
「捕る」というグローブを使った動作を子供達に説明する時に、算数の「面」と「角度」を習ってからにします。
グローブを「面」と考えるには、ダンボールで作ったグローブが便利でした。
グローブを買えない貧しい国の子供達は、ダンボールを切ってグローブにして遊んでいるよ、皆もつくってごらん。一緒に作って練習道具にしました。
「面」に対してボールを90度にあてないとボールを横に後ろにはじいてしまいます
横から見ても、上から見ても、90度 直角 12時15分時計のはりの角度 この意味を学校で習ってからにしましょう。

ボールが落ちてくるフライに対しても「面」は90度であてる。
難しいショートバウンドでも「面」を手首をそり返すようにして90度に持って行く事を練習しました。

川崎選手の右手は ふた です
同時にグローブにふたをする、この事も一緒に練習したいです。
なぜふたをするのか?
次にすぐ投げたいから、すぐにボールに触りたいから、などと思います。
両手で捕ると言っても、外野手のタッチアップ捕球の両手とは異なります。
ダンボールグローブでまずは内野手の「ふた捕り」を練習してからがいいでしょう。
「面」を算数で習ってる子供なら「正面」も通じやすいと思います。
私達のチームの正面は、
「へその前」
これを正面と呼ぶようにしています。

左の絵は両足は正面を向いていますが、へその前ではないので正面とは言えません。
右の絵はボールに対してへその前で捕っていますので正面と言えます。
無理して両足が正面を向くように回りこんでも2.3歩遅くなります。
無理して両足が正面に入ろうとしてボールをはじいてしまうケースもよく見られます。
瞬発力が凄い子供は両足正面に入れますが、それでも同様のケースが多く見られました。
バックハンドでの「面」90度練習が先に必要になってきますが、
「面90度」練習と
「へそ正面捕り」をあわせて練習
して見るのもいいと思います。
プロ野球選手の「へそ正面捕り」です

