2005年09月16日

お母さんの為の少年野球 打撃編

子供達がチームで練習している事を、お母さん達にも知ってもらった方が野球は楽しく見れるのではないでしょうか。また、家族での練習や子供との会話に役立てて頂ければと思います。

私達のチームは、ジャンケンポン打法と言う名で、
打撃のタイミングを合わせる方法を取り入れています。

難しい言葉でいうと「シンクロ打法」
シンクロとは同調という意味で、ピッチャーと同調しよう、
ピッチャーとリズムを合わせようと言う意味です。
これは手塚一志さん「バッティングの正体」「うねり打法ビデオ」などから学んだ事です。

まず、テレビのプロ野球中継で気をつけて見てもらいたい点です。
バッターボックスに立った選手の投手側の足です。

イチロー選手で見てみましょう。
投手側の足、イチロー選手の右足カカトだけを見てください。



投手の足が上がって、イチロー選手の投手側の足(右足)のカカトが
「クン」
一回地面を踏みました。

この「クン」の動きを、プロ野球選手でしてる選手がいっぱいいます。
プロ野球を見るときに、ここを気をつけてお子さんと見てください。

この動作を
「踏んで」と呼んでいます。

この「踏んで」をいつするか?ピッチャーが投げる動作のどこで「踏む」か、もう一度、イチロー選手のビデオを見てみましょう。

いろんなタイプの投手、いろいろな打者のタイプもありますが、
「ピッチャーの足が上がって、おしりが下がり始める瞬間」
振りかぶって、足を上げて、重心がスッと落ち始める瞬間が必ずあります。
この瞬間に「クン」と踏むことによって、投手と同調(シンクロ)リズムを合わせて、タイミングを合わせようとしてます。

kun01.jpg

実際には3種類のタイプがあります。
子供が合わせやすいタイプを探してみましょう。
kun02.jpg

「踏んで」の次に「乗せて」
体重をキャッチャー側の足に、踏んだいきおいで乗せ返します。
キャッチャー側の足の股関節に体重を「乗せる」
というと難しいかもしれませんので、
「キャッチャー側の足だけでしっかりと立って見よう」
と言葉を使いました。
「クン」で踏んで「ウン」で乗せる
音で言うと解り易いかもしれませんね。

「踏んで」「乗せて」
あとは乗せた体重で「振り切る」だけです。
少年野球には変化球がありませんので、このリズムのまま振り切ってください。
「コツン」と当てに行ったら、
「人生フルスウィング!」
バッティングは人生そのものです。
「そんな中途半端な子供に誰が育てたの(^^;」
中途半端なスウィングいけません。ここだけは叱りましょう!

「振り切る」ためのコツですが、イチロー選手のように
ボールに息を「フッ」と吹きかけるように打つと、
腹筋がしぼられて、体が前に突っ込造だり、伸び上がってしまう事が抑えられ、下半身の力がうまく上半身に伝わるようです。
「クン」「ウン」「フッ」で振り切ることだけ意識してみましょう。

ichiro.jpg

このリズムが
クン →「ジャン」で踏んで
ウン →「ケン」で乗せて
フッ →「ポン」で振り切る

ジャンケンポン打法と子供達に解りやすい名前にしました。
NHKで手塚さんが子供達に教えていたの見て、大人から子供までみんなで取り入れています。

選手によっていろいろなタイプのシンクロがあります。
例えば、バリーボンズ選手、バットをゆらしながら、投手とシンクロしてませんか?
カカトでなくても、バットを使って、手首を使って、いろいろなシンクロはできます。
こんなタイミングの合わせ方もあるんだ、などお子さんと研究されても面白いと思います。

この打ち方ができたからと言って、全て上手く行くわけではありませんが、少しでもお子さんと一緒に野球が楽しめればと思います。
ラベル:タイミング
posted by metoo at 00:06| Comment(13) | TrackBack(1) | タイミング | 更新情報をチェックする
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