょう。
「疲れが見えたら休ませる」
このシステムを、日本人監督は取り入れるでしょうか?
posted by metoo at 00:05| Comment(10) | TrackBack(4) | 私の好きな選手 | 更新情報をチェックする